Foncebadon(フォンセバドン)〜Ponf
寒くて目覚めたら、まだ5時。あと1時間寝たい、、、でも寒くて眠れない、、、葛藤。 就寝時はアルコール度数めちゃくちゃ高いお酒のおかげでポカポ
少しだけうとうとしつつ、スマホアラームが小さく鳴って6時。起きなきゃ。普段ならこ
6:10頃、意を決してベッドから起き出した私に暗闇から「Yukaちゃん、やっぱり起きる、、?」との声。うん、寒いけど起き
ということで、真っ暗な大部屋の中で、寝ている人を起こさないようにスマホのライトで遠慮がちに床を照らしながら、荷物を抱えて共有スペ
まずトイレ。当たり前だけどトイレも寒い。昨日洗濯できなかったか
共有スペースのストーブももちろんつ

カフェラテ、オレンジ、ビスケット
朝食はアルベルゲで用意されていたオレンジジュース、

お世話になりました!

最高の朝焼け♡
7:35。外に出てみたら朝焼けが綺麗!それに意外と寒くない!っていつも通りの、これからスノボ行くんですか?みたいな格好してるもの。上半身は。でも下
まずは2㎞先の『Cruz de Ferro(鉄の十字架)』を目指し

ここでもキキララカラー♡

私もピンク色に包まれる
ピンク〜オレン
30分少し歩いたところで、数十m先に十

十字架の隣に車道!?
え?まさか、あれが!?そう、そのまさかでした。『鉄の十字架』は標高1,505mに位置し、地元では古くから聖なる地として、巡礼者にとっては巡礼路の象徴的な場所として知られている。韓国人巡礼者達と話していても、サンティアゴの大聖堂にゴールすることよりこの鉄の十字架にたどり着くことのほうが重要だと考えてる巡礼者も多いんだとか。
そのような話を聞いていたので、もっと山

巡礼者は出身地から願いをこめた小石や写真、ロザリオ、リボンなどを持参して、ここに置いていく
私も、父から預かってきた小さなバッジを十字架の根本に置いた。祈りをこめて、、、今回の巡礼旅に参加した、本当の理由のために。

十字架と。
十字架は長さ5mほどの木の柱の上に設置されていて、この柱が立つ小さな丘は、人々が残していった石や思い出の品で盛り上がって、丘になっている。どれだけ多くの人がこの丘に願いを、祈りを、こめたのだろうか。
私のように十字架の傍で写真撮影をしたい人による行列ができ始めていたので、素早く撮影してもらって丘から離れた。
ちなみに、私達のたった2日前(4月上旬!)に全く同じ『鉄の十字架』を訪れた韓国人ポールから送られてきた写真を見てビックリ。

雪!

めちゃくちゃ寒そうなポール
めちゃくちゃ寒かったそうです(笑)

日陰の地面はまだ凍っていた
鉄の十字架からは一旦、下り坂になる。舗装された小道を下りると巡礼路は途中から車道横の草むらに入り、地面は先に通過した巡礼者達の足跡の形で固まり、霜がおりていてデコボコ。日の当たり始めた場所は、霜が溶け出して土がグチャグチャになって歩きにくかった。
途中で道が二手に分かれていたが、道標が全くなく、どちらの道も巡礼路としてありえるよね、という感じだったので悩んだ。誰か来ないかなーと思っていたら、真っ赤な傘をバックパックに差したアメリカ人のマークが鼻歌まじりでやってきた。「道がわからない?そうゆうときは地面の足跡をよく見るんだよ、、、ほら!こっちだ!」とめちゃくちゃ自信満々に私達を振り返ることもなく、右側の道をずんずん進んでいった。マークの言う通り、右側の道が正解だった。

昨夜、快適な宿に宿泊したであろうアメリカ人マーク
続いて上り坂。

雪山が近い(写真で見ると遠いけど)
イラゴ峠(標高1,503m)の頂上からManjarin(マンハリン)の村まで、緩やかな下り坂が続く。

廃村マンハリンで唯一のアルベルゲが見えてきた

トマス、いたのかな?
マンハリンは今は廃村になっている。温水もなく、電灯もないトマスのアルベルゲが1軒あるだけ。このあたりは霧が深くなることが多く、アルベルゲのオスピタレイロ(管理人)のトマスが時々鐘を鳴らして巡礼者を導いてくれるそう。アルベルゲ前を通りかかったら、大型犬がいっぱいいた。今でもこのアルベルゲに宿泊したがる巡礼者も多くはないが、確実に存在する。

ここからは下るのみ!
イラゴ峠の一番高い場所がいまいちよく
先日エリーが1人で泊まったヒッピーの集まる巡礼宿で、毎年3回スペイン巡礼をしている男性が宿の手伝いをしていたらしく「彼曰く、このイラゴ峠からの下り坂は2段階あって、エル・アセボの村までの下り坂①はそんなにきつくなくて、その先の下り坂②がとにかくやばいんだって!」

石ゴロゴロ!でももっとやばい下り坂はスマホ取り出してる余裕がなく、写真に残っていない。

10:20、下り坂①を下りきってEl Acebo(エル・アセボ)の村に到着。一番最初に目に入ったバルで、カフェ・コン・
舗装されていない坂道が苦手なエリーのあまりのヘッピリ腰な歩き方に、少し前を歩いていたマークが「キミが転んでケガした時に助けてあげられるように、オレの前を歩け!」とはっぱをかけられながら、マンツーマンで見守られながら坂を下りてきたらしい。

エル・アセボの村を抜けていく
バルのテラス席でマークとおしゃべりしたりしながら30分ほど休憩して、出発。
さっきのバルでなぜトイレに行か

トイレに向けて下り坂を急ぐ私
次の村に入ってからも石剥き出しの下り坂。横を歩くエリー&ジニーと「ねえねえ、さっきの下り坂①もありえないくらいきつかったけど、この先はあれよりもやばい坂なんでしょ?想像できない。怖いんだけど」なんて話しながら、そんなに険しくない、緩やかな車道の下り坂を下っていく。

トイレに行きたくて小走り気味の私
村の中

もはや岩
足元に細心の注意を払っているから深い考え事はできない反面、「こんな大自然の中にたった1人!ゴツゴツした岩が剥き出しの下り坂をこんなスピードで下るってゲームみたい!あー楽しい!楽しい!楽しい!」って思え

モリナセカに到着!
出発から約5時間後、アップダウンを繰り返しながら標高を下げてきたところに、眼前が開けてMolinaseca(モリナセカ)の村が見えてきた!
本日最大の難所を無事乗り越えて、モリナセカの村の平坦な道を歩きながら3人で結論づけた。「エリーの勘違いで、やばいのは下り坂②ではなく下り坂①のほうだった」と。でもその勘違いを信じたおかげで、本当にきつくてやばい下り坂①を下る最中も「これはたいしたことないんだから、弱音吐いちゃだめだ」とポジティブにいられた。人間っていろんな意味ですごい(笑)

有名な「巡礼者の橋」

7つのアーチを持つ橋
橋を渡って、村の中心をまっすぐに貫く巡礼路を進んでいく。暑い。トイレ行きたい。

珍しく7up(1.8€)
次の村、今日の目的地Ponferrada(ポンフェラーダ)まではあと8㎞。エリーはマークと盛り上がってそのまま休憩しないでポンフェラーダに向かうというので、ジニーと2人で村のほぼ出口に近いバルに寄った。トイレを借りて、カンカン照りのテラス席で7upを飲んでリフレッシュ。ああ、生き返る。12:55出発。

村の出口付近にある、日本語が刻まれた石碑

エントランス

ロビー
おし
今夜のアルベルゲは、昨夜カミーノアプリを参考に話し合って2択まで絞っていた中で『お湯がじゃぶじゃぶ出るシャワー』&『通信速度が速めのWi-Fi』があるという条件は外せなかったので、普段よりは少し高いけどベッド代12€の、規模が大きい方のアルベルゲに決定。12€なら温水シャワーにWi-Fiあるでしょ!って(笑)

7人部屋で、個人用の大型ロッカー付き

二段ベッドは普通のハシゴでいい!変におしゃれにしなくていい!笑

神に愛された人は1段ベッド
14:
2階の7人部屋、シャワート
お湯がじゃぶじゃぶ出
半袖でウロウロしていても平気なくらい、
シャワーを浴びて、ノーブラにヒートテックと
部屋はポカポカ暖かくて、シーツは清潔で、うとうと。このまま寝ていたい、、、と思うけど、乾燥機に洗濯物を入れ換えなきゃだし、

お城の前
エリーと街散策へ。
まずは、腹ごしらえ。お城の前に数軒レストランが並んでいたので、その中から外観が可愛いお店を選んで入店。店内が半地下にあるらしく、ドアを開けた瞬間に下りの階段あって躓いて転落しそうになった。ふう。

かわいいでしょ?

エリーのサラダ

私のハンバーガー
アンチョビサラダとハンバーガー。もちろんコーラ。少し変わった風貌の女性客が「コーヒー奢

12世紀建立のテンプル騎士団のお城

外壁

中庭からの眺め

中庭

アーチの隙間から街を見下ろす
お城の入場料は、クレデンシャルを提示して巡礼者割引で4€

お城の塔の上からの眺め

塔の上から広場が見えた

どこもかしこもテンプル騎士団のマーク
12世紀後半、レオン国王フェルナンド2世がテンプル騎士団にこの町の防備命令を下し、それが14世紀まで続いたことから、町中にはテンプル騎士団のマークがいっぱい。お土産もテンプル騎士団絡みのものが多かった。

バルのテラス前でテレビ生中継の準備をしていた

巡礼者像と教会

巡礼マーク(ホタテ貝)とテンプル騎士団のマーク(十字架)のコラボ
お城見学を終えて、スーパー

スーパーに向かう途中。プラザマヨールに面した市庁舎。
私やエリーよりもはるかにデジタル・ネイティブな韓国ヤング達がググりまくって選んだというレストランは、非常に高レビューの通り、10€の巡礼者メニューはすごいボリューム!

まずはビール

ハム&チーズ

トマトソースのマカロニパスタ

カラマリ!

ポークロイン
ビールを飲みながら、ハム&チーズ、トマトソースのマカロニパス
「さすがに10€だからデザートはつかないでしょ〜」とみんなは言っていた
私達アジア人はもちろん空調の効いた室内席を選んだけど、風の気持ちいいテラ
お腹いっぱいになって、まだまだ明るい空の下、のんびり散歩しながらアルベ
明日どこまで行こうか。
今日は出発時の水分と食糧が少なかったおかげで荷物がすごー
明日も6時起きだから早く寝ようかなと思いつつ、想定外にアルベルゲのWi-Fiが遅くて写真が送れないからなんとなく寝れない。原因不明の足の痒みは、父のアドバイスで飲み始めた抗生剤が効いてるよ
巡礼開始して3週間以上経過した最近の会話といえば「今日
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