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【スペイン巡礼6日目】次の村まで12km。見渡す限り何もない麦畑の1本道を歩き続けた日。「ワインの泉」の無料ワインは飲めなかったから、明日は大都市のバルでワイン飲んで美味しいものたくさん食べるんだもん

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Estella(エステージャ)〜Los Arcos(ロス・アルコス) 22km

物音で目が覚めて、5時に起床。昨日苦しめられた昼間の日差しを避けるため、そして、目的地のLos Arcos(ロス・アルコス)の公営アルベルゲの数少ないベッド獲得競争に勝つために、今日は普段より1時間以上早い6時前に出発しよう、と昨日話し合ったからだ。まだ部屋が真っ暗なので、ヘッドランプを装着してトイレに行き、スポーツタイツに着替えた。トイレの流水音がゴオオオオオオー!とすごい爆音。荷物を全部抱えて階段を下り、1階の共有エリアへ。ここも薄暗い中、既に韓国女子エリーとチョウ、韓国人男子ヨンが朝食を食べていた。

食べかけですみません…

またあとでね

5:50、5€を入れた封筒を結びつけたバックパックをレセプション前に置いて、エリーと一緒に出発。アルベルゲ内が暖かかったので、フリース脱いでいこうかな?なんて一瞬思ったものの、外に出たらすごく寒い。少し歩き出すとビル風(?)なのか、ものすごい強風の向かい風が吹いてきてめちゃくちゃ寒かった!

昨日、間違えて歩いた巡礼路

昨日バックパックを取りにエクストラカミーノした、村の終わり付近まで歩いてきた。おしゃべりしながら歩いていたら、ちょっと待って。巡礼路の道標も矢印もないよね?どこかで間違えた?先日もチュロス&ホットチョコレートのことを考えていたせいで道を間違えたように、意外と街中の巡礼路が要注意なのだ。郊外や山道では、迷ったらやばい!と真剣に道標を確認して歩いているが、街中はふと油断してしまいがち。(私達だけ?笑)

立ち止まって地図で確認したら、間違っていなかった。そのまま進むと、数メートル先に標識があった。暗闇の中、住宅街を抜けていくが、かなりの登り坂だ。かすかな街灯しかなく、真っ暗で足元さえ見えない。ヘッドランプを再度装着した。ライトの角度を調整するために手を添えなければいけないので、意外とつらい。(ライトの角度はカチッと回せば変更できることに数日後に気づいた…)道標を1個ずつ指差し確認しながら進んでいくと、私達より早く出発したミリーが前方に立ち止まっていた。二手に分かれる道、どちらに行けばいいか迷っていたみたい。私達も立ち止まって話し合う。Google Mapと紙のガイドブックを照らし合わせ、正しそうな道を選ぶ。1人だったら迷ってたよね!と。

巡礼者に無料でワインを提供してくれる、イラーチェ村のワイナリー

修道院とイラーチェワイナリーが左前方に見えてきた。このワイナリーを楽しみにしている巡礼者は非常に多く、ここに寄らないなんてありえない!と言われるほどの人気スポット。でも、巡礼者向けの無料ワイン提供(蛇口をひねるとワインが出てくる!)は朝8時からなので、残念だけど立ち寄らずにそのまま進んでいった。あれだけ確認したのに、どうやら巡礼路を外れて巡礼路と平行して走る国道N1110を歩いてしまっている。車がびゅんびゅん走り抜ける車道横を歩くので、危ない。どこで巡礼路に戻れるかな?またまた地図を見て考えた。(主にしっかり者のエリーが)

森の中

さらに進んだところで、巡礼路に戻る標識を発見してホッとした。ゆるやかな砂利道のアップダウン、森の中を進んでいく。ときおり吹く風が寒い!でも、暑いよりも寒いほうがいいよねー!と話しながら、妙にポジティブ。またまた上っては下り、上っては下り。砂利道が続いて、足が痛い。

珍しく曇り空

あの山を越えるの?!

アスケタの村が見えてきた。一部の例外を除いて、どこの村もたいていは村に入るための1本道は、急な登り坂であることが多い!この坂が本当につらい。ただ足元だけを見て、1歩1歩上がっていくしかない。村のベンチで韓国男子たちが休憩中だったけど私達は止まらず進む。小さな村なので、あっという間に通過。

今日は標高の高い山と低い山を通る2つのルートがあり、間違えずに低いほうの山を通るルートを選ばないと!と昨日から緊張していたが、巡礼路の道標を辿っていけば自動的に低いほうの山越えになるようで、ひと安心。

強風の中、坂を上っていく

ブドウ畑かな

低いほう、といっても山越えは山越え。景色は壮観だけど、激しい冷風が吹き付ける中、とにかく前へ、上へ。延々に終わらないように思えた坂を上がりきって、アップダウンを繰り返し、小さな村を通り抜け、あとはまたまた下り坂。私、本当にこうゆう急な下り坂苦手。親指のつま先が登山靴に当たって痛い。

BUEN CAMINO(ブエン・カミーノ)!は巡礼者同士の合言葉♡

山を登り、11世紀に造られたと言われるモーロ人の泉を過ぎた後は、次のロス・アルコスまで村はない。その距離、約12km!12kmも村も(もちろん、人家も!)何もない、って想像できる?

小麦畑とブドウ畑(この時期はどちらもなくて、緑の草原が広がっている)の間の蛇行する1本道を延々と歩いていく。緩やかに上り、緩やかに下る。景色に変化がなさすぎて、暇すぎて暇すぎて暇すぎた。韓国人3人と日本人2人、追い抜いたり追い抜かれたり、おしゃべりしたり無言になったり、ときどき強風に吹かれながら、ただただ進んでいく。立ち止まるとまた歩き出した時に足のマメが痛いので、止まらずに歩きながらバナナを食べ、レモンティーを飲んだ。

boringな道

何もない草原の途中で、屋台BARが営業を開始しようとしていた。ミリーはそこで休憩していくらしいが、残りの4人はスルーして目的地を目指すことに。スマホのカミーノアプリで地図を見ていた韓国人ジニーが「あとちょっとですよ〜すぐですよ〜」と言うから残り2〜3㎞だと思っていたら、標識は「残り5.7㎞」。みんなで一気にテンション下がる。当然、目的の村は全然見えない。

ジャケットのフードを被って、足元を見ながら歩いていると、自分と他の巡礼者たちの砂利を踏みしめる音だけが聞こえ、一種のトランス状態になった。色々な思い出の瞬間が泡のように浮かんでは消え、浮かんでは消えて。何を考えていたのか、全く思い出せない(笑)

本日初の休憩

ロス・アルコスまで残り2.8㎞!の標識のすぐ先にベンチが2つあったので、本日初めての休憩。パン、バナナ、サラミ、レモンティー。この1€サラミが美味しくて止まらない!でもこのベンチが木陰、かつ、強風のため我慢できず早々に退散。約8分の休憩は終了。

短すぎる休憩を終えて、黙々と歩いていく。前方には村らしきものが全く見えない。本当にあと2.8㎞?!疑わずにはいられない。でもとにかく歩く。だんだん日差しが強くなってきた。

村だ!

全然見えないということは、前方の丘を越えなきゃいけないよね…とグッタリしながら、最後の気力を振り絞って上り坂を上りきったところで、遠くにロス・アルコスの村が見えた!すぐ後ろから、

「あー!村!村があるよー!」

と、下手な学芸会の子役のような、でも12kmぶりに村を見た人間だったらこう言っちゃうよねと思える、自然すぎるほどのセリフ(なかなかこんなシチュエーションにはならないけど笑)を発するエリーに、つい笑ってしまった。

12kmぶりの村!

さっきまでとは打って変わって、スキップするくらいの勢いで坂道をおりてきて、11時前にロス・アルコスの村に到着。わーい!まだ11時前!すごい!村の中の巡礼路を進み、バックパックを送っておいた公営アルベルゲを探す。なんと!閉まっている!トラウマ…。アルベルゲのドアの前で電話してみたけど、出ない。ドアの向こうで電話が鳴っているのが聞こえる(笑)

アルベルゲが開いてないのは初めてではないから昨日ほどは焦ってない。村のツーリストインフォメーションに行き、私がトイレに行っている間にエリーが入手してくれた情報によると、例のアルベルゲは13時前後にオープンするらしい。まだ2時間近くあるので、バルでランチして待つことに。バックパックとストックをアルベルゲ前に順番に並べて、場所取り。

アルベルゲに一番近いバル

アルベルゲ前で合流したアメリカ人男子も一緒に、アルベルゲに一番近いバルのテラス席に座り、巡礼者メニュー(12€)で早めのランチ。柔らかすぎるカルボナーラパスタを食べ始めたところで、強風が凄まじく、寒すぎてとてもこのテラス席で食べていられない!ということでバル屋内に撤収。全然美味しくないポークロインと山盛りフレンチフライ(明らかに冷凍食品)、チョコアイスクリームを食べて、13時過ぎにアルベルゲにチェックイン。12€。

今夜のお宿の公営アルベルゲ

ベッド下段を確保!

ベッドは自由に選べたので、下段を確保!シャワーを浴びて、洗濯物を出して(0.5€)、食料品店に買い出しへ。シエスタなのか、2軒中1軒しか営業してないし、バゲットは長くて硬いのしか売ってなくて品揃えは微妙。小さな村なんだから、多くを求めちゃいけない。とりあえず明日の食糧は手に入れた。まだ時間が早いので、次の村まで歩く巡礼者も多かった。

ランチしたバルのテラス席には、見慣れた顔の巡礼者達がおしゃべりに夢中。日差しは強いけど風が強くて寒いけど、欧米の方々は気にならないのかな?体感温度の違い?アジア人の私はアルベルゲに戻り、ありったけの服を着込んで寝袋に潜り込んで昼寝タイム。寝袋に毛布をかけてもまだ寒くてたまらなかったのは、窓が開いていたのと、シャワー後で髪が濡れてたせいもあるかも。昨日のアルベルゲよりはWi-Fiが早い、それだけは嬉しい。洗濯物の乾燥機(3€)は2人でシェア。今日の距離は短かったけどなんだか疲れていたので、そのままベッドでうとうと。

赤ワイン

柔らかすぎるスパゲティーボロネーゼ

目玉焼きとフレンチフライ

レモンヨーグルト

19時頃に、自炊しないメンバーでまた同じバルへ。悩んだ末に、また巡礼者メニュー。ランチとは別のメイン料理をチョイスしてみた。柔らかすぎるスパゲティーポロネーゼ、目玉焼き、ヨーグルト、ワインで12€。美味しくないし、割高だよね、しょうがないよ、明日はログローニョで美味しいもの食べよう、と小声で言ってしまうレベルだった。アルベルゲを出た時は4人だったけど、気づけば1人2人とジョインしてきて最後には14人くらいの大所帯に。

みんな口々に、今日の道はboringだった、と言い合っていた。やっぱりね。そして話題は、今日は何時にエステージャを出た?明日は何時にここを出発する?今日の教訓から、あんまり朝早く出発しても暗すぎて標識が見えず、道を間違ってタイムロスする可能性が高い。でも歩くペースの速い欧米人グループをマネして、のんびり出発したら遅くなってしまう。明日も遅くとも6時頃には出発できるように決めた。

20:30頃にディナーはお開きになり、アルベルゲに戻って荷物を整理して消灯タイム。隣の二段ベッドのフランス人おばさん2人組のどちらかがオナラ連発してるのが気になって眠れない…(と言いつつ、すぐ爆睡した)

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