Sarria(サリア)〜Portomar
6時起床。朝のルーチンワーク。部屋から荷物を持って屋外の踊り場に出ると、吹き抜ける風が強

朝食メニュー
昨日の泥酔による

まだ暗い
7:
ゼーゼー息切れしながらも、止まらずに登りきった!めちゃくちゃ暑い!インナーのフリー

爽やかな朝
村のような村じゃないような集落の横を通過し、平坦な散

Rente(レンテ)

暑くもなく、寒くもなく、上りでもなく、下りでもない

舗装されていて歩きやすい!
最近舗装されたような
スタートから7.8km先、Ferreiros(フェレイロス)の村に入った。もう少しで、ゴールまであと100㎞地点
下り坂の途中で【Miller100.485k

あと100kmを示すモホン(石碑)!
いまかいまか、とドキドキしながら歩いていくと、10時過ぎ、

こんな子達も

緩やかな道が続く
「そろそろバルで座って休憩したい、トイレ行きたい」と思いながら
バル行きたい、、、バル行きたい、、、バル行きたい、、、と思いながら歩いていたけど、全然バルがないから、

商魂たくましい
店頭に貝殻グッズをたくさん並べ、店内には韓国食品を多く扱う売店。韓国人巡礼者の多さを物語っていた。巡礼証明書が欲しくてラスト100kmだけを歩く巡礼者は荷物が少ない、もしくは、多少の荷物の重さは気にならないようで、巡礼モチーフのキーホルダーやミニポシェットなどをじゃんじゃん購入している。

売店横の休憩スペース
トイレがなさそう。トイレに行きたいのに、なぜか缶入りアイスティ
偶然会ったジョンと少し立ち話をして、店頭でクレデンシャルにスタンプを押し、また1人で出発。
売店から少し先の下り坂で、足を引きずって歩いてる男性がいる
今
幅の狭い道を、まるで友達同士のような距離感で歩くのは気持ち
なるほど、こうなったら私が早く行くわ!と、スピードを速めた。今度は彼も足を引きずるのを止めて普通に歩き、スピードを速めてきた。気持ち悪すぎる!

巡礼者はたくさんいるのに、気づいてもらえない哀しさ
私達の前後には巡礼者がたくさん歩いているけど、たくさんいるからこそ逆に他人行儀というか、これまでの巡礼路のような巡礼者同士の連帯感、仲
それに対して、巡礼証明書をもらう資格を得ることができる残り100kmを歩く人達は、1人参加の人はゴールに向けてさっさと行ってしまったり、友達同士やカップルで参加している人は内輪で盛り上がったり、他の巡礼者との交流を積極的には求めてない印象がある。なるほど、これがラスト100㎞か。
そんなことより、私のすぐ傍をまだ不審な男が歩いてる。おそらく私達も他の巡礼者達からは友達同士に見えているのだろう。何かあったら怖いのでとにかく頑張って早足で歩いて、少し前を歩
競歩みたいな速さで歩いてきたので、景色の写真もほとんど撮れなかったし、どんな道を歩いたのかさえ覚えていない。

遠くにポルトマリンの村が見える
本日の目的地Portomarin(ポルトマリン)の村が遠くに見えてきた。もともとあった昔の村はダム湖に沈み、今の村は丘の上に新しく築かれたものらしい。スペイン人の友達から「ポルトマリンは小さいけれど綺麗な村だよ、行く価値あり!」と聞いていた通り、遠くから見てもかわいい。

ルートは2つに分かれる
道が二手に分かれる。

狭く、険しい下り坂、、、というか、下り岩?

岩がむき出し

ミーニョ川を渡ればポルトマリン!
車道横を少し歩いて、橋を渡ればポルトマリンだー!と思って喜んでいたら、右側ルートから同じタイミングでさっきの不審な男が歩いてくるのが見えた。ぎゃー!

橋の上は強風との戦い
ミーニョ川は、川というより湖のように見える。ポルトマリンに繋がる橋はとても立派で、すごく長くて、横風がめちゃくちゃ強い!横目で確認すると、私と逆サイドを不審な男が歩いてる。助けて〜、誰か!

ポルトマリンの村に入るには、さらにこの階段を上らねばならない。こんな元気なポーズできない。
橋を渡り終えたところでジョンがいた。ジョンと話していたら、不審な男は少し近くをウロウロしていたけれど、いつの間にかどこかに去っていった。これでひと安心。不審な男について話したけど「へー、それウケるね〜」みたいな反応でことの重要性を全くわかっていない。私は多少付きまとわれただけだったけど、巡礼中に不審者に襲われて傷ついた女性の話もよく聞く。巡礼路はこの世の天国、ヨーロッパとは思えないほど治安が良いと言われているが、身の安全を考えると、女性は2人以上で歩いたほうがいいのかもしれない。
ポルトマリンの村の中心部に行くためには、見上げるような階段を上らなければいけないらしい。冗談でしょ。階段を上り終えた後もまた、村の中は上り坂が続く。

ポルトマリン!
信じられないような急勾配の上り坂が続く。息切れ。アルベルゲ、まだー?

本日のお宿!

中庭
11:55、昨日ブリューが予約してくれたアルベルゲに到着。少し早めの到着だったのでレセプションでオスピタレイロを待っていると、カタルーニャ親子(仮)のスペイン人プロのトニー&ブリューも到着。オスピタレイロ曰く、14床しかないベッドは予約で満室とのこと。予約していなかったジョンは泊まれず、他のアルベルゲを探しに出ていった。
ということは、昨日予約していないトニーのベッドもないんじゃないの?と思っていたら、彼は予約済とのこと。エリーの報告によると、彼は私達がこのアルベルゲを予約したことを今朝、彼女からたまたま聞き、歩きながら電話で予約して最後の1ベッドを確保したらしい。スペイン人だから為せる技。さすがすぎる。

運搬サービス利用者の大きなスーツケースがたくさん
部屋
第1問「(私のバックパックを指さして)君の荷物はこれだけか?」シー(はい)! 「うむ、よろしい」
第2問「次回またスペイン巡礼に来るなら、今回の荷物よりもたくさん持ってきたいか?それとも
第3問「巡礼に来てから、買い物の時の判断は変わったか?余計なものを買わな
「俺はExpertだから荷物が少ないんだ」うん、み

さすが高レビューの宿
巡礼路上のアルベルゲではかなり珍しい、カーテン付きのベッド!一番ノリの特権を活かして、部屋の角の下段ベッドを確保。14人に対して、シャワー&トイ

移築されたサン・ニコラス教会
小さなスーパー2つと小さなDiaに行ったけれど、昨日ブリューが食べていたフム
遠くから見ると綺麗でかわいい村だけど、村の中はアルベルゲ以外に特に何もない。天気予報は当たり、14時前から雨が降
ランチは、定番のミル
ブロはすごい。自宅キッチンのような自然さで、ささっと目玉焼きを作り、バゲッドをかじり、ヨーグルトを2個食べ
食後のプロは、「突然赤くなっちゃったんです〜」と脚を見せながら登場したジニーの、ふくらはぎや太もも広範にできた赤いポツポツをチェックし、氷を綿の布にくるんで患部に当てて冷やすように!綿じゃなきゃだめだぞ!(氷買ってこないといけないね、と思ったら、アルベルゲの冷凍庫にブロック氷が入っていた!)痒くても患部をかかないように!赤みがひくまで、生のフルーツは食べないように!など早口で指示しまくったと思うと、あっという間に姿を消し、ベッドで大声で家族と電話をしていた。自由すぎて眩しい。
私はバルに寄れなかった反動で、自家

ピラフと思ったら

オムライスになっていた(笑)

まだまだ醤油に活躍してもらいます
今夜のディナーも、エリー達がピラフとサ
プロも一緒に6人で食卓を囲み、BGMはなぜかミスチル。巡礼路をミスチル
食後は、まだ残っていたフェイク抹茶ティーを飲みながら、今後の宿について会議。カミーノアプリでレビューをチェックして、ゴール前日まで残り4日分を予約することにした。今まではスペイン人ブリューに頼って迷惑かけてたけど、よく考えたら外国人巡礼者が多いアルベルゲの受付は英語通じるよね?自分達でかければいいじゃん!ということで、エリーが代表して電話をかけてくれた。本当に頼りになるオンマ。これでベッド獲得競争に参加することなく、道中バルで休憩
今日、1人で歩いてる時に変質者に付きまとわれて怖かったの!ジョンには全然真剣に聞いてもらえなかったんだけどねー!なんて笑いながら話したら、オンマが激怒。「大丈夫だった?笑ってる場合じゃないよ!やっぱり1人にさせちゃだめだったんだね、明日からは私と一緒に歩こう!オンマがいる限り、変質者を近づけないよ!」と、相変わらず責任感の強すぎるエリー(笑)同い年とは思えない。
解散して、ベッドでスマホに日記を書いていたら22時。まだ少し雨が降っている音がする。明日も雨らしい。少しでも早く雨が止みますように!
この記事を読んだ方は他にこんな記事を読んでいます。
【スペイン巡礼32日目】ゴール前日、想定外の激痛に襲われて歩けなくなった日。神はなぜこれほどの試練を与えるのでしょうか・・・この痛みは夢か幻であってほしい、明日起きたら何もかもが元通りになっていることを願って。
【スペイン巡礼30日目】大荷物のイケメンから執拗にOREOを勧められた日。昨日と同じ変質者と遭遇したものの、勇敢な仲間のおかげであまり怖い想いをしなくてホッとしました
【スペイン巡礼31日目】念願の超有名店でプルポ・ア・フェイラとレモンビールを堪能した日。若者巡礼者や自転車巡礼者にひたすら追い抜かれ、ぐったりしながら到着したのはベッドも併設バルのお料理もコスパ最高!また泊まりたくなるお宿でした
【スペイン巡礼28日目】新規巡礼者が突然増加する街サリアに到着した日。巡礼路最後の100kmがここから始まると思うとホッとすると同時になんだか寂しくなるけれども、考えるべきは明日以降の宿泊先確保なのです
このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。
RECOMMENDこちらの記事も人気です。
-
平成最後のスペイン巡礼
【スペイン巡礼_出発前夜】きしむベッドの上で寝袋にくるまり〜ブランケット…
-
平成最後のスペイン巡礼
【スペイン巡礼8日目】強風の中、31km歩き疲れて何度も泣きそうになった…
-
平成最後のスペイン巡礼
【スペイン巡礼14日目】雨用ポンチョという名のサウナスーツで汗だくになっ…
-
平成最後のスペイン巡礼
【スペイン巡礼20日目】Wi-Fiナマハゲからの卒業、ついにSIMカード…
-
平成最後のスペイン巡礼
【スペイン巡礼25日目】スペイン巡礼リピーターのお墨付き穴場レストランの…
-
平成最後のスペイン巡礼
【スペイン巡礼11日目】難所の1つ「オカの山越え」の道中でフランス人ムッ…
-
平成最後のスペイン巡礼
【スペイン巡礼17日目】自分史上最高に美味しいトルティージャを食べた日。…
-
平成最後のスペイン巡礼
【スペイン巡礼19日目】スペインの国土が広い割に人が少ないということをイ…
ABOUTこの記事をかいた人

スポンサードリンク
New Posts
- 【熊野古道(中辺路)巡礼】「え、熊野古道って山道なの?」炎天下の山道を歩いて命の危機を感じた35歳女子2人、3泊4日の記録(後編)
- 【熊野古道(中辺路)巡礼】「え、熊野古道って山道なの?」炎天下の山道を歩いて命の危機を感じた35歳女子2人、3泊4日の記録(前編)
- 【ポルトガル】観光名所が軒並み閉館していた日のリスボン市内観光。絶品バカリャウとパステル・デ・ナタ、それだけあれば他に何も要らないわ。ポルトガル女子ひとり旅。
- 【ポルトガル】リスボンから電車で日帰りシントラ&ロカ岬観光。ユーラシア大陸西の端っこで、そろそろ限界が近づいてきました。ポルトガル女子ひとり旅。
- 【ポルトガル】ちょっと寄り道してコインブラ半日観光。とんでもない急勾配の階段と坂道に半泣きだった日。ポルトガル女子ひとり旅。
コメントを残す