Pamplona(パンプローナ)〜Puente la Reina(プエンテ・ラ・レイナ) 24km
6時15分に起床。半分寝ぼけたまま、トイレでスポーツタイツに着替える。巨大なアルベルゲ全体が真っ暗な中、スマホライトをつけながらベ
本日の目的地、24km先のPuente la Reina(プエンテ・ラ・レイナ)にバックパックを送りたかったが、どのア
今回の運搬サービス料(距離によって料金が変わると聞いていたので)と、アルベルゲ内でどこに置いておけばいいかをレセプションに聞きに行ったら、スタッフのおばさま曰く「1€払ってロッカーに入れて鍵をかけておいて」っぽいことをスペイン語で言っている(気がする)。ロッカーに入れておいて業者がピックアップしてくれる?見つけてもらえないのは怖いから(まだ色々と疑っている笑)、出発準備中のスペイン
1泊9€(約1,100円)の安宿を選んで宿泊する巡礼者で、7€(約900円)かけてまで荷物運搬サービスを利用する人は滅多にいないからスタッフ側も慣れてないんじゃないかと。あくまで、推測だけど。

既に明るいパンプローナの街
昨日と比較して標高が低い地域のせいか、朝の同じ時間帯でもそ
途中にあるバルの看板を見て「ああ、チュロスをホットチョコレートにつけたやつ食べたい〜」なんて食べ物の話ばかりしながらフラフラ歩いていたらローカルのおじさんに指摘された。私達3人もいるのに、巡礼路から外れたことに気づかず進んでいた!少しでも道を間違えたら助からない気がする山道では慎重に道標を探すのに、街の中の巡礼路は誰かに助けてもらえるという慢心で気を抜きがちなので、再度気を引き締めねば!

Navarra大学構内を通過。広がる芝生に母校ICUを思い出した。

巡礼者以外、誰も歩いていない

「本館で受付、押印をしております。」
街を抜けて川を渡り、ナバーラ大学を通過。この大学でもクレデンシャルにスタンプを押してくれるらしいが、8時前だったのでまだ本館が開いてないかもしれない、ということでスルーして先を急ぐ。舗装された平坦な道が続いた街中は速いペースで歩けたが、街を抜けて山に近づくにつれて一気に寒くなり、草には霜がおりていて、吹きつける寒風も強くなっ
車道横の歩道を上り続ける。韓国人男子ヨン&ジニーがのんびり歩いていたので追いつき、5人で等間隔にスペースを空けながら上り坂を進む。みんなに遅れまいとなんとか頑張って歩いたが、今日もきつい。メインのバックパックを背負ってないのは私だけなのに、私が一番遅いのはなぜ。住宅街を抜けてアップダウンを繰り返し、

これから前方遠くに見える山を越えていくのかな

滑りやすい

麦畑の中の菜の花畑
坂道はなだらかだけど、登り続けるのはかなりきつい。はるか遠くに、今日超えていく

フランシスコ・ザビエルが生まれ育ったハビエル城
巡礼路右手、少し離れた丘の上にあったのは「ハビエル城」。日本でキリスト教布教に尽力した、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエル。日本人にとってはザビエルとして有名だけど、スペインではJavier(ハビエル)と呼ばれていて、バスク人の王国ナバーラの貴族出身。そんな彼が生まれ育ったのが、このお城。ザビエルって、バスク人だったんだ〜。
どうしたらいいかわからないくらい、歩くのがつらい。とにかく1歩ずつ

木陰で朝食タイム
9:10、出発してから約2時間経過。後ろから誰も来ないけど、お腹がすいたし、この先の巡礼路には木陰が当分なさそうなので、ここで休憩することにする。他の巡礼者の邪魔にならないように、むき出しの土に座って朝食タイム。
短い休憩をして10分後、また歩き始める。
9:40、出発してから約2時間半経過。今日もまたやってきました、オリジナル魔の時間帯(笑)昨日と同様、何か目に見えない大いなるものが私を前から後ろに押し戻すかのような、体が前に進まない感覚に囚われた。あれは何?泣きたくなるくらい
ふと気づいた。毎朝、巡礼出発前にストレッチが必要なんじゃないの?そういえば、部

遠くの街からやってきました
延々と下り坂が続いたと思ったら、今度は延々と続く登り坂。
登り坂が終われば、下り坂。振り返ってみると、今朝出発したパンプローナの

セルフィ中のスペインギャルたちとミカンをくれた韓国男子たち@ペルドン峠
10:25頃、息切れしながらも、なんとかペルドン峠まで到着!映画やガイドブックで見たことあったけど、実際のモニュメントは想像よりも小さく感じられる。モニュメント越しに景色を見ながら、日陰になっている塔の台座部分に座り込んでエリー達を待つ。日なたは非常に暑いのに、日陰は非常に寒いから、定期的にお尻を動かして日向と日陰をスライドして気温調節した。
10分ほど待ったところで、顔見知りのメンバーがどんどんやってきた。モニュメントまで早く到着した結果、長く休憩していて相対的に元気であろう私がみんなのカメラマン役をかってでた。ジニーは、昨日スーパーでうっかりネットに入った大量のミカンを購入してしまったらしく、荷物を減らすために誰彼構わずミカンを配り歩いていた。私も1個もらった。がんばって登ってきた峠で食べるミカンは格別!

全然伝わらない写真シリーズ!この下り坂、ものすっごく傾斜がきついんです!(この自転車の巡礼者も、この直前に転んでた)
さて、休憩したり写真撮影し終わった時点で11時少し前。地図によると、本日の目的地まで残りは約10㎞。遅くてもあと3時間くらいで
ペルドン峠(標高780m)を頂点に、一気に標高280mくらいの低地まで下る。赤土に大小の石ころがゴロゴロと敷き詰められた急斜面を、転ばないよ

赤土の斜面を終えてもまた延々と続くなだらかなアップダウン
急な下り坂が終わり、ひと安心したのもつかの間、またアップダウンが続く。坂を上ったり、下ったり。
本日の目的地は、現在地から数えると4番目の
1つめの村を通過。
やっと2つめの村の入口に到着。うわーん。バルもあるっ
巡礼路から1本中に入った路地にコカコーラの看板が!コカコーラの看板はバルの証!やった!あった!

砂漠のオアシス

オアシスに集まる地元民

ハムとチーズのボカディージョとコーラ
12:35、命からがら店内に入り、
ハムとチーズのボカディージョ(スペイン風サンドイッチ)と
休憩しすぎて13:20頃出発。
村から出ると、ま
このあたりから、熱中症のような症状が出てきた。目眩がして、意識が朦朧としてきてやばい。砂利道を下り終えて国道

今夜のお宿は、村の入口付近のアルベルゲ

村の入口に立つ、巡礼者像。この村で、2つのルート(フランス人の道とアラゴンルート)が合流して聖地へ向かう道は1本になる!
細い道が終わり、大きな駐車場に出てきた。ここはレストラン?アルベルゲらしきものがある。ここは独立した村なのかな?それとも中途半端な
バックパックを送っておいたアルベルゲを探そうと、村の中心に向かってま
ちなみに、バックパックを送り届けたアルベルゲに宿泊する義務はなく、荷物だけピックアップして他のアルベルゲやホテルに宿泊しても全く問題はない。「このアルベルゲ、かなり村の入口だから明日歩く距離が長くなるけどいい?」と聞いたら、疲労困憊のエリーも「もう歩きたくない、ここでいい」ということで、チェックインすることにした。韓国人男子たちは、もう少し村の中心部に泊まるらしく、そのまま歩いていった。

二段ベッドの高さが低すぎるのだけが難点
チェックインの手続きをして12€払い、クレデンシャルにスタンプをもらい、荷物を受け取って半地下の部屋へ。このアルベルゲは、普通のホテルの一部をアルベルゲに改装したらしく、1部屋4ベッド(二段ベッド2基)で、バス&トイレ付き。ヘアドライヤーもある!いい香
ハイシーズンではないし、村のはずれにあるアルベルゲだから、部屋はエリーと2人きりかと思っていた。初めて下段ベッドを確保!シャワーの後は、エリーと一緒に洗濯に向かう。洗濯機と乾燥機代はそれぞれ3€、併設ホテル側のレセプションでト

村の教会
17:30すぎ、乾燥機をかけている間にエリーと一緒に街を散策。

ここがそのパン屋さん

ミニサイズのパン・オ・ショコラが0.7€
観光名所の橋

村のメイン、マヨール通り
村のメインであるマヨール通りを西に向かう。ここは巡礼路でもあるから、明日はこの道を通って村を抜けていくことになるのね。

アルガ川にかかる王妃の橋は、11世紀に架けられた姿をほぼ残しているんだそう
当時、この川にかかる橋が少なく、巡礼者たちが川を渡ることは非常に危険を伴っていたため、11世紀の半ば、この地を治めるナバーラ王サンチョ3世の妃ドニャ・マヨールによってこの橋が架けられたそう。うん、見た感じめちゃくちゃ深いと思う、この川。
橋を見物後、教えてもらったスーパーへ行った。熱中症対策に良さそうな塩キャンディー的なものを探したけど、まあないですね。小さなスーパーで品揃えはたいしたことないけど、さすが生ハムは安

こんなおじさんいたよ
このおじさん以外にも、シュールな像がたくさんあった。

想像を越えた美味しさ!スペインのバルすごい!(単純)
この時間帯でも食事ができそうなバルを探して歩く。ちょっと覗いた感じ、店内では地元のおじさん達がビールを飲みながらカードゲームで盛り上がっているだけ、誰も食事してなくて、いまいちいけてない雰囲気だけど食事ができそうなバルに入店してみた
入口すぐのカウンターで、豚肉とピーマンのボカディージョ、小魚のオリーブオイル漬け、トルティージャ(各1.5€)とコーラ(2€)を注文。お味は全然期待してなかった
アルベルゲのFree Wi-Fiが遅いから、早く寝ようっと。明日起きた瞬間に、超低めの、二段ベッド上段マットレス裏の剥き出しコイルスプリングに顔面ぶつけませんように…!
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