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【スペイン巡礼27日目】土砂降りで靴の中までぐしょぐしょに濡れた日。昨日「最後の難関」を突破したと思っていたのは勘違い、スペイン巡礼の新たな試練がまたここから始まることに気づいてしまいました

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Ocebreiro(オ・セブレイロ)〜Triacastela(トリアカステーラ)21㎞

6:20起床。5:45に目覚めて、あと少しだけ、、、と思いながら二度寝したら少し寝坊しちゃった。カオスな大部屋は暖かい、というより熱いくらいで、長袖シャツ1枚とレギンスだけで十分。それでも暑くて寝袋から出てしまったくらい。

隣のベッドの見知らぬスペイン男子とも何もトラブルはなく(トラブルってなに笑)、着替えるためにベッドからハシゴで降りたら「うひょひょひょ〜」と無意識に小声が出て、全身筋肉痛で変な体勢になってしまう。やばい、こんな状況で歩けるだろうか。歩くしかないんだけども。

朝食メニュー

なぜか薄暗いキッチンスペースに荷物を全部持ち込み、パッキング&朝食。朝食は、牛乳、バナナ、パンオショコラ。今はまだ晴れているけれど、天気予報によると今日は雨が降ったり止んだりするらしい。ということで、バックパックにレインカバーをかけて、レインポンチョはすぐに着れるようにバックから取り出し、カラビナで前にぶら下げて出発

真っ暗!

7:15、ヘッドランプをつけて、エリーと一緒に山道へ。かなり暗い。ヘッドランプは全く役に立たない。これは女性1人だったらかなり不安になる。いきなり砂利道の上り坂。起きてからまだそんなに時間が経っていない状態でこの上り坂はつらい。10分もしないうちに雨が降り出したので、立ち止まって慌ててポンチョをかぶった。

上り坂が終わったと思ったら、今度はなかなか急な下り坂。一度加速したら止まらなくなったので、ストックで支えながら、自然に止まるまで小走りで駆け下りた。森林が途絶える頃に、前方から強風が吹いてきた。深い森を抜けたら、車道に出て、そのまま車道横の坂を下っていく。

Linares(リニャレス)の村

3.2km先、本日1つめの村Linares(リニャレス)が見える頃に、ますます雨が強くなってきた。小さな村を通過して、車道横の砂利道に入ったら、またまた上り坂!あれ?今日は下り坂だけじゃなかったの!?

雨は強く、ニット手袋も、GORE-TEXジャケットの袖口もびしょびしょ。このあたりから、登山靴の中に浸水し始めた人が。私はまだ大丈夫だったけれど、スポーツタイツが濡れて気持ち悪い。ゲイター(水・泥・砂・小石などが靴の中に入ってくることを防ぐカバー)を装着してこればよかった。

San Roque(サン・ロケ)峠の看板と、風に帽子を飛ばされないように押さえながら歩く巡礼者の像(写真左奥)

坂を登りきると、San Roque峠。「風に帽子を飛ばされないように押さえながら歩く巡礼者の像」の横を通過。ここが標高1,264m。晴れていたら銅像の近くまで寄ろうと思ったけど、この雨風の中では無理。

さらに雨が強まり、とうとう私の靴の中にも徐々に雨水が浸水してきた。ゲイターを装着するような、屋根のある場所がなかったからそのまま来てしまった。既にスポーツタイツもびしょ濡れだし、もういいや、このままで。そこからまた急なアップダウン。左膝はサポーターでなんとかなってるものの、下り坂はとにかく股関節が痛む。

砂利道の巡礼路には、大きな水たまりができ、一部は小川になっている。雨が本格的に降り出した。フードから水滴が顔に垂れ、ポンチョ内はサウナスーツ化して汗でびちょびちょ、タイツも靴も靴の中もびしょ濡れで泣きそう。

村を抜けて、まだまだ進む。昨日のオ・セブレイロの峠越えが巡礼路最後の難所だと脅されてたからかなり覚悟して臨んだけど、「オ・セブレイロの先はほとんど下り坂だから楽らしいよ〜」とたくさんの人が言っていたのに、かなりきついのはなぜ?聞いてないよー。顔にかかる雨は冷たく、黙々と俯きながら歩きながら考えていたのは「モロッコ行きたいなあ」(なぜモロッコ!)

全然車が通らない車道沿いをテクテク歩き、山道に入って小さな村を通過したら、突如めちゃくちゃ急な上り坂が私達の行く手を阻んだ!曲がりくねっていて、先が見えない!ちょ、どこまで続くのこの坂!?聞いてないよー(PART2)。

斜面に張りつくようにして、一度も立ち止まることなく一気に登りきり、息切れしながら目の前のバルに飛び込んだ。

みんな吸い込まれるようにこのバルに入っていった

バルの入口にバックパックを起き、濡れたポンチョを脱ぎ捨てる

大繁盛

うっかりコーラを頼んでしまったおバカさん

坂を上りきったところにあるバルに、なだれ込んだ。先に到着したメンバーのバックパックと脱ぎ捨てられたポンチョが入口近くに置かれている。暖炉で暖かかっったので、寒いのか暑いのかわからなくなってしまった私はトルティージャとコーラ(合わせて4.5€)を注文。しまった、、、寒い。見回してみたら、普段コーラしか頼まない男子達もみんなホットコーヒーやホットティーを頼んでいるではないですか!

バルの中は暖炉がつけてあり暖かいけれど、濡れたタイツや靴下が冷えて寒い。何気なくテレビのニュース番組を見ていたら天気予報になった。スペインのほとんどの地方が快晴なのに、私達のいるガリシア地方だけが雨マーク。やっぱりね。

また車道横を歩いていく

9:40すぎ、バルでスタンプを押して、内側も外側も濡れたポンチョを再び着て出発。やったー!雨が止んだ!と思って外に出たら、めちゃくちゃ強風!ものすっごく寒い!いま4月下旬なのに?

青ポンチョおばけ、再び現る

風でポンチョが膨らんでみんな大変なことに!思わず悲鳴があがった。車道横をしばらく歩くと、巡礼路のサインが2つ並び、それぞれ逆方向を指している。スマホで確認したら、そのまま直進すればいいとのこと。車道から少し上にある自然道をひたすら歩く。

スポーツタイツに穴&すり傷

かわいいスペインおじさんズ(ポンチョ着用編)。できれば青ポンチョ着てほしかった(笑)

風はおさまった。が、油断禁物。遠くに雲海が見えて美しい。雲の切れ間から青空がのぞいている。このまま晴れてくれたらいいなぁ、と思いながらひたすら歩く。今日は下り坂続きと聞いていたけど、上り坂も多い。

犬の散歩中

Fonfria(フォンフリア)の村を通過する頃に、犬のリードを腰に巻きつけてハイキングする男性2人に追い抜かれた。片方の男性がリードを外したらしく、突然犬が走り出し、ニワトリ小屋前にいたニワトリを追いかけ始め、飼い主が犬を追いかけて、、、と、なんか大変な状況を横目で見ながら私達は先を急ぐ。「へえ、トリってあんなに早く逃げられるんですねー」と感心するジニー。生死がかかってるものね。私もあんなに早く逃げるニワトリ、初めて見た。

モーゼスタイル。雲が切れ、晴れ間がのぞいてきた。

晴れた!

遠く、眼下に大きめの村が見える。あれが本日の目的地Triacastela(トリアカステーラ)かな?ここからまだ結構距離ありそう。標高差もまだ600mくらいあるはず。このあたりから、比較的綺麗に舗装された、でもところどころ急な砂利道の下り坂がひたすら続く。

坂を下りながらジニーと日本語レッスン、若い韓国人の結婚観や韓国の少子化問題、フェミニズムについて、などなど、20代男子のリアルな考えを聞くことができた。

どんどん標高が下がっていく

楽しくおしゃべりしているうちに、標高がかなり下がってきた。目的地まではあとちょっと!

おや?前方を歩いているのは、、、?

私達の前をのんびり歩く牛さんを発見!もちろん飼い牛だけど、飼い主らしき人が見当たらない。おひとりさまで散歩中?笑

そっと近づいてみた

そっと横を通ってみた

そっと前に回ってみた

牛さんも慣れているようで(うざいと思われていると思う)、私達が近くで撮影しても何も反応なし。 その後、お洒落な外観のバルを通りすぎたところで地元のおじさまから「ここのアップルパイは最高だよ!」と突然言われてちょっと気になったものの、あと少しで目的地の村に到着しそうだったので、立ち寄らずにそのまま通過した。

Triacastela(トリアカステーラ)の村に到着!

12:20、Triacastela(トリアカステーラ)に到着。やったー!と喜んだ瞬間、いきなり土砂降り。

そういえば「12時すぎからまた降り出す、と天気予報が言ってたよ」とエリーが言ってたような気がする。スペインの天気予報、意外と当たる。

カミーノアプリでチェックしておいたアルベルゲへ急げー!と思ったら、スマホを見ながら歩いていたジニーが「先に村に到着したヨンが何個か見て回ったけど、どのアルベルゲも予約で満室ですって。だから今、他のアルベルゲを探しに行っているみたいです!」

えー!なんと!巡礼証明書がもらえる、ゴール手前100㎞付近の村から歩き出す巡礼者は多く、100km手前のサリアという村から巡礼者がどっと増えるとは聞いていたけど、まさか、それよりもはるか手前、ここトリアカステーラからアルベルゲを予約しないといけないとは、、、巡礼者の爆増を甘く見ていた、、、

本日のお宿!

入口

どんどん雨が強くなり、土砂降りの中、ジニーが連絡を取り続けてくれて、ヨン達が見つけたアルベルゲに向かった。ベッド代8€。オスピタレイロのマニュエルは英語が流暢で、ユーモアがあって親切!チェックイン後、私達のバックパックを2階のベッドまで運んでくれた。疲れてる時にこうゆう優しさは響く。すごく嬉しい。

本日のお部屋

ベッド下段を確保。シャワーもお湯たっぷり。「濡れた靴を乾かすために、宿に着いたら新聞買ってこないとねー」と道中に話していたけれど、なんとアルベルゲに乾燥用の新聞紙(ちょうどよいサイズに切ってある!)まで用意されていた。感動!

洗濯物を出して、スーパーがシエスタに入ってしまう時間になったので、目の前のスーパーメルカドへ。「あと3分で閉めるよ!」と若干イライラした感じで言われてしまった13:27。13:30からシエスタに入るお店もたまにある。危なかったー!

急いで選んだ戦利品

店内の照明がどんどん消される中、カップヌードル、ムール貝の缶詰、オレンジジュース、ポテトチップス、シャンプーのミニボトルを購入して、アルベルゲに戻ってランチ。

ヨンが昨日のアルベルゲにSONYスマホのチャージャーセットやその他電化製品をまるごと忘れてきた!買い直すと高額なんだ!と大騒ぎしたので、見かねたスペイン人ブリューがアルベルゲに電話をかけたらちゃんとレセプションに届けられており、さらに親切なオスピタレイラが今夜、仕事帰りにここまで持ってきてくれることになった。

奇跡だー!とまたまた大騒ぎのヨン。「嬉しすぎて英語が出てこない!通訳してくれ!」と言いだし、ヨンの韓国語を隣のジニーが日本語に、その日本語を向かいの私が英語に訳してブリューに伝えるという謎の伝言ゲーム状態。テーブル挟んで目の前にいるのに(笑)

カモミールティーで落ち着こう

明日のアルベルゲを予約しなければ!となり、カモミールティーを飲みながら作戦会議タイム。

ファミリーランチ?が始まった

16時頃、同じテーブルの横でマニュエルファミリーのランチタイムが始まり、煮込み料理をお裾分けいただいた。美味しい!おじいさま(マニュエルの父?)によるとTriacastela (Three Castels)という村の名前の由来は、ケルト文化の遺跡跡を発見したローマ人が、それらを城跡だと勘違いして「3つの城のある村」と名付けて、去っていったとのこと。日本語のガイドブックだと「今は、城はない」と書いてあるが、今も昔も城はなかったということ?(あくまでもマニュエル父の個人的意見です)

あまりにも眠かったので私は片付けを担当することにして、ディナー準備はオンマ(エリー)とコリアンキッズにおまかせして、私はベッドで仮眠。ディナー直前に、近所のポストへ投函しに行きつつ、明日のフルーツを買いにスーパーに行ってきた。

お料理中のオンマとコリアンキッズ

ここまできたら、ゴールまで醤油持っていく!

完成!

トマト&ツナソースのスパゲッティ

トマト&ツナソースのスパゲッティとホウレンソウとマッシュルームのソテー(醤油風味)。7人で囲む食卓は楽しく、美味しかった!遅めのランチが残っていたせいか、お腹いっぱいすぎて動けない、、、

雨はあがった

教会

食後の運動に、街散策へ。といっても、かなり小さな村なので、教会を見て、ぐるっとひと回りして帰ってきた。ここも標高が低いこともあり、暖かい。

廊下の隅で靴を乾かすドライヤーの持ち主

アルベルゲに戻って新聞紙を取り出してみたら靴の中はまだ濡れていたので、ジニーに貸してもらったドライヤーで乾かしたら、ドライヤー自体もやばいくらい熱くなったけど、なんとか靴が乾いたのでよかった。千円ドライヤーさまさま!

中敷を入れたまま乾かして、乾いた気になってベッドでゴロゴロして寝ようとしていたら「Yukaさん、中敷を外して乾かさないと、また湿ってきますよー!!!」とドライヤーの持ち主が言いに来てくれたので、中敷を外して乾燥作業完了。

マニキュア臭がみんなの迷惑にならない場所に移動して、ハゲかけて気になっていたペディキュアを塗り直した。真っ赤なネイルを見ると気分があがる。毎日長時間は靴下と登山靴に隠れてしまうけど、こうゆう細部が大事だなあと改めて思った。そういえば、1ヶ月近く、1度も化粧ポーチを開いていない。厚化粧のやり方を忘れてしまったかもしれない(笑)

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