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【スペイン巡礼28日目】新規巡礼者が突然増加する街サリアに到着した日。巡礼路最後の100kmがここから始まると思うとホッとすると同時になんだか寂しくなるけれども、考えるべきは明日以降の宿泊先確保なのです

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Triacastela(トリアカステーラ)〜Sarria[San Xilルート](サリア)18.5km

ハッと起きたら5時。アラームをかけてすぐ二度寝。6時になり、私を含めて同室の3人くらいのアラームが鳴り、今日は惰眠を貪らずにすぐ起きれた。素晴らしい!タイツに履き替えて、荷物を抱えて階下に降りたら、珍しく1番ノリ。

朝食メニュー

朝食は、牛乳、バナナ、ギリシャヨーグルト、残りのポテトチップス、HARIBO。大きなオレンジは剥く気力がなく、持ち運ぶことに。

薄暗い

7:10、ヘッドランプを装着して、エリーと一緒に出発。村は街灯がついていたけど、まだ薄暗い。昨日ほど寒くはないけれど、やはり山だからだろうか、冷える。手袋なしでもなんとか大丈夫な気温

今日の巡礼路は2ルートから選ぶことになる。トリアカステーラを出る際、左の道へ行くと、Samos(サモス)という村を通過する南側ルート、こちらはほぼ川沿いに歩くゆったりした道らしい。一方、右の道へ行くと、San Xil(サンシル)という村を通過する北側ルート、こちらは少し距離は短くなるが、アップダウンが激しい道。

昨夜エリーと相談して「そりゃ距離が短いほうでしょ!アップダウンって言ったって大したことないんじゃないの?」ということで、北側ルートを行くことにした。

ときどきこうやって標識などにイタズラ描きしてあり、哀しくなる。この緑スプレー実行犯は、巡礼者にサンシルを通って欲しいのかな。

アルベルゲを出て歩きながらエリーが「地図を見た感じ、確かこの村を出てすぐルートが分かれるはずだから、標識は気をつけて見たほうがいいよ!」と言っていたけれど、彼女の言う通り、小さな村が終わる直前で2つのモホン(石の標識)が2つ並んで、綺麗に矢印が左右に分かれていた。おー!早速ここに!ということで、右へ曲がった。

村を出ると街灯がなくなり、一気に真っ暗な山道になった。私のヘッドランプの光もそんなにあてにならないので、道が分かれるポイントでは慎重に道標を探した。「上り坂とかあったらイヤだよねー。朝から」なんて言っていたら、早速の上り坂。余計なことは言うもんじゃない。

A Balsa(ア・バルサ)の村

栗の木や果樹の林を抜けて、A Balsa(ア・バルサ)の村が見えてきた。

静か

空にベビーピンクの帯が出現した!

鬱蒼と茂る木々の中を通る巡礼路を、エリーとおしゃべりしながら歩き、集落を2つほど通過したところで、、、

写真じゃ高低差が全然伝わらないシリーズ!すごい急な上り坂!

出ました!石ゴロゴロ&ところどころ道の途中が小川になっている、めちゃくちゃ急な上り坂!!!しかも長い!!

でも、実はこのようなタイプの上り坂は私の得意分野(笑) エリー曰く「後ろから見てていつも思うんだけど、Yukaちゃんってこうゆう上り坂が来ると一気にスイッチ入るよね〜。ほんと信じられない」とのこと。私からしたら、アスファルトで舗装された平坦な道を歩く時の彼女のスピードも信じられないよ(笑)

いつの間にか大好物になってしまった上り坂を、歩幅を小さくして、ちょこちょこと登っていく。息が切れるけど、なんとか止まらずに登りきった。今日は重いオレンジを入れてきたバックパックも、10kg越えているとは思えない。ほとんど重さを感じない。いい感じ♡めちゃくちゃゼーゼー言ってるけども(笑)

San Xil(サンシル)の村

アスファルトの緩やかな、長い長い坂を上り、8時頃、3.6km先のSan Xil(サンシル)の村に到着。

メダ山脈の裾野の景色

このあたりの景色は、木々の緑と光の加減で、紅葉のような美しさ。ひとけが全然ない。村を通過したら、またまた上り坂。

下り坂をずんずん進むドイツ人おじさんコンビ

長い坂を上りきった先で、おじさん巡礼者3人が立ち止まって話し合っている。右(山道)、右前方(山道)、直進(車道)の3方向に道が分かれているが、モホン(標識)の設置されている場所が微妙すぎて、どの道が正解かわからないらしい。

私達も加わって、それぞれが持っている各国のガイドブックの地図やスマホアプリを見て検討した結果、ドイツ人おじさんコンビと私達は右前方の山道を行くことに決めた。もうひとりのカナダ人おじさんは右の山道に進んでいった。どこかで合流する道だったらいいのだけれど、、、

右前方の山道、これがまたすごい急な下り坂!!!砂利道で、気を抜くと落下しそうなほど急な傾斜。途中、前を歩く私のストックがすぐ後ろを歩いていたエリーの足に絡まってしまい、あわや惨事になりかけた、、、というのは大げさだけど、あんな山道でケガなんてしちゃったら、救急隊が駆けつけるのも大変そう。気を引き締めていかねば。

「今朝かなり上った分、ここで下るの?この先また上りだったら泣けるー!」とか言いながら、左膝のサポーターをきつくして、グッと足元に力をこめて下っていった。この下り坂も本当に信じられないくらい長い!

やっと下り坂が一旦終わり、Montan(モンタン)の村に入る手前の平坦な道になったところで、スペイン人プロ(本名トニー)が後ろから軽やかに登場。「おい、そのタイツの穴はどうした?大丈夫か?ケガしたのか!?」、、、ご心配ありがとうございます。サポーターのマジックテープが擦れて穴開いて、さらに擦り傷になっただけです(笑)

それにしても、改めて驚く、スペイン人プロのバックパックの小ささ!彼が長身で体格が良いのもあるけれど、寝袋を入れてあの小さなバックパック、、、ということは他の荷物、着替え等がほとんど入ってないということだよね?さすがプロ!機会があったら、バッグの中身公開してほしい。そして、荷物持ちすぎのジニー達の中身と比較してみたい(笑)

巡礼路沿いの牛さん達

牛小屋が多くてニオイがかなりきつい

馬さんもいる

牧場!

Montanの村を過ぎると、牧場の隙間を通るような道が続く。牛さんがたくさん。馬さんもいた。少し上ったり、下ったり。雨も風もなく、お天気が良くてハイキングみたい。バックパックはやたら大きいけど(笑)

今日は目的地のSarria(サリア)まで19㎞弱の道のりだから、行く気があればさらに5㎞先の村まで行けるけれど、ここ数日難関が続いたから、今日は短めの距離で終わりにして、休憩日のつもり。

私達の行く先々になぜか既にいるスペイン人プロ

バルでもストーブの燃え具合を確認

めちゃくちゃ美味しかったパン・オ・ショコラ

出発から約11km地点、今日のゴールまで半分を過ぎた村Fulera(フレラ)のバルで休憩。このあたりからスタートする巡礼者が多いからか、小さな村としては想定外の、新しくてモダンなインテリアのバル。プロも休憩中。それならこのバルのクオリティも間違いないはず(笑)カフェ・コン・レチェとパン・オ・ショコラで3.5€。このパンオショコラ、めちゃくちゃ美味しかった!

スペイン人男子高校生グループ。もしかして中学生かも。

バルを出ようとした頃に、どやどやどやー!とスペイン人男子高校生グループと引率らしき中年男性がバルに入ってきた。ヨーロッパ中の中学生や高校生が、研修旅行としてスペイン巡礼の一部を歩くことも多いらしい。お揃いのウェアもバックパックも見るからに新しくて、まさに遠足気分で楽しそう。外国人の年齢はわかりにくい、、、彼らはもしかして中学生かもしれない。

自慢じゃないけど(自慢に聞こえるのは承知で言いたい笑)、私がすっぴんで歩いているせいか、初対面の欧米系巡礼者達から24,25歳だと思われて、毎回実年齢を言うとビックリされる。普段の生活ではこんなに連続して年齢を聞かれることはないから、アジア系は若く見える、というのを改めて感じる。もちろん、個人差もあるけれど。ちなみに童顔なエリーは16歳だと思われていた。まさかの高校生(笑)

巡礼路が渋滞するなんて!

元気な男子学生達が後ろから走ってきたので、道を譲り、先に行ってもらった。若さが眩しい。それにしても、巡礼路が渋滞してるのを初めて見た!ゴール手前100kmあたりから巡礼者が激増すると聞いているけれど、既にその予兆が、、、

車道横の木陰を歩く

前方から自転車で走ってきた地元男性がすれ違う時に大声で叫んできたので、罵倒された!?とビックリしたら「アンニョンハセヨー!!!」と挨拶されたらしい。あんな力強いアンニョンハセヨ初めて(笑)

ヨーロッパの街を歩いていると、アジア系に対して「ニーハオ!」と声をかけられることが多いけれど、ここスペインの巡礼路では中国人がほとんどおらず、アジア人のマジョリティが韓国人のため、ニーハオ!と全く言われないのが新鮮。

サリアの街が見えてきた

サリア!

国道横の木陰の巡礼路を歩き、11:25頃、本日の目的地Sarria(サリア)に到着。サリアの街はずれからアルベルゲのある旧市街までさらに歩き、急な階段を上った。噂に聞いていた通り、まさしく「巡礼者のための街!」って感じ。新市街には巡礼グッズのお店がたくさんあり、旧市街には巡礼者用のアルベルゲがズラリ。

フェンスの貝殻マークがかわいい♡

アルベルゲに向けて、険しい階段を上る(そんな私を後ろから撮影してね♡とお願いした図)

巡礼者像が描かれた、教会近くの壁

この教会でクレデンシャルにスタンプをもらおうと思って覗いてみたが、ドアが閉まっていてスタンプもらえず、そのまま通過。

さらに上り坂が続く

巡礼路の右も左もアルベルゲ!

かわいいディスプレイ

本日のお宿!

12時少し前、昨夜ブリューが予約してくれたアルベルゲに到着。ベッド代9€。

中庭

空いているのに、下段ベッドばかり使うのは禁止と言われた

中庭横の階段を上がり、離れの2階にある大部屋に通された。ジャンケンに負けて、ベッド上段。どうでもいい話、上記6枚ほどの写真が妙にソフトフォーカスかかってふんわり見えるのはたぶん、スマホのカメラレンズが指紋で汚れていたからだと思う(笑)

巡礼路を戻って、このバルでランチ

シャワーを浴びて、お洗濯に出して、スーパーでランチ用の食材買おうかなーとエリー達と一緒に巡礼路を下っていたら、昨日同じアルベルゲだった中国人女子巡礼者とバッタリ。彼女達から教会前のバルをオススメされたので、予定変更してバルでランチすることに。

テラス席からサリアの街が見渡せる

フレンチフライが美味しかった!

テラス席は見晴らしが良くて、お料理も美味しかったけれど、店員のスペイン人お兄さんがかなりのおっちょこちょい。ピッチャーの水を私のiPhoneにこぼされ、お会計は呼んでからも全く来てくれず、、、ここはスペインだし、私達も時間はあるし、急かすこともないか。けど、早くー!と思ってしまう現代病。

サリアの街中を流れる川

ランチを終えて、14:30。シエスタに入っちゃってるからスーパー営業してやってないよね〜、でもここは比較的大きな街だし、もしかして、、、とググってみたら、スーパーGADISがある!ここから250m先。お天気が良くて、ポカポカ陽気。今日はあったかいねー!とか言っているけど、ヒートテック上下にダウンジャケット重ねて着てますよ(笑)

お目当てのGADISはやはりシエスタで一時閉店中。電気が消えている。ガビーン、と思ったら、スーパーの前にいた地元のおじさんが、あっちのほうだよ!的なジェスチャーで何か言っていたので、たぶん今来た道を戻った方向に営業中の小さな食料雑貨店でもあるんだろうね、わかんないけど、と歩いてみたら、なんと!同じGADISの別店舗を発見!こちらはシエスタでの一時閉店なし、朝から21時まで通し営業!見知らぬおじさん、ありがとう!

明日の朝食用のフルーツとヨーグルト、牛乳などを購入。最近、朝早くから硬いバゲットをかじる気力がないので、「朝食はフルーツ&ヨーグルト(と、柔らかいパン)、巡礼路途中の村のバルでトルティーヤ&バゲット」というようなリズムになってきている。昨日アルベルゲで一緒だった韓国人女性は、早朝からレトルト白米とキムチ的な、何か韓国的なものを食べていた。またまた圧倒された、韓国料理への熱意。

ぶらぶら歩いていると、ピカピカの新しそうなバックパックを背負い、元気溌剌!といった感じの巡礼者とたくさんすれ違った。巡礼証明書がほしい人は、ゴールから約114km前に位置するここサリアから巡礼をスタートさせることが多いからである。そんな巡礼者を見ながら、ついつい自分たちの薄汚いジャケットと見比べてしまう。

街散策を終えて、宿に戻ってお昼寝タイム。Wi-Fiが早くて嬉しい。今夜は男子チーム(韓国人ヨンとスコットランド人ジョン)がディナーの準備をしてくれるとのことで、ベッドでゴロゴロ。

ジョンの得意料理

ヨンの得意料理

ソーダの色がすごい

野菜の煮込みシチュー、サムギョプサル、グリーンサラダ、バゲット、フムス(ブリューの個人消費用)、苺。美味しかった!パンプローナ(巡礼3日目)での反省を活かしたヨンは、今回はサムギョプサルを作るタイミングを考えたみたい。オンマ(エリー)の指導と本人の努力で、ヨンは巡礼中にメキメキと料理の腕を上げている。若いって、素直って、すごい。しかも、今夜のディナーの材料費は1人1€!私は御礼に食事の片付けをした。

明らかに怪しい抹茶ティーバッグ

試飲

食後は、エリーが昼間スーパーで気になって購入した抹茶ティーをみんなでいただく。値段安かったし、そもそも抹茶をティーバッグにするのも無理がありすぎるのは購入前からわかっていたけど、飲んでみたら全然抹茶でもなく、失敗した緑茶みたいな味だった。

さて、今日も明らかに巡礼者が増えていたのを感じた通り、ここサリアから巡礼をスタートさせる人が多いため、明日以降の村ではレビューの良いアルベルゲはすぐに満室になってしまうだろう。明日の宿も、スペイン人ブリューの申し出に甘えて、ポルトマリンの村のアルベルゲを予約してもらった。韓国男子ヨンとスコットランド人ジョンは予約は不要だ、と断っていた。オレンジを食べながら、スマホで日記を書いて、そろそろ寝ようかな。

21時。スペインの外はまだ明るい。

外はまだ明るいけれど(カーテンがないから眩しい)、21時に消灯、みんなそれぞれベッドに。でも眠れるわけがない!

21:15頃、いきなり部屋のドアがガチャと開き、オスピタレイロが登場。「今から1階で暖炉に火をいれて、ギター演奏会をやるんだけど来る?、、、What!? みんなもう寝てるの!?!?」

部屋の電気が消えていたから、みんな外に飲みに行っているんだと思ったら、全員ベッドに入っていたことに衝撃を受けていたオスピタレイロ(笑)欧米系の若い巡礼者はバルに飲みに行き、アルベルゲの門限(施設によるが、門限は22時頃)を守らずトラブルになる、という話をよく聞くけれど、私達のグループは非常に健全。今どきの小学生より寝るの早いんじゃないかな。

1階の特別室

上段ベッドから下りるのめんどくさいなー、とも思ったけど「インスタ映え空間だよ!」と聞いて、のこのこと繰り出してみた。うん、たしかにインスタ映え!

黄色の液体。アルコール度数はものすごく高い。

暖炉は、古い洗濯槽をリサイクルしたんだそう!

小さな暖炉(実は洗濯槽!)をみんなで囲んで、オスピタレイロから注がれるオリーブオイルみたいな見た目のアルコールを小さなグラスに1杯いただいた。やはり疲れですぐ眠くなったので、15分ほど滞在して雰囲気を満喫し、ベッドに戻ることにした。

全くお酒が飲めないエリー、これまでもみんながワインを飲みまくっている時でも頑なにアグア(水)だったのになぜか今夜はこの危険な酒を飲み始めたのを見て一抹の不安は感じたものの、韓国女子チョウがそばにいるし、彼女は立派な大人だし大丈夫でしょう、と思ってベッドに戻った。

最後まで付き添っていたチョウの証言によると、エリーは黄色い液体を少し舐めるだけではなく、グラス1杯分を飲み干し、超テンションが上がり(以下略)日付が変わる頃に、典型的な酔っぱらいの行動をしながらベッドに戻ってきたエリー。今夜はきっと特別な時間を過ごしたことでしょう。スペイン巡礼は人生の縮図、、、たまにはこんな夜もあるよね(笑)

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