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【スペイン巡礼5日目】初めての日曜日、灼熱の道中でトイレ難民となり右往左往した日。送った荷物が行方不明になって焦ったけど、1泊750円の宿でYAKISOBAを楽しめたからオッケーです!

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Puente la Reina(プエンテ・ラ・レイナ)〜Estella(エステージャ) 22km

6時過ぎに起床。同室のスペイン女子がまだ寝てるので、部屋の電気はつけず、トイレでスポーツタイツに履き替えた。このタイツがきつくて、なかなか上がらないのー。毎朝、やや憂鬱(笑)

この1€シリーズのサラミが最近のお気に入り

キッチンでマフィン、チーズ、ハム、ヨーグルトで朝食。朝食を終えてから部屋に戻ったけどまだ1人寝ていたので、ヘッドライトをつけて荷物を抱えて、廊下でパッキングを終えた。アルベルゲ外の靴置き場で登山靴を履いて、エリーを待った。

運搬サービス用の倉庫。ここに入れておけば、ピックアップしてくれるそう

朝はアルベルゲ側のスタッフが不在のため、チェックアウト時はルームカードキーをポストに入れて出発するシステム。準備ができたので、個室(といっても4人部屋)のルームカードキー2人分をポストに入れた後で、エリーが帽子を部屋に忘れてきたことに気づく。私達のカードはすでにポストの中。部屋に入れない。申し訳ないと思いながら、ドアをノックしてみてもスペイン女子が起きる気配が全くない。

ホテル側のレセプションに行き、私はバックパックを送るために倉庫の鍵を借りたりしている間、彼女がGoogle翻訳を使ってスペイン語で説明しても「マスターキーがないから無理。入れない」と愛想ない対応。これは困った。また部屋に戻ってしつこくノックしてもスペイン女子起きず…再度、レセプションで色々交渉しても埒が明かず、私がもう一度部屋に行ってノックしたら、ようやくスペイン女子がすごい嫌そうな顔してドアを開けてくれた。私が忘れ物したわけじゃないんだけど…とぶつぶつ言いながらも、朝から起こしてごめんなさい。普通のアルベルゲなら忘れ物してもすぐ戻れるけど、こうゆう個室タイプは気をつけなきゃ。

早朝のマヨール通り

帽子騒動でバタバタしていたため、遅めの7:20出発。昨日の気づきにより、今日はレセプション横で待っている間に入念にストレッチ。結構真面目に、首も腕もグリグリ回して、股関節を柔らかくしてから歩き始めた。空はもう明るい。すでに日差しが強く、今日も暑くなりそうな予感。

私達が宿泊したアルベルゲは村のはずれ(村の入口付近)にあったから早めに出発しなきゃ、と思ったけど遅くなってしまった。きっと村の中心部に泊まった他のメンバーはもう随分先に行っちゃっただろうねぇ、なんて話しながら歩いていたら、前方にスペイン人ブリュー御一行様がいらっしゃるではないですか。彼らは昨日言っていた通り、お気に入りのパン屋さんで優雅に朝食を取り、淹れたてコーヒーを飲んでから歩き始めるとのこと。

彼らに限らず、欧米人グループは朝の出発時間も遅いし、休憩時間が長いけど、歩くペースがめちゃくちゃ速いから、短い休憩で常に歩き続けている私達はすぐ追い抜かれてしまう。まあ、しかたがない。いきなり足は長くならないし(笑)短足組は、パン屋さんでパックココアを買って、飲みながら巡礼路を歩いた。

プエンテ・ラ・レイナ橋を通って、村を出る

橋を渡って、村を振り返る。橋がなかったら、どんなに大変だっただろう

石畳の街を抜け、「女王の橋」を渡って村を出た。平坦な舗装道路を歩いていく。途中で、後ろから追いついてきて話しかけてきたアメリカ人女性と並んで歩きながら少しおしゃべり。某有名グローバル企業勤務の彼女は、アメリカ人と離婚後、オランダ人と再婚して現在はアムス在住。10代の息子も、step son&step daughterも、母が6週間スペイン巡礼したいというのを聞いて、that’s good for youと大賛成で送り出してくれたんだって。子供3人いるワーママが6週間も仕事を休んで、外国の巡礼路を歩きに行っちゃうなんてすごい。カルチャーの違いを感じた。彼女は「ブエン・カミーノ!(よき旅を!)」と笑顔で手を振り、軽快に歩き去っていった。

またまた写真じゃ伝わらないシリーズ!思い出すだけでもつらい上り坂!

その後、急な登り坂が続く。本日初の難所。かなりきつい。休み休み、暑くて途中で立ち止まってフリースを脱いだけどまだ暑い。

無数の、小枝を十字架に見立てたものが突き刺されたフェンス

坂を登りきったら、国道脇に出てきた。フェンスに小枝が刺さっている。ああ、これは十字架になっているのね。

巨大な犬3頭を連れた巡礼者

このワンちゃんがめちゃくちゃ大きくて、もののけ姫の世界かと思った(笑)ワンちゃんに噛まれそうで怖くて、追い抜けない。

天空の村「シラウキ」

村を越えたら、前方遠くにシラウキ村が見えてきた。ほんとだ、噂に聞いていた通り、天空に浮かぶ集落。空に浮いているみたいに見える!(見えるよね?笑)

シラウキへ至る巡礼路

もう少しでシラウキ村

天空の村シラウキは、村に入ってからも上り坂ばかり!細くて急な「え?ここは人が通る道ですか?それとも壁ですか?」と聞きたくなるような、どえらい登り坂を登りきったところに、パン屋兼雑貨店。ほんとだ、日曜日だけど営業してる!

キンキンに冷えたリプトンレモンティー1€

9:20頃、出発から約2時間経過。前後を歩いていた巡礼者みんなが休憩し始めたので、私もリプトンレモンティーを購入してベンチに座った。すごく冷えていて美味しい!10分弱休憩して出発。まだ10時前なのに太陽サンサン、非常に暑い。巡礼路途中で無人スタンプがあったので、押してきた。シラウキの村を出る頃から、一気に下り坂。そうだよね、シラウキ自体が丘の上にある集落だから、上ったんだから下らないと。

国道にかかる真っ赤な高架橋

重いバックパックを背負っていない私でも足元がおぼつかないような急な階段(1段の段差が膝より高い!)や下り坂を歩き続け、国道N-1110にかかる真っ赤な高架橋を渡り、アップダウンする砂利道を進んでいく。

ガッタガタな道

ガイドブックによると、このあたりに「2000年前の古代ローマ時代の石畳」がそのまま残っている場所がある、とのことだったけど、どこかわからなかった。昨日までとは打って変わって、本日はなぜか快調。荷物が軽い分、足取り軽く、前を歩いていた巡礼者をどんどん追い抜いて、前にも後ろにも人がいなくなっちゃった。

細い山道から国道に出てきたあたりで1ヶ所、巡礼路の道標が全くない場所があった。巡礼路が道路の反対側に渡る場合は車道にしつこいくらい黄色矢印が描いてあるはずだけど、それもない。ということは、道なりに、国道沿いを進むんだよね?進みながらも迷う。迷った地点まで戻って後ろから来る巡礼者を待った方がいいか、それとも次の道標が出てくるのを信じてこの道を進み続けるか…初日のピレネー山脈でも思ったけど、人間って「戻る」という選択は難しいのだなと改めて思った。今あるものを手放すのが怖い。結局、もう少し進んだところで次の道標を見つけて一安心。間違ってなかった。

村が見えた!からの、上り坂が厳しい…

まだ午前中なのに、日向の暑さったら!容赦なく日差しが降り注ぐ。暑い。暑い。暑い。とにかく日陰に入りたい。登っては下り、登っては下り、永遠に続くような砂利道。ようやく次の村が見えてきた。そうそう、トイレにも行きたいんだった。あの村のバルでトイレを借りよう!それだけを心の支えに、村に繋がる最後の急な上り坂を雄叫びをあげながら登りきった!

おや?村に人がいないよ?バルらしきものがないよ?唯一自販機が設置してある無人の休憩スペースがあり、そこになぜか韓国人ミリーが休憩していて、わー!久しぶりー!となる。昨日の夕方ぶり(笑)そこで一緒に休憩してもよかったけど、その休憩スペースにはトイレがなかったので、その先にあると(勝手に信じていた)バルまで行くために、さらに進む。悲報。バルがないまま、村が終わった。

次の村まで我慢するしかないか…でも、この尿意はかなりのもの。意気消沈しながら、とぼとぼ歩いていたら、その先にバルを発見!コーラ飲むぞー!トルティージャも食べちゃうぞ!と思ったら、日曜だから休業。この落胆の感情をどうやって処理すれば?わからない。その後もひたすら続く灼熱の中、なだらかな上り坂と下り坂の繰り返しに、何も考えることができない。トイレに行きたい、それだけは考えていた。

今日は普段より遅めに、何か見えざるものが私を後ろに押してきた。自分ではサクサク歩いてるつもりでも、近所の散歩中のおじいさんやおばあさんにあっという間に追い抜かされて置いていかれてしまう。おそらくトイレに行きたくてしょうがなかった私の歩みはすごく遅かったんだと思う。

靴下が変なボーダーなのも気に食わないけど、それどころじゃない

11:15頃、日陰に座って休憩。アクエリアスと熟しすぎたバナナを1本食べて、5分ちょっとで立ち上がった。今日も熱中症のような、頭がクラクラする中、なんとか歩き続けて、目的地の1つ手前の村が見えてきた。この村も想像してたのと違う…トイレあるかな…

バル!

トイレを借りて、しつこくコーラ(1.5€)

12時、村が終わりそうな頃、巡礼路に面したバルがあったので、ここで後ろから来るみんなを待つことにした。コーラを買って、トイレを借りて、なんとかセーフ。全然日陰にならないオープンテラス席でコーラを。誰も来ないし、ここであんまり長く座って休憩すると今度立ち上がった時につらいと思い、10分も経たずに休憩終了して歩き始めた。村を抜けるのに、またまた上り坂ばかり。

目的地のエステージャまであと3.3㎞!との標識があった。よし!亀の歩みで進む。あと2.4㎞。よし!想定より早く到着できる!余裕!そう思ったはいいけど、全然到着しない。村らしきものも全く見えない。砂利道を登っては下り、上っては下り、歩き続けても全然到着しない。

疲れた体に、嫌がらせのような橋もあった(被害妄想)

最後の30分が、特にきつかった。エステージャという村は存在しないんじゃないの?とまで思い始めた。

エステージャは存在してた

13時、ようやく本日の目的地Estella(エステージャ)の入口に到着。日陰になっている水飲み場の横のベンチに座って、みんなを待つ。13:20頃、続々と登場。エリーも到着したので、荷物(私のバックパックと彼女の寝袋セット)を送っておいたアルベルゲに向かおうか…ぎゃ、Google Mapを見たら、ここからさらに1.5㎞あるって?!ここが村の入口、アルベルゲは村の終わり。厳しい日差しの中、2人で前後になり、無言で歩く。かなり急な登り坂が続く。

旧市街はやっぱり上り坂

30分以上かけて、やっと到着したら13:55。結構大きなアルベルゲは真っ暗!14時から受付だから暗いのかな?いや、人の気配が全くしない。疲れ果てた私達は、アルベルゲ前のベンチから立ち上がれない。少し休憩して、エリーがルーターの電源を入れて色々調べてくれてる間(私はSIMカード入れてないから無力…)、私はアルベルゲの建物周りをぐるっと一周してみたけど、やっぱりひとけがない。どうしよう。私の荷物どこー!彼女がスペイン携帯で、配送業者に電話して聞いてくれて、ようやく保管場所が判明した。「封筒に書いてあったアルベルゲ(私達が今いるところ)が閉まってたから、別のアルベルゲに置いてきたよ!」と。電話を切ってからその宿を調べてみたら、まさかの…なんと…30分以上前に通り過ぎてきた、この村の入口付近のアルベルゲ!今いるところからは村の反対側!ガーン。ということで、彼女に申し訳ない気持ちでいっぱい。本当だったら今頃もう荷物を降ろして、シャワーを浴びてスッキリできてた時間なのに、灼熱の中、回り道させてしまった…2人無言でまた30分以上かけて、村の入口まで戻って、無事バックパックを回収した。

やっと会えたね

荷物の宛先に選んだのは、巡礼事務所でもらった、おすすめ宿一覧の中から選んだアルベルゲで、3月半ばから営業(冬季は休業)と書いてあったけど、実際はまだ営業してなかったようだ。いいねえ、スペインぽくて。ということで、次回バックパックを送るときは絶対に通年営業してるアルベルゲにしなきゃ。(まだ送る気)

今夜のお宿は、こちらの公営アルベルゲ

バックパックが届けられていた私営アルベルゲも綺麗で、スタッフも親切だったけど、明日少しでも歩く距離を減らすために、少し巡礼路を進んだ公営アルベルゲに宿泊することにした。パスポートを出し、クレデンシャルにスタンプをもらって、チェックイン。6€(約750円)!今回の巡礼中で最安値!

シャワーを浴びて洗濯も済ませたみんながレセプション前を通りかかって、1時間前くらいまで一緒にいた私達が今頃チェックインしていることに驚いた様子。ええ、私達も驚いてますから(笑)不本意ながらエクストラカミーノしてきたのよ。

ミシミシ揺れるタイプの二段ベッドだけど、日差しが差し込んで明るいお部屋はいい感じ

2階の大部屋、ベッドは自由に選んでいいとのことだったので、窓側の下段ベッドを確保!シャワーを浴びて、洗濯機3€をエリーとシェアして、中庭のテーブルで朝食の残りのパンとサラミを少し食べた。ランチをまだ食べていなかったからお腹ペコペコ。

中庭は洗濯物を干したり、倒立をしたりする場所

同じテーブルになった韓国ガールズ達とおしゃべり。早めに到着した彼女達は既にスーパーに買い物に行っていたらしく、AJINOMOTOのカップ焼きそばが美味しそう!アジア勢は、なんとなく洋食じゃないものを食べたくなってる頃。

洗濯物を乾燥機に入れ替えて(こちらも3€)、私達も新市街のスーパーまで食糧買い出しに。バルも営業していたけど、なんとなく出かける気分ではなかったから、今夜の夕食は自炊にする。エリーと韓国男子ジニーと3人でCarrefourに向かった。

新市街のかわいい建物

世に迷い込んだような旧市街の巡礼路から離れて橋を渡るとすぐに、現代風の建物で溢れた新市街に入る。

戦利品

韓国ガールズの影響を受けすぎて買ったYAKISOBA

ちゃんと湯切りするよ

ムール貝大好きだから缶詰を、パンは1袋の量が多かったのでジニーとシェアすることに。宿に戻って、キッチンの長テーブルでわいわい。明日のランチ用に、とすごく手の込んだサンドイッチを作ったり、パスタを茹でて本気の食事を用意しているヨーロピアン巡礼者も。お国柄が出ますね。

困った時のスペイン人

エリーやブリューと明日以降のルートを検討したり(検討しているのは彼ら、私は結果を聞くだけですが笑)、中庭で足のマメの水を抜いたり、爪を切ったり、加齢による体力低下等について話して、早めにベッドへ。スマホメモに日記を書いて21時過ぎに部屋が消灯になったので、おやすみなさい…と思ったら、大声で電話をしながら部屋に入ってきた男が。やだ、ファンタ野郎!まさかの隣のベッド!もう会わないと思ったのに…とりあえず、寝ることにした。

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