Trabadelo(トラバデロ)〜Ocebr
6時起床。うっかりアラームをかけ忘れたけど、まわりの物音で起きれた。まだまだ緊張感はあるらしい(笑)4人部屋の全員が起きたのですぐに部屋の電気をつけた。
トイレ

ジャンクな朝食メニュー
朝食は、カップヌードルとオレンジジュース。このシリーズはヤキソバを食べたことがあったけど、こちらのカップラーメンも美味しかった。

暗い
7:10、ヘッドランプを装着して出

景色が変わらない
7:40頃、日の出と共に空が明るくなってきた。
今日は出発時から下半身が痛くて痛くて。
平坦な道が得意なエリーはものすごくスピードが速いから、彼女に遅れ

La Portela de Valcarce(ラ・ポルテラ・デ・バルカルセ)の村
出発から約50分後、3.4km先の1つめの村 La Portela de Valcarce(ラ・ポルテラ・デ・バルカルセ)に到着。そのまま通過。

Ambasmestas(アンバスメセタス)の村
さらに1km先の村Ambasmestas(アンバスメセタス)に到着。

綺麗なバルが数軒営業していた
ここでもバルには寄らないので、そのまま通過。

Vega de Valcarce(ベガ・デ・バルカルセ)の村
さらに1.7km先の村Vega de Valcarce(ベガ・デ・バルカルセ)に到着。このあたりの標高は600m。無理をせずオセブレイロ峠(標高1,300m)を越えたいと考える巡礼者は、この村に宿泊することが多いらしい。私達は今日すでに6km以上歩いてきた。

アルベルゲもたくさんあった

小雨がぱらついてきた

Ruitelan(ルイテラン)の村。村の上を高速道路が走っている。
苦行。
早く12㎞地点の村のバルで休憩したい!

偶然同じバックパック&バックカバーだった

のどかな風景
いくつかの村を通

さまざまな宿泊施設が揃う村
馬が草を食べていたり、綺麗なお花が咲いていたり、のどかな光景が広がるこの村は観光地としても人気のよう。巡礼者ではない、車でやってきた軽装の観光客の姿がたくさん見られた。私も観光客としてここに来たらまた違った景色が見えたのかもしれない。今はただ、これから立ち向かう峠越えについて覚悟を決めるだけで精一杯。

疑惑の生搾りオレンジジュース
雰囲気
いつもの感覚で「トルティージャと合わせて5€くらいか
9.6€払って、まあこれも思い出話にすればいいか、とテラス席でトルティージャを食

ここから先、どんな坂道が待っているのだろう
店内でクレデンシャルにスタンプをもらって、オ・セブレイロのおすすめバルを教えてもらったり雑談したりして、トイレに行ってから10:07出発。
ここからが本日のハイライト。ど

徒歩の巡礼者は山道へ、自転車の巡礼者はそのまま車道へ
村を抜けて、まずはアスファルトで舗装された上り坂。かなり蛇行

足元が悪い

どんどん石が増えていく

泥でぐちゃぐちゃ
途中、石がなくなった!と思ったら、ぬかるんだ泥だらけの道。泥で足がとられる。ガリシア地方に入りかけてい
さっき
本当に暑い!!!顔が火照っているのがわかる。ジャケットの前のファスナーを開
自分に負
、、、こうやって日記を書いていると、毎日飽きもせず同じようなフレーズで自分を鼓舞してる(笑)

La Faba(ラ・ファバ)の村
約1時間後に、標高900mの村La Faba(ラ・ファバ)に到着。まだオセブレイロ峠じ
村を抜け

すごく急な下り坂!
え、マジ、、、と一瞬立ち止まったら、立ち話していた地元民の1人が「そっちじゃないよー!巡礼路はこっちだよー!」と教えてくれた。彼らが地面に書かれた巡礼路を示す大きな黄色い矢印の上に立っていたせいで見

右手の山には紫色のヒースのお花が咲き乱れている
村を完全に通り

人家ではないが建物が見えてきた

家畜小屋が少々臭い

La Laguna de Castilla(ラ・ラグナ・カスティージャ)の村のバル

既に標高1,200m近い
バルの前で10分ほど休憩して、最後の2.4㎞の山登りに出発した。フリースを脱いでバックパックに

舗装されている砂利道の上り坂
5日前にVilladangos del Paramoのバルで出逢った台湾人カップルが、私と入れ違いのタイミングでさきほどのバルを出て行った。彼らの派手なジャケットの色が山の中では遠くからもよく目立ち、その派手な赤っぽい点がどんどん上へ上へと移動していくのを見て「ああ、私達もあそこへ行かねばならないのか」と現実味を帯びて落ち込む。
まだ目的地に到着したわけじゃないのに既にお散歩気分のジニーは、写真撮影をしながら、楽しそうにゆっくり歩いている。振り返って巡礼路を見渡してみたけれど、エリーのブルージャケットは全然見つからない。

ここからガリシア州!
巡礼路沿いに、レオン州が終わりガリ

オ・セブレイロに到着!
12:25、オ・セブレイロに到
やたらと車が停まっているなあ、みんな月桂樹を手にして歩いているのはなぜ?と思ったら、今日はイースター(復活祭)1週
オ・セブレイロの人口は少なく、しかも今日は日曜日だから、食料雑貨店もバルも休業した閑散とした村を想像していたのに、実際はま

サンデーハイカーや観光客がいっぱい
すべてのバル、土産物店が営業中。ケルト文化の伝統的な茅葺き屋根の住宅もあるが、修復してあ

村のはずれにある公営アルベルゲ

入口
13時

大部屋にずらっとパイプベッドが並ぶ
おー、

ドアがない!
地下の女性用シャワールームに行ったら、何かがおかしい。この違和感の正体は、、、個室にドアがない!私がシャワールームに行った時は、シャワーを終えて着替えている女性が1人しかいなかったのでドアがないこともあまり気にならなかったが、混んでいたら躊躇してしまうかもしれない。実際、混んでいる時間帯に行ったエリー曰く、温水が出る個室が1つしかなかったし、ドアがないのはかなり気まずかったらしい。
シャワーから戻

ラス・エレリーアスの村のバルの店員さんおすすめのMeson Anton(メゾンアントン)
今朝立ち寄ったバルの店員さんがお

ガリシア名物スープ「カルド・ガジェゴ」

ミートパイとTinto de Verano

ヤギのチーズ蜂蜜がけ
昨日から楽しみにしていたガリシア名物スープ「カルド・ガジェゴ」(ジャガイモとカブ、塩漬けにした肉入りのスープ)、ミートパイ、ヤギのチーズ蜂蜜がけをエリーとシェア。好き嫌いが分かれるみたいだけど、私はこのカルド・ガジェゴ大好き。ヤギのチーズは濃厚だけどさっぱりしていて美味しかった。
このバルでクレデンシャルにスタンプをもらおう!と意気込んでいたのに、ヤギのチーズを食べていたら満足しすぎてそのままお会計して帰ってきてしまい、後から戻ってスタンプをもらえた。めちゃくちゃかっこいいスタンプ。

巡礼路の中でも象徴的な場所として知られるSanta Maria la Real(サンタ・マリア・ラ・レアル)教会
このSanta Maria la Real教会は巡礼路上で最も古く、9世紀に建てられたらしい。

教会内部
教会内部に無人スタンプ置き場があり、クレデンシャルにスタンプを押してきた。

教会の敷地内に設置してあるエリアス・バリーニャ司祭の胸像
オ・セブレイロの司祭であったエリアス・バリーニャ司祭は、巡礼者が道に迷わないように巡礼路のところどころに黄色い矢印を描いたり、修道院の離れを修復してアルベルゲの運営をしたり、20世紀の巡礼路復興に大きな貢献をした人物である。
スマホのGPSが使える私達でも、巡礼路の分岐点に描かれた黄色い矢印の与えてくれる安心感といったら、、、バリーニャ司祭、素晴らしすぎる。(最近になって追加されたと思われるが、黄色ではなく、オレンジやグリーンのスプレーで描かれた矢印もあり、リアルなのかフェイクなのか判断に迷ったりもする)

満員御礼
村をぶらぶら散策し、スーパーで水などを買い込んでアルベルゲに

ダブルベッド
上段は低いながらもささやかな柵があるけど、エリーの選んだ
「柵がない隣のベッドに誰か来る、、、今は荷物しか置いてないけど、たぶん男の人、、、無理。Yukaちゃんの隣のベッドにしておけばよかった、、、こんな部屋にいられないから散歩してくる、、、」とエリーがすごいテンション低く出かけていった。”こんな部屋”で特に気にせず、うとうと昼寝しそうになってる私って一体(笑)

アルベルゲからほど近いバル

パン!

本日2度目のカルド・ガジェゴ

見た目は、映えない

メインのお肉

本日2度目のヤギのチーズ蜂蜜がけ
昨日のトラバデロのバルと同じく、ここもマダム1人で切り盛りしてるから時間がかかるし、彼女はスペイン語しか話さないので、前菜やメイン料理の選択肢からメニューを指して注文しても通じにくく、結局ロージーに全部通訳してもらった。
巡礼路で出逢って別れた巡礼者達と思わぬところでバッタリ再会するの
エリーが聞いたところ、彼らはフランスから1台の車に巡礼グッズ一式(お洋服はもちろん、ヤカンや包丁などのキッチングッズまで!)を積み込んできて、巡礼路では毎日交代で誰か1人が荷物を載せた車を運転して先に宿泊施設まで運び、残りの5人で歩いているんだそう。謎は解けた。巡礼者の数だけ、巡礼のカタチがある。そんな話を聞くのは楽しい。
お腹いっぱいでアルベルゲに戻り、眠気に襲われながらキッチ
明日は下り坂中心、天気予報は雨。どうなることやら。
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