バンコクからこんにちは! Yuka(@yuka_bkk)です。
わたしは日本の大学を卒業後、新卒で海外就職。インドネシア、ベトナムを経て、現在バンコクでお仕事をしています。2017年9月に、海外生活が6年目に突入します。
この5年間で海外就職する日本人は圧倒的に増えました。
わたしもしてるくらいですからね!
たまたまみつけたブログで、Twitterで。
もしくは、大学時代の友人の友人がベトナムで働くことになりました!とFacebookのタイムラインに流れてきて。
さまざまなきっかけで「どうやら、特別なスキルやめちゃくちゃ高い英語力がない日本人でも、東南アジアの国だったら働けるらしい」という話を知って、気になっている方がたくさんいらっしゃるかもしれません。
目次
海外就職経験者に話を聞いてみたら?
よくありがちなのが、海外就職してみたい!と思った方が
「海外就職に興味があるんですが、実際のところどうなのか、まず何からどうすればいいか、不安がいっぱいなんです!」
と相談する。相談された海外就職経験者は
「興味があるなら、やってみたらいいじゃん!」と回答。終わり。
いやいやいや。
やったことないから、わからないことが多いから質問してるのに!
喉元過ぎれば熱さ忘れる、あれですよね。
(悪気はないんです、でも忘れちゃうんです笑)
わたしもいまでこそ、自分の経験や海外就職した数多くの友人たちのリアルな話を聞いたりして、アジア海外就職がどうゆうものかわかるようになってきました。
5年前のわたしには身近に海外就職した知人友人もおらず、疑問だらけだったんです。
「アジア海外就職という選択肢があるんだ!わたしにもできるのかな?実際に海外就職したひとたちはどんなバックグランドで何を考えて、どうやって実行したんだろう?」
ちいさくてもいいから情報が欲しくて、ひたすらネットで検索していました。
冷静な視点で海外就職情報を語るブログは、意外と少ない
海外就職する人が増えるに伴い、海外就職に関するウェブサイトや個人ブログがものすごく増えました。けれども、長く続くものは意外と少ない。
海外移住直後は毎日が初めての連続で、あれもこれも、日本にいる家族や友人に伝えたい!書きたい!とブログを始めるんですが、続いても1ヶ月。だんだん「非日常」が「日常」になり、ブログに書くのがめんどくさくなってくるんです。
それはわたし。
ジャカルタでもホーチミンでも、友達への近況報告で始めたブログは最初は1日に5回更新とかだったのが、1ヶ月も経たないうちに更新が途絶えました(笑)あのブログ、どうなったんだろう。
海外就職に興味をもって、有益な情報が欲しい!と切実に思っていた当時のわたしに向けて、そしてアジア海外就職ってなに?と少しでも興味を持った方に「これ読んでみて!」と自信を持ってオススメする1冊をご紹介したいと思います。
アジア海外就職の道を切り開いた立役者!もりぞおさん
この方の存在なくして、いまの「アジア海外就職ブーム」はありえなかった!と言っても過言ではないくらい。
現在海外就職してアジア各国で働いているひとの中で、この方を知らないひとはいないのでは?
それが”海外就職研究家”の森山たつをさん。
通称「もりぞお」さん。
実際にお会いすると、頭の回転が恐ろしく速くて、行動力がすごい、緑色が好きな気さくなおじさんです(笑)
以前はフィリピンのセブ島在住でしたが、現在はカンボジアのプノンペンにいたり、たまに日本にいたり、とりあえず東南アジアのどこかにいらっしゃいます。
早稲田大学理工学部卒業後、日本オラクル株式会社、日産自動車株式会社にてIT事業を担当。その後、ビジネスクラスで世界一周旅行などを経て、東南アジアで海外就職活動を開始。
現在はその経験を活かして海外就職研究家として、日本人が海外で働く方法の研究をし、著書などで情報発信している方です。
もりぞおさんは「アジア海外就職経験者」であり「現在、海外就職者として働いているわけではない」という立場から、海外就職希望者を煽るわけでもなく、淡々と事実を語ります。
アジア海外就職って現在こうゆう状況で、全員に向いてるわけじゃないけど、あなたはどうする?
挑戦する?それなら、こうゆう順番でやるのがベストだと思うよ!あとね、こうゆう落とし穴があるから、気をつけてね!
というスタンス。
何よりすごいのが、その交友関係の広さによって、アジア中のさまざまな国で働く海外就職者たちや、アジア内でおもしろいビジネスを立ち上げている方たちから常に最新情報が集まっていて、もりぞおフィルターを通した情報を提供してくださることです。
「海外就職研究家」が冷静な視点で語る海外就職
ご本人がおっしゃってましたが「海外就職研究家も名乗ったもん勝ちだ!」と(笑)
最近読んだインタビューの中でも「海外就職研究家」になった経緯を語られていました。
「海外就職」って結局どんな感じなの?まず、それが知りたいんだけど、と思う方全員に、このインタビュー全文読んでほしいと思います。さすが海外就職研究家、メリットデメリット両方、今後の展望も含めて冷静な視点で語られています。
—どういった経緯で海外就職研究家になられたのですか?
もともと、新卒で日本オラクルに入社して製造業向けソフトウェアの開発を担当していました。その後日産自動車株式会社に転職、グローバル物流コストの削減プロジェクトなどを担当していました。
世界一周旅行なども経験して、2010年あたりから海外で働こうかなと思ったんですね。というのも、前職で製造業相手のIT関係の仕事をしていましたが、もうそろそろ日本国内で製造業の仕事をやっていたら仕事がなくなると感じたんですよね。
中国や東南アジアにどんどん工場が出始めた時期でした。じゃあ、ぼく自身が海外で働こうと思い海外就職活動を始めたんです。
アメリカやヨーロッパは当時景気が悪く、日本人が働く余地は全くありませんでした。
じゃあアジアに目を向けようということで、香港、シンガポールで製造業やIT関連の仕事を探したんですね。
結構仕事がたくさんあり内定も多くもらうことができて、せっかくだからインドネシアやタイなど他の国でも仕事を探してみました。
たくさん仕事はあったのですが、そうした国々が求めるのは25~30歳くらいの若い人で、逆に香港やシンガポールは僕くらいの年齢のマネージャークラスが欲しいみたいなんですね。
国によって求める人材が違うということなど、海外就職活動をする中で面白い発見がたくさんありました。それらをブログで発信しているとたくさんの反響があり、海外就職に関する本を書いてみないかというオファーを受けたんです。
当時は就職先を決めていたのですが、本の執筆にチャレンジしてみたかったので本を書き始めました。そこから海外就職研究家が始まった、ということですかね。
こうした実際の就職活動の経験から執筆された初めての本が「はじめてのアジア海外就職」
この1冊との出逢いが、わたしの人生を変えました。本の装丁が若干ださいんですけどね(笑)
もりぞおさんの本、どれか1冊なら迷わず「セカ就!」
わたしの人生を変えたのは「はじめてのアジア海外就職」なんですが、、、
その後、アジア海外就職について何冊も出版された中でわたしが一番オススメするのがこちら!
「セカ就!世界で就職するという選択肢」
海外就職に関する本の中で、無人島に1冊だけ持っていくなら?と聞かれたら、間違いなくこれを選びます。圧倒的な読みやすさ!(Kindle版も出ています)
海外就職して5年経ったわたしでも、ときどきふと読みたくなって、読みながら「そうそうそう!」と首がぶんぶんちぎれそうなくらい頷いてしまうリアリティがあるんです。フィクションだけど、限りなくノンフィクション。
「プライバシーに配慮して、人物が特定されないようにいろいろなひとのエピソードを混ぜています」と書いてある通り、「あ、これってAくんのエピソードだ」とか「こっちはBさんの気がする!」みたいな楽しみ方をしています(笑)
読後はなぜか「さて、明日からもがんばろっと!」と励まされる1冊なんです。
必見!定期的に連載されているコラム
もりぞおさんは本を出版されているだけでなく、定期的にオンライン上でコラムを連載されています。
ハフポスト日本版
もりぞおさんが連載している、ハフポスト日本版のコラム。
よくコメント欄が炎上しています(笑)
もりぞお海外研究所
上記のハフポスト日本版にも寄稿されている記事はありますが、もりぞおさんの活動が詰まった盛りだくさんなサイトです。
(おまけ)もりぞおアジア海外就職紀行
上記インタビューの中でも語られているように、「海外就職研究家」と名乗る前のもりぞおさんが2010年頃からスタートした世界一周旅行や東南アジア各国での就活が綴られたブログ。
いかにも「個人ブログ」といった洗練されてないブログデザインですが(失礼)、内容が面白すぎてぐんぐん引き込まれる。読むのを止められません。
特にジャカルタに就活に行くことを決めてからは、ブログ内の「ジャカルタ日本人現地採用事情」シリーズの記事を毎日毎日読んで、まだ見ぬジャカルタの街並み、そこでの生活を想像してワクワクしていました。
現地採用事情は、ビザ発給条件や待遇面でかなり変化してきているので、その点は参考になりませんが「事前情報がないところへ飛び込んでゆく」ときのドキドキや驚きがいっぱい詰まっていて、個人的に大好きなブログです。
まとめ
アジア海外就職について知りたいならまずこの1冊!と自信を持っておすすめできる「セカ就!世界で就職するという選択肢」と、著者(海外就職研究家”もりぞおさん)のご紹介でした。
これを読んで、ワクワクが止まらなくなったあなた!
アジア海外就職に向いていると思います。ぜひチャレンジしてみてください~!
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