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【スペイン巡礼_移動日】きしむベッドの上で寝袋にくるまり〜ブランケットかければ…それでも全然暖かくない巡礼宿に絶望した日。フランス語は全然わからなかったけど、巡礼者登録はちゃんと済ませてきました。

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Paris〜Saint-Jean-Pied-de-Port(サンジャン・ピエ・ド・ポー)

時差ボケでよく眠れぬまま、朝を迎えた。ショックなのは、スペイン巡礼のために購入してきたハイドレーションシステム(水分補給の際に、長いストローで吸えるもの。わざわざリュックからボトルを取り出さなくてもいい!)のアダプターが、パリのペットボトルの飲み口サイズに合わないことに気づいちゃったこと!ガーン!

28mmのアダプターを持ってきたんだと思う

日本のペットボトルで試して、ちゃんとはまるかどうか確認してきたのに。日本とヨーロッパじゃ、ペットボトルの飲み口サイズが違うだなんて。調べたら、ペットボトルの飲み口サイズに世界基準はないみたい。確かに、輸入品のペットボトルのキャップって浅かったりするよね…4種類ものサイズが付属してたアダプター、念のために他のサイズも持ってこればよかった…泣ける。(ここから、持参したアダプターに一致するペットボトル探しの、長い長い旅が始まるのであった)

ブログによく出てくる香港のNちゃんとLINE。「ポヘミアンラプソディ観たならYouTubeでLive Aidも観てみてー!再現性すごいから!」とのことでYouTube観てみたら、ほんとだ!本物のフレディの歯もかなり出てた!(そこじゃない)感動再び。関連動画を観まくる。いかん、ここでYouTube観すぎてTGV(日本の新幹線みたいな列車)に乗り遅れるのは避けたい!

フロントでcity tax1.13€を払ってチェックアウト。4℃。寒い。最後まで迷ったけどUNIQLOフリース持ってきてよかった。

厳選されたモノばかりを詰め込んだバックパック(と自分では思っていた)

スペイン巡礼は、基本的に全荷物を自分で背負って毎日歩くため、荷物の軽量化が非常に重要である。足腰への負担を少なく、快適に歩き続けるために「自分の体重の1/10以下が理想的」と言われる。ん?それって結構無理ゲーじゃない?笑

とにかく軽量化するために、普段の海外旅行なら必ず持参するラップトップもタブレットも置いてきた。ランドリー用の洗濯バサミの”素材”も”個数”も結構悩んで用意してきたくらい。それでも私の荷物は、水や食糧を入れてない状態で約9kg。さすがの私も体重90kgないしね(笑)

話をパリの朝に戻して。mont-bellジオライン(保温性&速乾性に優れた長袖シャツ)+UNIQLOフリース+UNIQLOウルトラライトダウンジャケットの重ね着でちょうどいい。道行く地元民達は厚手のダウンジャケットやウールコートにマフラーぐるぐる。昨日も言ったけど、この寒さは、まさに冬。

モンパルナス駅

カフェの開店準備を横目で見ながら、6:50頃モンパルナス駅に到着。私のテキトーな下調べによると、TGVはHall1から発車とのこと。2階のHall1に上がるエスカレーターがいくつかあり、どれがいいのか一瞬迷うも、大きそうなエスカレーターで2階へ。結論、どのエスカレーターも同じHall1に繋がってた…。プラットホームは1〜24。

みんなだいすきPAUL

事前にOUI.SNCFのウェブサイトで購入しておいたのは、7:52発 PARIS-BAYONNE(バイヨンヌ)の1等車。片道91€(約1.1万円)。日本とは異なり、ヨーロッパの電車で発車ホームが掲示されるのは発車直前、このTGVは約25分前だったはず。どこのホームでもアクセスしやすそうな、ホーム10あたりの前のベンチで朝食をとることにした。キオスクぽいPAULが、私が見たところだけで3軒、スタバや他のチェーン系のコーヒー店もいくつか。

PAULで朝食用にパンオショコラとカフェラテのセット、ランチ用にハム&チーズのバケット&ミニッツメイドのオレンジジュースを購入して、11.5€。でかいバックパックを背負い挙動不審なアジア女子に、通勤途中のフランス人ムッシュー達が優しい。メルシー。ホーム前のベンチエリアに座り、Wi-Fiがないので通行人をボーッと眺めながらパンをかじる。勢い余ってランチ用のバケットも半分食べちゃった。

電光掲示板をパチリ。こうゆうときにスリにやられるので、気持ちと脇を閉めて。

少し余裕を見て7:25頃に立ち上がり電光掲示板を見たら、もうホームが発表されていた。

ホームが長い!

ホーム6に移動。オンライン予約し、印刷してきたQRコードを改札で読み取り、無事ホームへ。

長い!

Coachが号車という意味なのね

行き先の異なる列車が2台連結されているようで、私の乗る列車は奥側。電車横の表示を確認していたら、駅員のおじさんが丁寧に教えてくれた。

1等車という響き♡

私は1等車2階席を予約してきた。TGV車内は新しくて綺麗。荷物置き場にバックパックを置き、予約したシートに。

シートの足元はそこまで広くない(長身&脚長の方はきつそう)

広めのテーブルや、各シートに備え付けられた電源&USBコンセントが便利。Wi-Fiは飛んでいるけど、なぜか繋がらない。約4時間の電車旅のはじまり。車窓はのどかな草原が続いていて、気づけば寝てた。1時間ほど経過して起きて、暇なのでバケットの残りを食べて(お腹が苦しい)トンネルを越えたら一気に霧がかった景色に!天候の変化が激しい。いつの間にかWi-Fiが繫がるようになった。

Gare de Bayonne

予定時刻より6分遅れ、11:43にバイヨンヌ駅に到着。

バスマーク付き

サンジャン・ピエ・ド・ポー行きのバスチケット(10.10€)

駅構内のチケット売り場で、フランス人の道の起点となるサンジャン・ピエ・ド・ポー行きのバスチケットを購入。電光掲示板にはバスマーク付き。この日はストライキでバイヨンヌからサンジャン・ピエ・ド・ポーへの電車がなかったため、臨時バスが出ていたんだとか。チケット売り場のおばさま「バスは駅を出て、駐車場を越えて、だいたい5分くらいよ」

駅前は工事中。天気のせいか少し寂れた印象。

一番早いバスでも14:30発。約2時間半もある。駅前は、ハラル対応のケバブ屋さんなど、道行く人の顔つきからも、イスラム教徒が多いようだ。寒いし、バックパックも重いから、さっさと駅前のカフェに入ってWi-Fi繋げようかなとも思いつつ、まずはバス乗り場を確認してみる。

ニーヴ川

せっかくだから、と少し観光してみることに。駅を背中に、右斜め側に向かうと大きな川が見えてきた。このニーヴ川の向こう側にヨーロッパぽい大聖堂が見える。橋を渡る観光客も意外といる。バイヨンヌはバスク地方の観光地で、名産品は生ハムとチョコレート、世界遺産の大聖堂もあるみたい。(さっきググった)

カフェでランチ

やっぱり荷物も重いし、寒かったので(外気温8℃)、ぶらり散歩は30分ほどで引き上げて駅前のカフェに入った。愛想のいいムッシューに出迎えられ、そんなにお腹は空いてなかったけど他のお客さんがランチしているのでつられて「サンドイッチ+1Sodaのセット5.9€」を注文。サンドイッチが3種類から選べるとのことで、よくわからなかったのでJombon blancを。出てきたサンドイッチを見て、はぁ。これ、今朝PAULで買ったサンドイッチと全く一緒(笑)PAULとも少し違って、美味しかった。ヨーロッパの硬いパンは顎が鍛えられそう。

Wi-Fiに繋げてSNSチェックをしてみたけど、2時間は意外と長い。Kindleアプリで読書していたら、隣のテーブルにこれからカミーノを歩きそうな白人男性が座って、何やら話しかけてきそうな雰囲気。私も話しかけたい。でも、まだここは巡礼路じゃないし…となぜか躊躇してしまった。彼が先にカフェを出る時に目があって

男性「キミもあそこに行くんだよね?もちろん…」

私「そうよ、サンジャン・ピエ・ド・ポー!」

(同時に)彼「サンティアゴ!」

今日の目的地を答えた私と最終的な目的地を答えた彼。どっちも正解!

駅から5分以上かかったバス停

バスは14:30発だけど、バス停の場所がいまいちよくわからなかったので、早めにカフェを出た。駅から出てきた、バックパックを背負った男性も不安げに進みながら、私の姿を見て安心した様子。でもね、私もあなたについていってるんですよ(笑)

2台停車していたけど、確か前方のバスに乗った気がする

無事にバスを発見。バス下のトランクに自分でバックパックを詰め込み、ドライバーにチケットを見せて乗車。14:30、オンタイムでバスが走り出した。約1時間のバス旅がスタート。乗客は約20人。私も含めて、ほとんどの乗客が単独参加のよう。韓国人にスペイン巡礼が大ブーム!とは聞いていたけれど、本当に韓国系の中高年男性が多くてびっくりした。

サンジャン・ピエ・ド・ポー駅舎

バスはかなりのスピードで山道を走り、15:35頃にサンジャン・ピエ・ド・ポー駅に到着。荷物を取り出し、巡礼事務所へ向かう。先頭は韓国人グループ、その後ろに便乗する日本人女子(私です)、ヨーロピアン男子グループがひとまとまりになって歩いていった。

右のドアから入るように見せかけて、写真手前の階段を2段登ったガラス戸が入口なの

道なりに上り坂を進み、門をくぐり抜けたら、そこはもう巡礼路!中世っぽい街並みの中をまた少し坂を登ると、左手に巡礼事務所を発見。

おじさまスタッフ2人が迎えてくれた

1人のスタッフに対して、巡礼者2人ずつが同時に手続き

私の番が来た。同じバスに乗ってきた韓国系フランス人男子と並んで座る。フランス人のおじさまスタッフは最初に「何語が理解できる?」と英語で聞いてきた。「フランス語わかる?」「わからない。英語で説明してください」「おっけー!ボクはインターナショナルだからね!キミは英語だね!」そして、フランス語で説明し始めた。

ん?さっきのは聞いただけ?笑 フランス語の資料を指さしながら説明されるため、当然ながら詳細が理解できず。ピレネー山脈で遭難するのも嫌なので、一緒に説明を受けていた男子に通訳してもらった…けど、情報量は明らかに少ない。大丈夫かな、これ。事前にネットで出てきた情報では、日本語の資料も用意されてるみたいだったけど、そんな素振りは全くなかった(笑)

巡礼者登録として、リストに名前や国籍、巡礼目的など個人情報を記入するわけだけど、A4用紙の空欄に登録順に記入していくスタイルのため、自分より前に記入された巡礼者情報が丸見え(笑)

私の10人ほど前に、日本人女性の名前を発見!(ついチェックしちゃうのが、人間の性でしょうか)スタッフのおじさまが「今日登録に来た日本人女性は彼女1人だね。彼女は○○ってホテルに宿泊するって言ってたよ!まだ宿決めてないなら同じところにしたらどう?」なんてアドバイス(?)までくださる。ここは英語(笑)

写真手前の蛇腹折りのものがクレデンシャル(裏表合わせて64個スタンプが押せるようになっている)

「クレデンシャル(巡礼手帳)」を発行してもらった。2€(約250円)。これは巡礼者にとっての必需品で、自分が巡礼者であることを証明する「パスポート」のようなもの。名前や国籍、パスポート番号、自宅住所などを記入する。このクレデンシャルを提示することで、アルベルゲ(巡礼者用の安宿)に宿泊できたり、巡礼路にある美術館やお城などの入場料が割引になったりする。

また、クレデンシャルには巡礼路にあるアルベルゲや教会、バルなどでオリジナルのスタンプを押してもらえる。まるでスタンプラリーのようだが、大の大人達がクレデンシャルを見せ合い、集めたスタンプの数を競い合っている姿はなかなか可愛いの。紙製のクレデンシャルを保護するためのジップロックももらった。

サンジャン・ピエ・ド・ポー旧市街の中の巡礼路。登山グッズショップも充実。

巡礼者登録が完了し、事務所で寄付をして帆立貝の貝殻(巡礼者のトレードマーク)を入手し、バックパックに結びつけた。これで晴れて、私も巡礼者デビュー!

さて本日最後のタスクは、今夜の宿泊先探し。巡礼中は基本的に宿の事前予約はせず、その日歩いて到着した村で宿を探してチェックインするスタイルだが、初日のサンジャン・ピエ・ド・ポーの宿だけは事前に予約してくる人も多い。私も日本で事前に予約してこようか迷ったけど「選びきれないくらいアルベルゲが並んでる感じでしょう?当日探して泊まるのが巡礼者っぽいかも!」と思って予約せずに来た。

結論、日本で予約してくるべき(笑)巡礼事務所を出て、手頃なアルベルゲを探しに出たものの、街は閑散としているし、観光客はもちろん、巡礼者っぽい人もほとんど歩いていない。同じバスで到着して、一緒に巡礼者登録をしていた人達もみんなそれぞれの宿泊先に散らばってしまったようだ。事務所近くのアルベルゲの看板を見たら、結構なお値段で。

今夜のアルベルゲ外観

巡礼宿はアルベルゲもしくは、REFUGEと呼ばれる。”MUNICIPAL”とついているのは公営で、事前予約不可!早い者勝ち!

早く荷物を置いて休憩したいのに、無駄にウロウロしてしまった。少し焦り始めた頃に、少し離れた建物に巡礼者数人が連れ立って入っていくのが見えた。やだーそこにアルベルゲがあったのね。彼らに続いてアルベルゲに入り、チェックイン。クレデンシャルにスタンプを押してもらえたのが、なんだか嬉しい。朝食込みで1泊10€(約1,200円)!やすー!

1部屋10ベッド(20名)収容のドミトリー

ぬいぐるみ?!と思ったら、写真左のベッド下段は住み込みスタッフのベッドだった

値段が安いのにはワケがある…大部屋に入って驚いた。やばい、ここまでガチなドミトリーに泊まったことない。初日から攻めすぎた(笑)指定されたベッドは、窓のすぐ横の上段。ベッド上段に登ってみようと、はしごに1歩足を載せただけで、二段ベッド全体が手前に傾いてきそう!ベッドに登って少し動くだけで二段ベッド全体が軋む!こわいこわい。部屋の中がとにかく寒い。暖房器具らしきものが見当たらない。シャワーはお湯が出たけれど、体が全然温まらない。

窓からの眺め(新市街)

持ってきた洋服やジャケットを全部着込んで、ビーサン履いて、宿のスタッフから教えてもらったカルフールに片道15分ほどかけて食糧を買い出しに行ってきたけれど、後から考えたら、もっと近くにスーパーあるんじゃないかな(笑)小雨が降ってきて、寒かった。寒いのはビーサンのせいでもあると思うけど、登山靴かビーサンの2択だからしょうがない。

巡礼前夜の夕食

アルベルゲのキッチンスペースでサンドイッチを食べ、まだ20時前だけどもう寝よう!と思ってベッドに戻ろうとしたところへ、ワインボトルを3本ほど抱えた韓国人おじさん達が「今から飲もう!明日からの巡礼スタートに向けて乾杯しよう!」。いかにも酒豪そうなおじさん達、この酒席は長くなりそう(笑)カムサハムニダ!でも、ビニャンハムニダ!ちょっと寝たいから、あとから参加してもいい?と一言断って、ミシミシと軋むベッドに登った。

寝袋にもぐりこんで、支給された毛布を重ねたのに、寒くて寒くて。どうしてこんなに寒いのかと思ったら、すぐ横の窓が開いてる…そりゃ寒いよ。これ以上、重ね着するもの持ってないよ。私の隣のベッドの白人男性はタンクトップに短パン、素足で寝袋に入らずに読書してるよ。出ました、体感気温の差!

てっきり誰かが窓を締め忘れたんだと思って、めんどくさいけど軋むベッドを降りて窓を閉め、ベッドに登ったら、ちょうどやってきた宿の女性スタッフに速攻でまた窓を開けられた。オーノー!寒いんです、窓閉めてもらってもいいですか?と頼んだら、「彼女が寒いみたいだから、窓閉めていい?」とタンクトップ短パン男子に許可を取ってる。なんでー!室内温度はタンクトップ短パン用の設定なの?笑

人生初のアルベルゲ宿泊体験。アルベルゲってこんなに寒いものなの?こんな寒さが毎晩続くかと思ったら、明日からの巡礼が憂鬱になってきた…ああ、帰りたい。

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