スポンサードリンク



【スペイン巡礼22日目】思い通りにいかず感情的になってストックを叩きつけてしまった日。巡礼路を歩いている時の思考が『過去』ではなく『未来』へフォーカスし始めたことに気づいてちょっとだけ嬉しかったりする

スポンサードリンク







San Martin del Camino(サン・マルティン・デル・カミーノ)〜Astorga(アストルガ) 24km

7時起床。このアルベルゲには『朝7時前は共有スペースでの活動禁止!』とのルールがあったので、いつもより遅めに起きたけど、昨夜は東京在住のお友達とLINEを続けていたので(時差7時間)、実際に寝たのが夜中3時。明らかな睡眠不足。眠い。つらい。マットレスが柔らかくて腰が沈み込んだのも、夜中に足が痒くて起きたのも、それぞれ疲れが取れてない原因。トイレでスポーツタイツに履き替えて部屋に戻ったら照明がついていたので、ベッドに座ってのんびりパッキング。

7:30頃から朝食。ミルクパン、チョリソー、オレンジジュース、チョコレート。オレンジは剥くのがめんどくさくて次回に持ち越し…地味に重いやつ(笑)みんなのんびりしているので、つられてのんびり。

San Martin del Caminoの村を抜けていく

今日も雨かも、という情報でポンチョを着て8:10頃出発。アルベルゲのオスピタレイラが巡礼者を1人ひとり、情熱的なハグで送り出してくれた。ジニーと一緒に出発。8時を過ぎているので空は明るく、雨も風もなく、寒くない。ポンチョ着てるし。外気温4℃。

村を抜けて下り坂がつづく。トークテーマは、韓国の美容整形について。二重まぶた手術なんて韓国では整形に入らない!そんなの普通です!とのこと。へえ、やっぱりね。雨が降っていないのに、揃ってカラフルなポンチョを着ている私達が珍しいのか、前を歩いていた欧米系おじさん巡礼者達から激写される。

車道沿いの巡礼路

トラックがビュンビュン通るN-120の車道横の砂利道をテクテク。少し小雨になったものの、曇り空。ポンチョを着てる意味、、、蒸れてきたので、歩きながら途中で脱いだ。平坦な道だし、朝だし、男性陣の歩くスピードが速い。ついていくのは少し無理そうなので諦めて、自分のペースで行くことに。音楽聴きながら。This is Me!またこのアルバム(笑)

オルビゴの村が見えてきた

本日の目的地Astorga(アストルガ)のアルベルゲはベッド数が多いから急がなくてもベッドがなくなることはないし、のんびり行きましょ、とジニーと話しながら歩いていたら、オルビゴ橋に到着。

「iPhoneだったらポートレートモード使わなきゃ!」Photo by ヨン

9:35頃、オルビゴ橋に到着。別名「名誉ある足跡の橋」とも呼ばれ、恋の逸話でも有名らしい。インスタ命な韓国人男子達と一緒にプチ写真撮影会。「iPhone ならポートレートモードを使わなきゃ!」とヨン師匠に指摘された。そうだ、すっかりポートレートモードの存在を忘れていたわ。

非常に長いオルビゴ橋。川にかかっているのは、橋のごく一部。

オルビゴの村を抜けると、道が二択になる。『最短距離だけど、車道に並行する巡礼路』と『少し迂回するけど、車道沿いじゃないのでのんびり歩ける巡礼路』。私達は、気持ちよく歩けそうな後者の巡礼路を選んだ。

赤茶色

いくつか村を抜け、みんなペースが違うのでいつの間にか完全にバラバラになり、気づけば前も後ろも見える範囲では誰もいなくなっちゃった。ああ、これって久しぶりの感覚!

少し坂を登りきったところにある、小さな十字架。隣に少し薄気味悪い人形があったけど、写真は却下、、、

ここ数日間とは異なり、久しぶりに「カミーノぽい!インスタ映え!」という感じの1本道!めちゃくちゃきつい急勾配はなかったものの、地味にずっと上り続ける坂が多く、さらには11時頃から向かい風が強くなり、バックパックが急に重く感じられて、足を出しても前に進めない。斜め後ろに引っ張られる感じが続く。つらい。

朝食べずに持ち運んできたオレンジのせい?他に何か重いもの入れたっけ?向かい風は容赦なくビュービュー吹いてきてつらかった。新しい登山靴、マメはほとんどできなくて快調だけど、前のシューズと比較するとかなり重いので足が疲れる。でも、ふと視界に入った時にカミーノ気分が盛り上がるから気に入ってる♡

Santibanez de Valdeiglesiasの村が見えてきた

巡礼初期に大変お世話になったトランスポーターサービス『JACO TRANS』の車!こうやって停まっているの初めて見た!

誰にも会わず、追い抜きもせず、追い越されもせず約5㎞。アップダウンある道を1人で歩き、様々なことを考えた。

誰もいない

今後の人生、仕事、パートナー、親について、、、様々な想いがふわふわと、浮かび上がっては消えて、浮かび上がっては消えて、繰り返す思考。こうやって後から振り返ると何を考えていたのか、どんな考えが浮かんだのか、掴もうとしても指の隙間からするするとこぼれ落ちていくように掴みどころがない。でも確実に、『過去』じゃなくて『未来』のことを考え出してる!!!おー!ちゃんとフェーズが進んでる。よしよし!笑

なんだかすっごく雄大な景色じゃない?

誰もいない、何もない道を1人で歩いていると時々無性に泣きそうになる瞬間がある。デトックス?足が痛いわけでも(全く痛くないわけではないけど)ないし、歩けないほど疲れきってるわけでもない。ただただ泣きたくなる。赦しを求めるような。誰に対して、何について赦しを求めているのかは聞かないでください(笑)

お腹も空いてきた。やはり8時出発は遅い。明日からは7時出発に戻さなきゃ。今日は珍しく喉が乾く。久しぶりに導入したハイドレーションシステムのストローを使って、水をちびちび飲みながら歩き続けた。

遠くにアストルガの街が一望できる

コロンバ山を上り、12:26やっとSanto Tribio(サント・トリビオ)の十字架に到着した。遠くにアストルガの街が一望できる。よし!あとちょっと!でもね、知ってる。ここからが意外と遠いんだよね、、、

急な下り坂を一気に駆け下りる

十字架のある場所から、綺麗に舗装はされているけどかなり急な傾斜の坂を下ると、アストルガ手前の村San Justo de la Vega(サン・フスト・デ・ラ・ベガ)に入る。暗くて、寂れて、悲しい雰囲気を感じさせる村。村を抜けて、さらにまっすぐ行き、Tuerto川に架かる橋を渡り、さらに進む。

お腹が空きすぎて、元気が出ない。数軒バルもあるけれど、それなりに大きな街であるアストルガで美味しいものを食べたいからここは我慢!それにしても、地元民も巡礼者も、誰も歩いてない。みんなどこ行っちゃったの?

見えているのに全然たどり着かない

十字架から下り坂を下り始めてからの、最後の1時間が本当にきつかった。目の前の、単線の線路を向こう側に渡るためだけに高架橋を3階分、上って、下って。このまま、この道をまっすぐ行けば最短距離じゃない!?というところで、右に左に迂回させられて、もう本当に無理!つらい!

さらには、アストルガに近づくにつれて、私達を寄せ付けないためかと思えるほどに(被害妄想)向かい風が強まって、もう本当に無理!歩けない!歩いても進まない!もうやだ。

むかつくー!疲れて、感情がグチャグチャになって、情けなくて、思わず手に持っていた相棒である登山用ストックを歩道に叩きつけてしまった、、、何も変わらないのに。むしろ、ストックが傷むだけ、、、後悔だけが残る。気を取り直して、前を向き直した。

いつもは目的地の村に入ってから、アルベルゲを探す際にはエリーかジニーのGoogle Mapに従ってついて行くだけだけど、今日は1人。カミーノアプリでアルベルゲの場所をチェック。お、意外と街に入ってすぐのところにある。と思ったら、何?この心臓破りの上り坂!ほんの100mもないほど短い道が、見上げるような急坂なの。きつ!アストルガに歓迎されてないのかな私(笑)

本日のお宿!

もうやだ!やだ!やだ!上れない!上るけど!と1人でブツブツ言いながら、なんとか気合で上りきったところに今夜のお宿、公営アルベルゲ。ベッド代5€(約630円)。レセプションスタッフ達があまりにも息切れして疲労困憊の私を見て、かなり心配してくれた。みんなこんなに疲労困憊じゃないんだよね、きっと。ガイドブック見たら、アストルガ手前の村から3.4㎞あったんだね、、、そりゃ遠い。

質素なお部屋

4人部屋。ベッドは到着番号順で指定されたので、下段ベッドが空いてるのに上段ベッドになった。ショック。しかもシーツがあまり綺麗じゃないような、、、シャワーを浴びて休憩して、みんなでお洗濯(3人でシェアしたから、洗濯&乾燥合わせて4€)。洗濯機が止まるまでキッチンで待機。1日ぶりに再会したエリーと近況報告しながら、オレンジを食べる。洗濯物を乾燥機に入れ直したりしてたらもう16時近く。

メイン広場にいたライオン像

ガウディ設計の司教館が16時開館とのことで、エリー&チョウの3人で向かう。寒い!めーちゃくちゃ寒い!特に日陰はやばい!地元のみなさまは冬物コートにブーツで完全冬仕様なのに、巡礼者はビーサン。だって登山靴以外はビーサンしかないんだもの。途中のポストで絵ハガキを投函した。

ガウディ設計の司教館。現在は、巡礼博物館。

入場料4.5€

内部

ステンドグラス

昔の巡礼者。ロバ疲れすぎてない?

『Palacio de Gaudi(ガウディ司教館)』に4.5€払って入場。ガウディについて造詣が深いわけではないので一般的な感想しか出てこないけど、ステンドグラスは美しくて、置物系の展示物は総じてユーモラスだった。ガウディ大好きなエリーはこの司教館に来れたこと自体に大感激して、見物中も終始興奮気味だった。素晴らしい。

ガウディ司教館横のカテドラル

ガウディ司教館見学後、隣のカテドラルを外から見学して写真を撮って、来た道を1人で戻りながら、スペイン名物のチョコレート&チュロスを食べるためにバルを探す。

市庁舎前の広場

チュロスじゃなくてドーナツ

あまーいチョコをディップする

市庁舎前の広場を囲むようにいくつものバルがある中で、雰囲気良さそうなバルをみつけた。テラス席で店主らしきダンディーなおじさまが電話していて、私が入店したらこのバルではチョコレートにディップするのはチュロスはなくてドーナツとのこと。チュロスのお店を探しにいこうか悩んだけど、ま、ドーナツでもいっか!で2€。寒かったけどせっかくなのでオープンテラスでいただくことにした。うん、やはり寒い。風は強くて寒いのに日差しは強くてジリジリ焼けるという、どうしたらいいのかわからない状況。

チョコレート&ドーナツを食べながら気になるのが、どうもさっきカテドラルのところから見知らぬ男性について来られているような気がすること。気のせいかな?とも思ったけど、ついには少し離れて同じバルのテラス席に座ってこちらをずっと見ている。こわい。ドーナツ食べ終わったらなるべく早く帰ることにしよう。

街なかで異彩を放つ店舗前の大型リュック&魔法使い

南京虫対策スプレー(16.5€)。背に腹は代えられない。

今夜はみんなで自炊してカルボナーラパスタを作ることになったので、スーパーに集合してお買い物。スーパーからの帰り道、怖いものみたさで、さっきから気になっていた、店の前に変な大型ぬいぐるみやマネキンが置いてあるアウトドアグッズ&ヒッピーグッズのお店に入ってみた。

店舗1階はヒッピー感が強くて、置いてある商品もやばい感じだけど、地下階に降りてビックリ!まともなアウトドアグッズが所狭しと並べられている!レジにいた、岩城滉一をスペイン人バックパッカーにしたみたいなおじさんに「正直、外から見たら怪しすぎて入るの躊躇ったけど、地下に来てびっくり!すごい品揃えですね!」と話しかけたら、すごいドヤ顔で「でしょー!それが狙い!オレは世界中旅したから、旅行者や巡礼者が欲しいものがリアルにわかる!だからそれを揃えてるんだよー!」とのこと。参りました。てことで、今更だけど、南京虫対策スプレーを購入。小さいサイズで16.5€、、、高いけど、安心を買ったということにする!

大鍋いっぱいのカルボナーラがほぼ全部なくなった

アルベルゲに戻って、みんなでお料理。本日のメニューは『生クリーム無し、牛乳無しの簡単濃厚カルボナーラ』と『アボカド&トマト&ベビーリーフのサラダ』。相変わらずのわちゃわちゃ感、、、スライスチーズを1枚ずつパッケージから取り出して細かく千切っておいて、と頼まれた韓国男子達。そろそろできたかな?と思って見に行ったら、シート状のチーズが重なり合って巨大な塊になるというミラクルが起こったり、、、だったけど、料理上手なエリー指導の下、無事に完成!すごくすごく美味しかった!

サラダのドレッシングとして、私が日本から持参したキッコーマン醤油とオリーブオイルを混ぜたものをかけた。韓国人&スペイン人にトライしてもらったら、醤油&オリーブオイルの組合せにヨンが大興奮!めちゃくちゃ美味しかったとのこと。重いからという理由で、巡礼途中で醤油捨てなくてよかった。

つ、ついに、、、!ハイドレーションシステムが機能する日がきた!

食後は、明日の目的地やアルベルゲについて話し合って解散。ここから先の巡礼路上に大きな街はない!と聞いて、慌ててファーマシーへ駆け込み、レオンで買ったのと同じ痒み止めクリームを購入。英語の通じる女性薬剤師さんはカミーノ経験者。「ここから先が楽しいのよ!今までは平坦でつまらなかったでしょ?ここからのアップダウンを是非楽しんで!ブエンカミーノ !」楽しめるかな(笑)

部屋に戻って立ったままパッキングをして(自分のエリアは上段だから、最後まで登らないで下から作業する)、ベッド周りに南京虫対策スプレーしまくって、いざ!はしごで上に!韓国人達がビールで酒盛りしようと誘ってくれたけど、疲れていたのでお断りしてゴロゴロ。日記を書いて早めに寝ることにした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください