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【スペイン巡礼4日目】上るも地獄、下るも地獄…インスタ映えスポット「ペルドン峠」を越えた日。熱中症の危機に瀕して辛かった道中も、パン・オ・ショコラとバルのお料理が美味しすぎたから良き思い出になりました

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Pamplona(パンプローナ)〜Puente la Reina(プエンテ・ラ・レイナ) 24km

6時15分に起床。半分寝ぼけたまま、トイレでスポーツタイツに着替える。巨大なアルベルゲ全体が真っ暗な中、スマホライトをつけながらベッドに戻り、荷物を全部抱えてレセプション近くの共有エリアへ移動し、バナナを食べながらパッキング。借りたシーツと枕カバーを外してボックスに入れた。

本日の目的地、24km先のプエンテ・ラ・レイナにバックパックを送りたかったが、どのアルベルゲ宛てにするかまだ決めていなかったため(昨日もずっと暇だったのに)、エリーに相談。彼女がリスト(巡礼事務所でもらったオススメ宿一覧リスト)からパッと選んでくれたので、そこに決定。

今回の送料(距離によって料金が変わる)と、どこに置いておけばいいかをレセプションに聞きに行ったら、スタッフのおばさん曰く「1€払ってロッカーに入れておいて鍵をかけておいて」っぽいことをスペイン語で言っている。ロッカーに入れておいて業者からピックアップされないのは怖いから(まだ色々と疑っている笑)、出発準備中のスペイン人ブリューを呼んで通訳してもらったけど、やはりロッカーに入れるということはわかったけど、実際の送料は不明。とりあえず昨日別のスタッフに言われた7€を封筒に入れて(7€あれば多すぎることはあっても足りないことはないはず!)、身軽な状態で7時前に出発。

9€(約1,100円)の安宿を選んで宿泊する巡礼者で、7€(約900円)かけてまで荷物運搬サービスを利用する人は滅多にいないからスタッフ側も慣れてないんじゃないかと。あくまで、推測だけど。

既に明るいパンプローナの街

昨日と比較して、標高が低い地域のせいか、同じ時間帯でもそこまで寒くない。日本人エリーと韓国人ミリーと一緒に、地面に埋めこまれた自転車巡礼者用の目印(ホタテ貝マーク)を辿り、旧市街を抜けていく。途中バルの看板を見て「ああ、チュロスをホットチョコレートにつけたやつ食べたい〜」なんて言ってフラフラ歩いていて、巡礼路から外れたことに気づかず進んでいたようだが、ローカルのおじさんに指摘してもらって軌道修正。山道よりも、街の中の巡礼路は気を抜きがちなので、要注意。

Navarra大学構内を通過。広がる芝生にICUを思い出した。

巡礼者以外、誰も歩いていない

「本館で受付、押印をしております。」

街を抜けて川を渡り、ナバーラ大学を通過。この大学でもクレデンシャルにスタンプを押してくれるらしいが、8時前だったのでまだ本館が開いてないかもしれない、ということでスルーして先を急ぐ。舗装された平坦な道が続いた街中は速いペースで歩けたが、街を抜けて山に近づくにつれて一気に寒くなり、草には霜がおりていて、吹きつける寒風も強くなってきた。

車道横の歩道を上り続ける。韓国人男子2人がのんびり歩いていたので追いつき、5人で等間隔にスペースを空けながら上り坂を進んだ。みんなに遅れまいとなんとか頑張って歩いたが、今日もきつい。バックパックを背負ってないのは私だけなのに、私が一番遅いのはなぜ。住宅街を抜けてアップダウンを繰り返し、平原へ。菜の花畑の横の砂利道を、ひたすら進んでいく。

前方遠くに見える山を越えるのかな

滑りやすいの

麦畑の中の菜の花畑

坂道はなだらかだけど、登り続けるのはかなりきつい。はるか遠くに、今日超えていくペルドン峠(標高780m)が見える。あんな山を越えるなんて…無理。でも、ここからパンプローナに戻るのも、無理(笑)

フランシスコ・ザビエルが生まれ育ったハビエル城

巡礼路右手、少し離れた丘の上にあったのは「ハビエル城」。日本でキリスト教布教に尽力した、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエル。日本人にとってはザビエルとして有名だけど、スペインではJavier(ハビエル)と呼ばれていて、バスク人の王国ナバーラの貴族出身。そんな彼が生まれ育ったのが、このお城。ザビエルって、バスク人だったんだ〜。

どうしたらいいかわからないくらい、歩くのがつらい。とにかく1歩ずつ前へ。小さくてもいいから止まらずに足を踏み出す。ときどき振り返って「ああ、こんなにも遠くに来たんだ」と、誰も励ましてくれないから自分で励ましてみる(笑)大きなバックパックを背負っていない分、私がグループの先頭になる形になった。風は冷たいのに、日差しは強くなってきた。汗をかいて冷えてきたから、フリースを脱ぎたい。

木陰で朝食タイム

9:10、出発してから約2時間経過。後ろから誰も来ないけど、お腹がすいたし、この先の巡礼路には木陰が当分なさそうなので、ここで休憩することに。他の巡礼者の邪魔にならないように、むき出しの土に座って朝食タイム。マフィン、ハム、水。フリースを脱いで休憩していたら、みんなが追いついてきたので一緒に休憩。

10分後、また歩き始める。これまでもそうだったが、座ったり立ち止まった休憩後、再度歩き始めてからの5〜10分後は股関節が固まったような痛みがあり、休憩前よりもうまく歩けなくなる。足を踏み出すたびに、股関節や膝にピキッと痛みが走る。なんとか元のペースに戻したい。景色を楽しむ余裕もなく、ただ足元の石ころを見つめながらリズムをつけて足を運ぶ。

9:40、出発してから約2時間半経過。今日もまたやってきました、魔の時間帯(笑)昨日と同様、何か目に見えない大いなるものが私を前から後ろに押し戻すかのような、体が前に進まない感覚に囚われた。あれは何?泣きたくなるくらいつらい。

ふと気づいた。毎朝、巡礼出発前にストレッチが必要なんじゃないの?そういえば、部活の時も運動前には入念にストレッチしてたわ。明日からは出発前のストレッチをやってみる!

遠くの街からやってきました

延々と下り坂が続いたと思ったら、今度は延々と続く登り坂。もう、やめて。小さな集落サリエギを通過した後、ペルドン峠まではひたすらアップダウンが繰り返された。木々が鬱蒼と茂り、ずり落ちそうな傾斜&滑りやすい小石が敷き詰められている登り坂を、登山用ストックを突き立てて、なんとかしがみついて上がっていく。(ストックを握りしめすぎたせいで、今日初めて右手親指にマメができていた!)

今日は土曜日のせいか、巡礼路にも軽装でハイキングしたり、ジョギングしたりしている地元民がいっぱい。終わりが見えない登り坂も、地元のスペインギャルたちはストック無しで、おしゃべりしながら軽快に登っていく。なぜー!

登り坂が終われば、下り坂。振り返ると、今朝出発したパンプローナの街がはるか遠くに見える。ああ、ここまで歩いてきたんだ…と感慨に浸るも、現実は今日のゴールの村まではまだまだ遠い。インスタ映えスポットのペルドン峠さえ、近くに見えるようで、そこまでの道のりは果てしない。

セルフィ中のスペインギャルたちとミカンをくれた韓国男子たち@ペルドン峠

10:25頃、息切れしながらも、なんとかペルドン峠まで到着!映画やネットの写真で見たことあったが、想像よりもモニュメントが小さく感じられた。日陰になっている、塔の台座部分に座り込んでみんなを待つ。日向はめちゃくちゃ暑いのに、日陰はめちゃくちゃ寒いから、定期的にお尻を動かして日向と日陰をスライドさせて。

暫く待ったら、顔見知りのメンバーがどんどんやってきた。荷物が軽くて早く到着した結果、長く休憩していて相対的に元気であろう私がみんなのカメラマン役をかってでた。昨日スーパーでうっかりネットに入った大量のミカンを購入してしまった韓国人ジニーが後悔しながら誰彼構わずミカンを配り歩いていたので、1個もらった。峠で食べるミカンは格別。

全然伝わらないシリーズ!この下り坂、ものすっごく傾斜がきついんです。(この自転車の巡礼者も、この直前に転んでた)

さて、休憩したり写真撮影し終わった時点で11時少し前。地図によると、残りは約10㎞。遅くてもあと3時間くらいで到着できる?ってことは、14時にはアルベルゲに到着してシャワー浴びれる?わーい!とみんなで喜んだのもつかの間、そこからの容赦ない下り坂!私的には、今日のハイライトかもしれない。ペルドン峠(標高780m)を頂点に、一気に標高280mくらいまで下がるため、赤土に大小の石ころがゴロゴロと敷き詰められた急斜面を、転ばないように地面にストックを突き刺して(でもストックが滑って刺さらない!)足元を踏ん張って降りていくこと20分以上。膝ガックガク。

赤土の斜面を終えてもまた延々と続くなだらかなアップダウン

急な下り坂が終わり、ひと安心したのもつかの間、またアップダウンが続く。坂を登ったり下ったり。足元はごつごつした石。だんだん照りつける太陽が強くなり、灼熱地獄。ジリジリと焼ける。今日の目的地はここから数えると4番目の村。2番目の村のバルで休憩しよう!またあとで!とエリーと約束して、それぞれ自分のペースで歩き続ける。本当に暑い。何度も日焼け止めを塗り直しているけど、効果がなさそう。

1つめの村を通過。冷たいコーラ飲みたい。2つめの村が遠い。歩いても歩いても延々続く砂利道。泣ける。今朝出発前にアルベルゲで観ていた、甥っ子2歳のダンス動画のせいで、カメハメハ大王がBGMで脳内リピート再生される。風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みで♫ああ、雨は降ってないけど私も休みたい。カメハメハッ!

やっと2つめの村の入口に到着。うわーん。バルもあるって看板に書いてある!木陰で少し待っていたらエリーが追いついてきて、一緒にバルを探す。おかしい、バルらしき店が全くない。人がいない。まさかそんな…このままじゃバルがないまま村が終わる!それだけは勘弁して…

巡礼路から一本中に入った路地にコカコーラの看板が!コカコーラの看板はバルの証!やった!あった!と思ったらそこにお店はなく。マジですか。嫌な予感がしたと思ったら、その斜め向かいに営業中のバル。ああ、助かった…砂漠のオアシス。(ちなみに、東京砂漠以外の砂漠には行ったことがない)

砂漠のオアシス

オアシスに集まる地元民

ハムとチーズのボカディージョとコーラ

12:35、命からがら店内に入り、私はまずトイレを借りた。そうそう、今日もめちゃくちゃトイレ行きたくて大変だったんだ。ハムとチーズのボカディージョ(スペイン風サンドイッチ)とコーラを注文。合わせて6€。そんなに美味しくないけど高いボカディージョ、観光地価格ですね。しかもコーラに髪の毛が入ってたので、エリーがわざわざレンタルルータの電源を入れて、Google翻訳でスペイン語翻訳して、コーラを取り替えてもらえた。ルータの無駄遣い感、半端ない(笑)

休憩しすぎて13:20頃出発。またまた砂利道の下り坂…これ本当につらいからやめてほしい。3つめの村に入るための登り坂。村に入る時って基本的に登り坂なのよね。全然人が歩いておらず、活気が感じられないのに、かなり大きな村をひたすら道標を探して歩き続け、やっと村を抜ける頃に、韓国人男子ジニー&ヨンがいたので、おしゃべりしながら歩く。

村から出ると、またまたまたまたまた砂利道の下り坂!やめてー!このあたりから、熱中症のような症状が出てきた。目眩がして、意識が朦朧としてきてやばい。砂利道を下り終えて国道を渡り、小屋の裏のような細い道を進む。目的地まであとどれくらいだろうか。とにかくクラクラするし、足のマメも潰れたような気がして痛くて泣きたい気持ち。

今夜のお宿は、村の入口付近のアルベルゲ

村の入口に立つ、巡礼者像。この村で、2つのルート(フランス人の道とアラゴンルート)が合流して聖地へ向かう道は1本になる!

細い道が終わり、大きな駐車場に出てきた。ここはレストラン?アルベルゲらしきものがある。ここは独立した村なのかな?それとも中途半端なところにアルベルゲ作っちゃった!みたいな感じ?あ、でもガイドブックで見た、プエンテ・ラ・レイナの村の入口に設置されている巡礼者像がある!ということは、ここが本日の目的地?!?!やったー!

バックパックを送っておいたアルベルゲを探そうと、村の中心に向かってまだ進もうとする私に、少し遅れてきたエリーが、このアルベルゲだよー!と後ろから叫んでた。なんと尊いお言葉。苦しみはここで終わりを迎えるのですね。

ちなみに、バックパックを送ったアルベルゲに宿泊する義務はなく、荷物だけピックアップして他のアルベルゲやホテルに宿泊しても全く問題はない。「このアルベルゲ、かなり村の入口だから明日歩く距離が長くなるけどいい?」と聞いたら、疲労困憊のエリーも、もう歩きたくない、ここでいい、ということでチェックインすることにした。韓国人男子たちは、もう少し村の中心部に泊まるそうで、そのまま歩いていった。

二段ベッドの高さが低すぎるのだけが難点

12€払って、クレデンシャルにスタンプをもらい、荷物をもらって半地下の部屋へ。ホテルの一部をアルベルゲにしたらしく、1部屋4ベッド(二段ベッド2基)で、バス&トイレ付き。ヘアドライヤーもある!いい香りのヘアジェルボトルが備えつけられたシャワーはお湯もよく出る!ずっと入っていたいくらい気持ち良かった。昨日のアルベルゲのシャワーは、ボタンを押してる間だけお湯が出る(しかもボタンが硬い!)タイプで、背中でボタンをグリグリ押しながらシャンプーする必要があったのとは雲泥の差。

ベストシーズンではないし、村のはずれにあるアルベルゲだから、部屋はエリーと2人きりかと思ってた。ベッドは初めて下段ゲット!外出から戻ってきたらスペイン人女子が加わっていた。誰も来ないと思って、荷物や貴重品、パンツを広げておかなくてよかった…。洗濯機と乾燥機はそれぞれ3€、併設されたホテル側のレセプションでトークンを購入して使用。洗剤は1€。乾燥機が弱すぎて、2回まわしたのに微妙に半乾きで残念。

村の教会

17:30すぎ、乾燥機をかけている間に街を散策。観光名所であり、村の名前の由来でもある橋プエンテ・ラ・レイナ(プエンテ=橋、レイナ=女王という意味)を探して看板地図を見ていたら、アンドリューやブリュー達の欧米人グループが登場。スペイン人ブリュー曰く、明日は日曜だから小さな村はスーパーやバルが営業してない可能性が高いよ。食べ物は今日中に買っておいたほうがいいよ!でも、パン屋はどんなに小さな村でも土日も営業してるから。そこのパン屋は朝6時から営業してるから明日でもパン買えるよ!と。強い味方、スペインのパン屋さん。

ここがそのパン屋さん

ミニサイズのパン・オ・ショコラが0.7€

に行く途中で、そのパン屋さんに寄ってミニサイズのパンオショコラ0.7€を買ったみたら、すごくすごく美味しかった!西日が強い。いかにもヨーロッパな街並み。これまで通ってきた村に比べたら驚くほどにたくさん地元民が街に出ていて、バルのテラス席で食事したり、ファミリーが公園で遊んでいたり、活気があっていい感じ。

村のメイン、マヨール通り

村のメインであるマヨール通りを西に向かう。ここは巡礼路でもあるから、明日はこの道を通って村を抜けていくことになる。

アルガ川にかかる王妃の橋は、11世紀に架けられた姿をほぼ残しているんだそう

当時、橋は少なく、巡礼者が川を渡ることは非常に危険を伴っていたため、11世紀の半ば、この地を治めるナバーラ王サンチョ3世の妃、ドニャ・マヨールによってこの橋が架けられたそう。うん、めちゃくちゃ深いと思う、この川。

橋を見物後、教えてもらったスーパーへ行った。熱中症対策に良さそうな塩キャンディー的なものを探したけど、まあないね。小さなスーパーで品揃えはたいしたことないけど、さすが生ハムは安くて美味しそうなのがズラリ!レジに並んでいたら、韓国人男子2人組が登場。小さな村だから、知り合いにすぐ会ってしまう。買い物を終えた後、繁盛しているバルを覗くも、19時までは閉店しているんだと断られ、街をぶらぶら。

こんなおじさんいたよ

このおじさん以外にも、シュールな像がたくさんあった。

想像を越えた美味しさ!スペインのバルすごい!(単純)

ちょっと覗いた感じ、店内では地元のおじさん達がビール飲みながらカードゲームで盛り上がっているだけ、誰も食事してなくて、いまいちいけてないけど営業中だったバルに入店してみた。カウンターで、豚肉とピーマンのボカディージョ、小魚のオリーブオイル漬け、トルティージャ(各1.5€)とコーラ(2€)を注文。お味は全然期待してなかったけど、期待してなかったおかげで美味しさに感動!安くて美味しい!プエンテ・ラ・レイナ最高!

お腹いっぱいでアルベルゲに戻り、明日もバックパックを送ろうと思って、ホテル側のレセプションで聞いてみたら、そこに封筒置いてあるから自分で電話しろ、私達はノータッチ!と冷たく言われてショック。こちらのスタッフは英語が通じない。アルベルゲ側のレセプションに行って聞いてみたら、チェックインを担当してくれた優しいお兄さんが親切にも業者に電話してくれて、エリーのサポートもあり、無事解決!このアルベルゲでは明日の朝8時までにホテル側のレセプションで倉庫の鍵を借りて荷物を入れ、鍵をかけて返しておけばピックアップしてもらえる、という流れみたい。

アルベルゲのFree Wi-Fiが遅いから、早く寝ようっと。明日起きた瞬間に、二段ベッド上段マットレス裏のコイルスプリングに顔面ぶつけませんように…!

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