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【ポルトガル】リスボンから電車で日帰りシントラ&ロカ岬観光。ユーラシア大陸西の端っこで、そろそろ限界が近づいてきました。ポルトガル女子ひとり旅。

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35日間におよぶスペイン巡礼を終え、左足首を疲労骨折したまま(鎮痛剤で痛みをごまかして)のポルトガル縦断女子ひとり旅の記録です。

今日は、ポルトガル滞在5日目。(4日目はこちら

ポルトガルから日本への帰国フライトは2日後の昼なので、観光できるのは実質あと2日。リスボン郊外への日帰り観光とリスボン市内観光、それぞれに残り1日ずつ充てることにしました。

特にプランはなかったのでどちらを先に訪れてもよかったのですが、帰国前日はリスボン市内でのんびりしたいと思い、今日リスボンからSintara(シントラ)&Cabo da Roca(ロカ岬)へ日帰り観光に出かけてみることにしました。


弊ブログの他の記事を既にお読みの方はもうお気づきでしょうが、過去どこに出かけた記事でも、とにかく個人的なエピソード(主に失敗談)が多く、うっかり検索ワードでこのブログにたどり着いてしまった方や「これからここに観光に行くから、有益な情報がまとまった記事が読みたい!」という方にはお役に立てないどころか、邪魔になりそうな気がして…先に謝っておきます(笑)

今や、世界中どこにでも日本人旅行者が訪れていて、かつ、その経験に基づく有益な情報を発信してらっしゃる方が多いので(いつもありがとうございます!)、そうゆう方のブログで情報収集いただいて、私の記事は「へ~、足首骨折した状態でもその程度は観光できるのね」程度の参考になれば幸いです。(需要あるかな?笑)


というわけで話を戻すと、ホステルの無料朝食(これがものすごいレベルが高かった!)をいただいた後は、レセプションに昨日お願いした洗濯物を引き取りに行きました。まだ乾燥機に入りっぱなしになっていた洗濯物を受け取り、内容を確認したところ、厚手ソックス2足のうち、1つ(1/4)足りません。

もう巡礼しないし、こんなトレッキング用の厚手ソックス履く機会ないだろうし(それが、あったんですが)、わざわざ探してもらうのもあれかなあと思いつつ、やっぱり探してもらうことにしました。

昨日踊っていたサングリア姉さんにその旨伝えると「おっけー!探しておくねー!」と軽い軽い。本当に探してくれるんだろうか。

今夜から残り2泊はエアビーに宿泊することにしたので、ここはチェックアウトを済ませ、夕方までバックパックを預かってもらいました。ホステル目の前のロシオ駅構内の窓口でVIVA viagem Card(ヴィヴァ・ヴィアジェンカード)を購入。

このカードはSUICAのような交通系ICカード(利用方式によって数種類ある)で、今日1日のシントラ観光で電車やバスチケットをいちいち購入するのがめんどくさかったので「24時間限定、公共交通機関乗り放題」を選びました。

VIVA viagem Card(ヴィヴァ・ヴィアジェンカード)10.55€

ロシオ駅9時発のシントラ行き普通列車に乗るつもりで早めの8時頃にカードを購入しておきましたが、実際に改札に行った9時少し前は窓口が大行列になっていました。おー、危ない。

このカードは券売機でも購入できるので、窓口が混んでいたら券売機でもいいかもしれません。

宿泊したホステルから改札はすぐ目の前!

ずらりと並んだ改札をVIVA viagem Cardをタッチして通過。発車ギリギリだったせいか、ほぼ満席でやっと空席を見つけて座ることができました。

何やら今日は朝から足が痛い…イヤな予感しかしない。(それでも引き返さない自分が悪いのです)

行先は終点「Sintra(シントラ)」

今から向かうSintra(シントラ)はリスボンから北西約30km、王家の宮殿や貴族らの別荘があり、避暑地だった都市です。今でも山あいに瀟洒な建物が点在し、箱庭のように美しい街並みや建造物は世界遺産に登録されています。

今日世界中から観光客がこぞってシントラに押し寄せるのは、王宮だけでなくダイナミックなムーア人の城壁やペナ宮、ドラクエ実写版と呼ばれるレガレイラ宮殿があるからだと思います。

約40分後、シントラ駅に到着しました。

この日帰りシントラ&ロカ岬観光は迷ったりするようなことはないのですが、先人の知恵を拝借したところ、どうやらいくつか押さえておかなければいけないポイントがあるようです。

るるぶポルトガルでもシントラはさらっとしか触れられておらず、このポイントも書いてなかった気がするので(書いてあったらごめんなさい)私からもちょっとお知らせしておきます。

まず、1つめのポイント!

「シントラ駅に着いたら、駅出口を出て右のバス停にダッシュ!(ダッシュできない人は早歩き)」

市内循環バスに乗るための行列。足が痛い私でも結構早めに並べました。

私が訪問したのは4月末、まだハイシーズンとは言えない時期でしたがそれでも朝から大勢の観光客がシントラ観光に来ていました。私と同じ電車でリスボンから到着した人はほぼ全員、同じシントラ市内循環バスを利用します。(電車利用ではない人はたいてい自家用車で来て路駐するので、結構渋滞します)

電車乗客が多いと駅を出るのもちょっと時間がかかりますが、勝負はその直後!「あれ?バス停は右だっけ?左だっけ?」なんてきょろきょろしてると負けます。並び負けます。とにかく自信を持って右!

シントラ循環バスのルートマップ

みんなが行きたい「Palácio Nacional da Pena(ペーナ国立宮殿、略してペナ宮)」と「Castelo dos Mouros(ムーア人の城跡)」を通るのは、循環バス434(黄色ルート)です。

循環バス車内でUSB充電できちゃうなんて便利

本日初めて乗車した循環バス車内でスマホ充電ができることを知ってしまったので、安心してしまいました。夜中に充電ケーブルがコンセントから外れてしまったようで、朝出発する時からバッテリー残量が少なかったのです。のちほど、この余裕が不幸を招くことになるとは…

いきなりですが、すぐに2つめのポイント!

ペナ宮を朝イチで見学すること!」

さっきのルートマップを見ると、シントラ駅を出発して先に到着するのは「Castelo dos Mouros(ムーア人の城跡)」なんです。が。

このムーア人の城跡はチケット売り場もそんなに混雑しないし、敷地内に入ってしまえばどこも自由なので後回しでよいのです。

とにかく大人気で大行列になっちゃうペナ宮に朝イチで到着することで、チケット売り場もそんなに並ぶことなく、スムーズに見学できるはずです。(私はできました)

9:45の開門待ち

シントラ駅から循環バスで約25分、ムーア人の城跡前のバス停で降りる人達がいても惑わされずに乗り続け、ペナ宮前バス停で下車しました。エントランスすぐ横の窓口で入場チケット(大人用、PALACE+PARKで14€)を購入。

広大な公園内を宮殿まで連れていってくれるミニバス(3€)

開門直後に公園(ペナ宮に行くには公園を上っていかねばならない)内に入場したのですが、それでも既に結構たくさんの観光客で賑わっていました。ミニバスも行列だったので諦めて、歩いて宮殿まで向かいました。上り坂~

振り向くとこの混雑ぶり

10分ほど上ったでしょうか。目の前にカラフルな建物が見えてきました。これがペナ宮です!

まだ見上げている状況

まだまだ上ります。

もうそろそろ

ようやく到着しました!このペナ宮は標高529mの山頂にそびえ立つ宮殿です。

19世紀にマリア2世の夫フェルナンドによって建てられたものですが、写真を見てわかるように多彩な建築様式が混在しています。

一見ちぐはぐ?と思えるけれど、ムデハル、バロック、マヌエルといった異なる建築様式の建造物がうまい具合に調和して見る者に幻想的な印象を与えています

フェルナンドは空想的な夢を持っていたそうで、修道院の廃墟(ここには元々修道院があったが、リスボン地震で廃墟になっていた)を修復して宮殿を建て、さらに異国情緒溢れる樹木を植えてイギリス式庭園を作りたい!と…どこかで聞いたようなお話ではありませんか。

ドイツのバイエルン王、夢想家でノイシュバンシュタイン城を建設したルートヴィヒ2世を思い出してしまいました。(このペナ宮が完成した30年後にノイシュバンシュタイン城が建設されたそうです)

写真右のなんとなーく列になっているところが列です(笑)

写真奥の黄色の宮殿内を見学するために列に並びました。暑い。建物内に入るまで結構時間がかかりました。

これでも朝イチ…昼過ぎはどうなっちゃうんでしょう。宮殿内は撮影禁止、順路に従ってどんどん進んでいかねばなりませんでした。

宮殿内のレストランテラスからの眺め

裏側

ペナ宮内をぐるりと観光して11時過ぎに宮殿から出ようと思ったら、どこまでも続く観光客の大行列!おー!かなり手前から行列ができていたので、実際に宮殿内を見学するまで時間がかかりそうです。


行列を横目に、往路と同じ公園を下って11:30過ぎにエントランスまで戻ってきました。公園内の通路も混雑していてまるで週末の高尾山!(やたらと出てくる例え)

さて、次はさきほどスキップした「Castelo dos Mouros(ムーア人の城跡)」へ歩いて向かいます。

循環バスは1方向に進むので、ペナ宮からムーア人の城跡に行くには徒歩が一番。数百mだと思います。ただ、広くない車道の両脇に路駐が多く、循環バスも通るので歩きやすくはないです。

11時50分頃、ムーア人の城跡のチケット売り場で入場料(8€)を払い、あとは自由に敷地内を巡りました。

ムーア人の城跡は標高450mの山頂に、8~9世紀にムーア人(北西アフリカのイスラム教教徒の呼称。主にベルベル人を指す)が築いた要塞です。

1147年にポルトガルを建国したアフォンソ1世(ギマランイス生まれ!)により攻略され、現在残っているのは城跡だけとなっています。

入場チケットを見せなくても見学できるエリア

大自然

ジャングルみたい

エントランスから少し上るとチケットが確認されるポイントがあり、メイン(有料ゾーン)に入ります。ここまでの10分ほどは要塞らしきものは全然見えず、ただの森林内トレッキングです(笑)

こんな階段もたくさん

要塞

航空写真だとこんな感じ

かなり広いです

この要塞は7世紀にスペイン・ポルトガルを侵略してきたムーア人(北西アフリカのイスラム教徒の総称)によって造られたわけですが、こんな山頂にこんな大規模な要塞を築き上げてしまったなんて…当時ものすごい勢力だったんだなあと思い知らされます。

城跡の上が歩けるようになっています

万里の長城みたい!(行ったことないけど)

シントラの街並みを一望

もう足が限界なのに、ついつい一番高い塔に上ってみたくなって…上っちゃいました。

さきほど見学したペナ宮が見えます!

標高529mの山頂にそびえ立つペナ宮…こうして見ると本当に高い場所にあることがわかりますね。

雲も大変なことになってますね

1時間弱、城跡をウロウロした後、敷地内のカフェで休憩しました。暑い、足が痛い、もう色々と無理。

珍しくコーラの気分ではなかったみたい

カフェのテラス席に上がる階段もつらい。鎮痛剤が効いてないのか、一度座ってしまうと立ち上がる時に激痛なのを知っているから怖くて立ち上がれなくなってしまいました。

数十分休憩して、覚悟を決めて立ち上がり、やっぱり激痛で(以下略 

道に迷って遠回りをしつつ、エントランスまで戻ってきました。循環バスのバス停で434番が来るのを待ちました。

ここで、3つめのポイント!

「健脚の者のみがムーア人の城跡に挑むべき!」

なかなかハードでしたわ、この城跡。アップダウンはもちろん、足元も石ごつごつだったり、苔が生えていて滑りやすかったりするのでスニーカー必須。覚悟を持って訪問してください(笑)

循環バスに乗車して、Palácio Nacional de Sintra(シントラ国立宮殿)方面に向かいます。

車窓から、ペナ宮のチケット売り場(券売機)を眺める

この時点で13:30近かったのですが、噂通り、車窓から見たらエントランスは大行列でした。炎天下の中、並ぶの大変そう。シントラ国立宮殿前のバス停で下車。ランチにしようと思います。

バス停すぐ目の前のレストラン『Bristol』

あんまり歩きたくなかったので、バス停目の前すぐのレストランに入りました。テラス席は大人気、店内も空席は少しだけでした。

ハンバーガーセットとコーラ 10.2€

フレンチフライの横の白いものはまさか…!?

白米です

付け合わせにフレンチフライと白米というのが人生初だったのでこの時は一瞬ぎょっとしましたが、インドネシアも付け合わせに白米だったし(フレンチフライとのコンビはなかった)、他のレストランでも同様だったので、ポルトガルではこれが定番なんですね。ハンバーガーを含めたお味のほうは…ノーコメントで。

Palácio Nacional de Sintra(シントラ国立宮殿)

ハンバーガーも美味しくなかったし(あ、言っちゃった)、せっかく美食の国ポルトガルで1回分のチャンスを無駄にしたことを後悔しながら歩いていたら、前方にPalácio Nacional de Sintra(シントラ国立宮殿)が見えてきました。

真ん中やや右に見える煙突は厨房の煙突なんですよ。という誰でも知っている情報を書いてみますが、ここは内部を見学していないので他には何も書くことがありません。ちなみに、入場料は10€です。

シントラ国立宮殿内部を見学しない私が目指したのは、Quinta da Regaleira(レガレイラ宮殿)。

シントラ国立宮殿を背に緩やかな車道横の歩道を上っていくと、カフェやレストラン、土産物店が並んでいました。ああ、美味しそうなレストランがいっぱいある…さっさとバス停前で妥協しないでもう少しこちらまで来てから考えればよかった、と何度も後悔の念に駆られました。(夜まで落ち込みました笑)

終わったことはどうでもよくて、レガレイラ宮殿ですよ。

残念!ここは出口!

それらしきものが見えてきた!と思って喜んではいけません。先に現れるのは出口であって、入口はもう少し坂道を上った先にあるのです。前情報としては知っていたのにいざとなるとがっかりします。足が痛い。

チケット売り場の行列

シントラ国立宮殿からとぼとぼ歩いて約20分、ようやく入場ゲートにたどり着き、チケット売り場に並びました。入場料は8€。このレガレイラ宮殿、実際は「宮殿」自体よりもその周囲の「庭園」がものすごいんです。

12世紀にポルトガルの王族の別邸として建築されたのち、数々のオーナーの手に渡り、改築が加えられたことにより、今日の怪しげな(絶妙な?)建造物や公園になっていると言われています。

レガレイラ宮殿は「宇宙」をイメージして作られており、鬱蒼と木々が茂る中(それもヨーロッパではなく熱帯植物みたい)、チャペル、湖、洞窟、井戸、ベンチ、噴水などが庭園内に組み込まれています。

斜面に沿って作られた庭園はかなり広く、ゆっくり過ごせば半日くらいはいられるのでは?と思いますが、私は時間もないし、どんどん足が痛くなっていたので、一部のみ見学してきました。

ライオン像もあったり

熱帯ぽいでしょ?

庭園内の通路はアスファルトで舗装してあるので歩きやすいです(だけど、坂道が多い!)

観光ポイントのひとつ、Lago da Cascata(カスケード湖)。

池の上に橋がかかっています

橋の下には水面に顔を出している飛び石があり、その上を歩いている人がいるのですが、どうやって行けばいいのかわかりません。道が繋がってないのです。しょうがないので、そのままさらに上ってみました。

隙間からどんどん人が入っていく…

坂道を上ってくると、何やら岩のようなものがあり、その隙間からどんどん観光客が入っていくのですが、出てくる人はあまりいません。どこかに繋がっているのでしょう。私も入ってみました。

The Initiation Wells(イニシエーションの井戸)。下にいるのは人です。

まさかの井戸です。The Initiation Wells(イニシエーションの井戸)と呼ばれ、深さ27mありますが本来の井戸のような水源確保で使用されたことはなく、タロットの儀式などに使用されていたそうです。

のぞき込むだけで怖い。スマホ落とさないように気をつけなきゃ。

螺旋階段で井戸の底まで下りられます

この写真だけでも、螺旋階段が結構急で暗いことが伝わると思うんですが…これはスマホライトで照らしてるんです。照らさないと、こんな感じ。

ほぼ真っ暗!しかもちょっと濡れている!

螺旋階段途中からの眺め

井戸の底からの眺め

井戸の底まで下りると、今度は洞窟に繋がっていました。

かなり…いや、結構不気味な洞窟

洞窟が終わり、光が見えてきました。

あれ?あの橋はもしかして?

そうです、最初に見たLago da Cascata(カスケード湖)にかかっていた橋です!

こちら

なるほど、斜面を登って井戸の上に行き、螺旋階段を下って洞窟を通って、池の裏側に来たんですね。

飛び石ぎりぎりまで水がきています!

この洞窟を出て、庭園内の通路に戻るためには池の飛び石の上を渡らねばいけません。そんなに深くはないと思いますが、飛び石ギリギリまで水面が上がっており、もし落ちたら…

みんな平気で渡ってましたが、結構怖かったです!

無事に生還。ホッとして庭園内散策を続けます。

タワー

もはやジャングル

別の池

入場ゲートにたどり着く途中にも少しだけ見えていた宮殿が、全貌を現しました。内部では何か大変なことが起こってそうな感じがしますね。想像を掻き立てられる外観です。

宮殿!

宮殿のすぐ近くにある出口から車道に出ることができました。

黒いゲートが出口

ここで4つめのポイント!

「健脚の者(かつ、骨折してない者)のみがレガレイラ宮殿に挑むべき!」

ようするにシントラ観光は元気じゃないと楽しめないってことでしょうか。それはどの観光地でも一緒ですね(笑)

バス停前の売店で購入したアイスクリーム。本日、暑すぎてやばい。

16時過ぎ、循環バスに乗ってシントラ駅前に戻ってきました。強烈な日差しと暑さも加わって、もう体力の限界が近づいていますが、ここまで来たら本日最後の目的地Cabo da Roca(ロカ岬)に向かいたいと思います。

今度は別のバス停から403番のバスに乗ります。バス停に到着した時点で既に行列ができており、次のバスでは座れないのは明らかです。ロカ岬までは結構ぐねぐねと曲がった道をスピード出していくと聞いていたので、この足ではとても立ってはいられません。

バス停の時刻表を見ると、次やってくるバス(絶対に座れないバス)の次はさらに1時間後!シントラ駅からロカ岬までは渋滞がない場合で所要時間が約40分なので、1時間以上後のバスに乗るのは得策ではなさそう。さらに、スマホの充電がもう10%を切っています。

今朝1番目に乗った循環バスの車内にスマホ充電用のUSBポートがあったので、他のバスに乗った時に充電すればいいと思っていたのですが、他のバスにはUSBポートがついていませんでした…無念。

せっかくユーラシア大陸最西端の岬に行くのに、そこで写真が撮れないなんて悲しすぎます。(この日、モバイルバッテリーを持ってなかったんですね…あれ?スペイン巡礼中、モバイルバッテリー持ってなかったんだっけ)

403番バスが到着しました。続々と乗り込む観光客。あっという間にシートは埋まりました。覚悟を決めて、混雑したバスに乗り込み、ポールを掴んで踏ん張りました。本日最大の地獄の始まりです(笑)

急カーブで曲がり切れず、対向車に下がってもらっているところ、を見守る乗客達

噂通り、ロカ岬への道はぐねぐねと曲がっていましたが、慣れたバス運転手は猛スピードで飛ばしていきます。カーブにさしかかる度に大きく揺れる車内。ポールに掴まっていても飛ばされそうな瞬間が何度もありました。

ところどころに急カーブがあり、長いバス車体が曲がり切れない箇所では運転手が対向車に合図して少しずつバックしてもらいスペースを空けてもらってなんとか走行を続けるシーンもありました。

車内からの合図ではどうにもならないときは、血気盛んなバス運転手がバスを停めて車道に出て、対向車を怒鳴り散らしてバックさせるシーンも。そんな様子を車内から見る私達、観光客。難所を通過できた時は自然と拍手が沸きおこったり。

どうやら今日は渋滞していたようで、40分以上経過しているのに一向にロカ岬に到着しません。

急カーブも続き、急ブレーキも何度も。いっそ殺してくれ…そんな気持ちになるくらい、遠心力で振り回される体を支える足首は悲鳴を上げていて、この苦しみは永遠にも続くと思われました。スマホバッテリーも少しずつ減っていきます。

シントラ駅を出発して約1時間後、17:20頃、ついにユーラシア大陸最西端のロカ岬に到着しました!

循環バス403の時刻表@ロカ岬

ロカ岬に到着した私が考えていたことはただひとつ…「帰りは絶対座る!」

バスを下車し、ロカ岬のほうへ一目散に向かう乗客とは違い、私はまずバス停でシントラ行きの時刻表を確認しました。

17:34発!あと15分もない!このバスに座って帰るんだ!強い決意を胸に、ロカ岬のシンボルに向かって歩き出しました。

ロカ岬

ロカ岬のシンボル

みんなこのシンボルの前で写真が撮りたくて(もちろん私も!)、早いもの勝ちという感じではありましたが、横入りはできない国民性のため様子を伺って順番を待ちました。

どこの観光地でも大抵そうですが、早く自分の番がこないかそわそわしている人々の前で、一瞬でポーズを決めて、とっておきの笑顔を作り、一瞬でその場を立ち退く、これが意外と難しい。

隣で同じく順番を待っている韓国人カップルに急いでお願いして、私もシンボル前でちゃちゃっとポーズを決めて撮影してもらいました。3枚撮ってもらった私の写真は、すべて何かが微妙でした…実力不足(笑)

ここで撮りたくなりますよね

確かに「地の果て」の岬、と言われてすぐ思い浮かぶのは、この「ロカ岬」です。ユーラシア大陸最西端ですもの。ここでは、最西端の岬に来た証明書も発行してもらえます(我が家にも数枚ありました)。

でも、私はこの1週間以内でスペインのフィニステーラ、ムシアに続く3ヵ所目の「地の果て」。続けて「地の果て」体験しすぎたせいか、「なるほど~これがロカ岬かぁ」とあまり感動がなかったのが事実です。ロカ岬から見る大西洋に沈む夕日は感動するそうなので、次回チャンスがあったらその時間帯に合わせて再訪してみたいと思います。

それよりもバスの時間が迫っています。今度こそ、座席争奪戦に勝たねば!と心の中で静かな闘志を燃やしてバス停に戻りました。

あれ?誰もいない。シントラ駅行のバス403番がやってきて乗車開始しても、私の後に乗ってきたのは2名だけ。運転手さん含めて4名だけでシントラに向けて出発しました。

拍子抜け…見えない敵と戦ってしまったようです。ここロカ岬からシントラ駅ではなく、リゾート地であるCascais(カスカイス)を経由してリスボンに戻る人もたくさんいるし、同じシントラ駅に戻るにしてももう少しゆっくりロカ岬を楽しむ人が多かったようです。

とりあえず、帰りのバスは座れたのでよかったです。座ってても揺れが結構ひどかったので、往路は本当にきつかったなあ(遠い目)。約40分後、シントラ駅前に到着しました。

シントラ駅ホーム

シントラ駅ホームのベンチに座り、リスボン行きの電車を待ちました。

ちなみにホームに乗車場所案内がないので、ホームのどの場所が電車の乗降口になるか誰もわかりません。電車がホームに入ってくる直前、乗客がズラッと横一線に並びました。

私も左足を引きずりながら「乗降口前に当たりますように!座れますように!」と願いを込めて並びました(何このシステム)。

ちょっとずれたけど、意外と乗降口に近い場所に立っていたおかげでギリギリ座ることができました。あとはまた40分後のロシオ駅で下車する時の激痛に耐えるのみ!(歩き続けているとまだ痛みが抑えられるのですが、少し停止した状態から再度歩き出す時がもう!)

ロシオ駅に到着し、想像通りの激痛はあったものの、よろよろしながら下車することができました。

今朝バックパックを預けておいた駅ナカのホステルに寄ってバックパックを受け取り、探してもらっていた靴下の片割れも無事受け取って、ロシオ駅を後にしました。

予約してあるエアビーはEstação Cais do Sodré(カイス・ド・ソドレ駅)近く。GoogleMapを見たらロシオ駅からそんなに遠くなかったので、そのままバックパックを背負って歩いていくことにしました。

なぜ。あの時の私、なぜ。なぜタクシーを利用しなかったのか。疲れすぎて、足が痛すぎて、冷静な判断ができなくなってたのか。ポルトガルはどこも坂道だらけです!ってテストに絶対出るポイントなのに(笑)

こんなに疲れているところにリスボンの坂道&階段に追い討ちをかけられることになるとは…日曜夜、華やかにきらめくリスボンの街中を、ただ足元だけを見てとぼとぼ歩く私。つらすぎて記憶から抹消されたようなので道中の詳細は覚えていませんが、一応生きてエアビーにチェックインできました。

でも今夜もう外出しなくていいように、途中のスーパーで食料品を調達してきたあたり、死にそう!と騒いでいる割には意外と冷静だったようです。人間、しぶとくなりますね。

明らかに痛みの限界を越えたポルトガル女子ひとり旅、6日目に続きます。

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