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【スペイン巡礼18日目】不審者風の手ぬぐいマスクで雹(ひょう)に立ち向かった日。ずぶ濡れになりながら辿り着いた村で食べたスパゲティは感動的に美味しかったけど、原因不明の足の痒みでどうにかなってしまいそう

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Terradillos de los Templarios(テラディージョス・デ・ロス・テンプラリオス)Bercianos del Real Camino(ベルシアノス・デル・リアル・カミーノ) 23.7km

6時起床。昨夜、消灯直前に両足のかかと付近が無性に痒くなって、持参した痒み止めクリームを塗ったけど我慢できず、掻きすぎて逆に痛くなった。朝方も痒くて目が覚めた。原因は何?ベッド足元に置いてあったブランケットに南京虫がいた?そういえば、痒くなる直前に足がブランケットにあたっていたような。ひゃー。

とりあえず起きて、トイレでお着替え。スポーツタイツ左脚の太もも後ろの穴はさらに大きくなっている。サポーターと擦れる右脚の膝の内側がモケモケになってたけど、ついに穴が空いた、、、あと2週間ちょっと、ゴールするまでなんとかもってほしい!

荷物を持って廊下へ。廊下のライトは人感センサーですぐに消えてしまい、その度に立ち上がって電気をつけに行くのもめんどくさくてヘッドランプを装着してパッキングを続けた。窓から見たら外は雨が降っているみたい。今日はアルベルゲで朝食を食べないので、ポンチョを着て、ゲイターもはめて準備完了。

暗い

7:08にエリーと一緒にアルベルゲを出発。なんと!外に出てみたら、雨じゃなくてみぞれ?雹(ひょう)?雨よりも攻撃力が高い何かが降っている(笑)

超さむいーーー!!!風も強い!気温は限りなく0℃に近い!冬の朝の寒さ!私の下半身、レギンス1枚しか履いてないようなものだもの!そりゃ寒いわ!と自分ツッコミしちゃった。寒さに加えて、真っ暗!村を出た瞬間に電灯がなくて一面が真っ暗!ヘッドランプの明かりだけじゃ全然役に立たない!歩きながら日が明けるのを待つしかない。

スマホレンズも濡れて写真ボヤボヤ

雨より硬い何かが顔面に当たるの!寒すぎるし、フードで視界が遮られて景色もよく見えないし、とにかく冷たい何かが顔に当たらないようにうつむいて歩く。顔が冷たい!これはやばい!

最終的にこうなりました。鮨柄手ぬぐいマスク。

閃いた!防寒用に首に巻いていた手ぬぐいを、マスクのように結び直せばいいんじゃない?寿司屋の湯呑み柄。魚の漢字が並んでる柄。怪しい。完全に不審者。鏡で見てないけど、自分が怪しすぎるのはわかる。でも誰も見てない(横を歩いているエリーも寒すぎて私のことなんて見てない)からいいの。鼻と口元が覆われるだけでこんなに暖かいなんて!感激!手ぬぐいマスクに感動している間に、【400㎞地点】を通過してたみたい。

モラティノスの村

7:45、空が明るくなり始めた頃に3.3㎞先の村Moratinos(モラティノス)に到着。村の入口近くのバルが既に営業してる!

このあたりの村に多い、丘をくり抜いて作られた倉庫

丘をくり抜いて作られた倉庫を発見。そのまま村を通過。村を出るところでちょっと迷いそうになりつつ、無事巡礼路を見つけて、次の村に向けて坂を上っていく。

何もない

横風が強い

村を抜けると、また何もない平原の中の1本道。緩やかな上り坂。すごい、地平線が見える!360℃見渡してもほぼ何もない。iPhoneで撮影してみたけど全く表現しきれず、心のアルバムに保存(笑)坂を上りきったら今度は下り。2つめの村も、もう見えてきた。

2つ目の村サン・ニコラス・デル・レアル・カミーノ

8:20、2つめの村San Nicolas del Real Camino(サン・ニコラス・デル・レアル・カミーノ)に到着。この村でも数軒のバルが営業していた。村の途中で一度だけ、矢印がいくつかの方向を指しており、一部消された跡があったりしてわかりづらいところがあったけど、間違えずに正しい巡礼路をみつけた。

もうすぐ村が終わる

村を出て、国道にぶつかったところで向かい側に渡らず左折、そのまま国道に沿った砂利道の坂をを上った。左側からの風が強すぎて体がよろめく。すぐ横の国道を大型トラックが猛スピードで走ると、その風圧でよろめく。昨日もそうだったけど、強風というのは巡礼者にとって、かなりの強敵。歩いても歩いても進まない(ように思える)し、やる気を失わせる。

強風以外の強敵は、レインポンチョ。ポンチョを着ていると、普通にジャケットだけを着ている時に比べて空気抵抗が大きくなって進みにくくなる。私のポンチョの素材のせいか、ポンチョの中は水浸し。まるでサウナスーツ。やたらと汗をかいてインナーウェアやフリースが汗で濡れ、それが冷えて寒すぎて鼻水が出る。テイッシュで鼻をかんでもかんでも鼻水。手ぬぐいマスクが、外側からの雨と内側からの呼吸(呼気)でじっとり濡れてきちゃった。でも外すと顔が冷たいから外せない!

Photo by エリー

国道沿いの巡礼路を歩き続けたら、遠く前方にSahagun(サアグン)の村が見え、巡礼路が二手に分かれる。どっちが正解かな?ひとつは、そのまま目の前の階段を登り、国道の上の橋を通って反対側に渡るルート。もう一つは、左に大きく迂回していくルート。

石像はあるけど、標識がわかりにくい。私よりも前を歩いていたエリーが「目の前を歩いていた男性の歩くペースが早すぎて、一生懸命ついてきたつもりだけど、彼がどっちのルートを選んだかわからないの」結局、左ルートを選んで正解だった。

雨は降り続け、ニットの手袋が濡れて冷たい。横から吹く風でなかなか前に進めない。うひょー!とか、うわー!とかよくわからない雄叫びをあげなきゃ、やってらんない。また国道沿いの巡礼路になった。下り坂が続く。あとちょっとで、レオン県最初の大きな村サアグンに到着するはず!やったー!ということで、昨夜iTunesでダウンロードしたThe Greatest Showmanのサントラアルバムで気分を盛り上げますか。Oh, this is the greatest show!

まだまだ雲は厚く、空はグレー。雨は続いてるし、風も強い。でもサアグンに行けばバルがあって、あたたかいバルの中でカフェ・コン・レチェ飲むんだ、朝食のクロワッサンも頼んじゃう?だからここはペースを上げて歩いていこう。全然進まないけど、少しは村に近づいてる。

このまま直進してサアグンに入るんだよね?え?国道を渡る?迂回路?村が遠のいてない!?ガーン。

サアグンの村

今回は村が見えてからが長かった、、、やっと村に入ったと思ったのに歩いても歩いても、バルがあるエリアに到着しない。サアグンは結構大きな村、と聞いていたけど、想像していたよりもひっそりとしている。

音量をあげて気を紛らわせる。Oh, this is the greatest show!そう、これはshowなの。さらに今日は足が痛痒い。原因はなんだろう?歩けないような痛さ&痒さではないけど、痛痒くてつい気になる。

カフェ・コン・レチェがぬるかった

出発から約2時間半後、9:45にサアグンのバルで休憩。カフェ・コン・レチェとクロワッサンのセットで2.2€。こんなに冷えた日に限って、カフェ・コン・レチェがぬるかった。泣ける。トイレも間に合った。

Terradillos de los Templariosを出発してから13㎞。外があまりにも寒いせいで、このバルで休憩していく巡礼者達がたくさん。30分ちょっと休憩して、10:20頃出発。さむいー!バルで暖まったことでまた逆に外が寒く感じる。やばい。

サアグンの村を抜けていく

下り坂で街を抜けたら、巡礼者用の撮影スポットがあったので写真撮影して(撮影用に握る鉄の棒がめちゃくちゃ冷たい)、先を急ぐ。

雨があがった!

今度はまた国道沿いの1本道。ここでも地元民の歩くスピードが速い!お散歩中のおじいさんにも軽く追い抜かれる。ここでも横風と雨に襲われながら、ただただ歩く。つらい。無理。

また雨が降ってきた。国道が交差する箇所では道標がわかりにくかった。スマホアプリとガイドブックの地図を見比べてエリーと相談しているところに、ちょうどフランス人のおじいちゃん巡礼者達がやって来たので話し合い、方向を決定。よかった、少し進んだところに巡礼路を示す黄色の矢印があった!

さっきの村サアグンから今日の目的地までは残り10㎞!大きなアップダウンはないけど、ひたすらに1本道。

村の入口(ここから住居エリアまでが遠い)

平坦な道が得意なエリーがものすっごいスピードで歩き始めた。寒すぎるから早く温まりたくて早足になっちゃうの!と言う彼女に必死で追いついて歩いた。先に行ってもらえばよかったけど、ここで彼女と離れて自分のペースで歩き始めたら一気にスピードが落ちて到着しなくなりそうだったから。

遠くに今日の目的地の村Bercianos del Real Camino(ベルシアノス・デル・リアル・カミーノ)が見えた!わーい!これがまた遠い、、、全然近づかない。見えてるのに、、、風!もう!風がなければ進めるのに!昨日もつらかったけど、今日また「つらさレベル」更新したんじゃないかな。ということは明日はもっとつらいってこと?歩きながら泣きそう。

シーン

12:20すぎ、Bercianos del Real Caminoの村に到着!巡礼者はおろか、地元民が全然歩いていない。人の気配が全くない。曇り空で全体的にグレーのせいもあり、廃村?と思ってしまうほど全体的に暗い印象の村。エリーがGoogle Mapで昨夜決めたアルベルゲを探してくれているのを、横でぼんやり待つ(人任せすぎる末っ子体質)。

アルベルゲまであと400m!これがつらい。村に入ってからは気が抜けてしまう。ポンチョの内側に溜まった水滴が袖口から逆流して手に垂れてくる。冷たい。

今夜のお宿!

途中、第1村人のおじいさん発見。彼から話しかけられて足止めされる。この村に泊まるのか?ここに泊まる巡礼者は少ないぞ、まだ昼なんだからもう少し先の村まで歩いたほうがいい!的なことを言われたみたい。もちろん、これ以上歩く気のない私達は12:30頃、アルベルゲに到着。本日の巡礼は終了♡

アルベルゲのメイン食堂 兼 地元民の憩いの場

このアルベルゲは建物が2棟あり、メイン棟の1階食堂に暖炉があって、非常に暖かい。ずっとここにいたい。メイン棟の宿泊施設は個室、別棟はドミトリー。安価なドミトリーは20床しかないと聞いて急いで歩いてきたけど、どうやら私達が本日1番乗りだったみたい。ベッド代9€を払ってチェックイン。韓国女子チョウが足を痛めて、すごいスロウペースで歩いているから到着がすごく遅くなりそう、20床に間に合わないかも!という情報が入ってきたので、エリーが立替えてチョウの分のベッドも確保。いつの間にか、エリーが、若くて危なっかしいチョウの母親代わりみたいになってきている(笑)

別棟のドミトリー部屋には暖炉がなく、極寒だったということをお知らせします

早い者勝ちだったので、ベッド下段を確保。Wi-Fiもなかなか速い。Weak Securityなのが気になるけど。シャワーブースがトイレと同じユニットバスタイプ(誰かがトイレを使っているとシャワーが使えず、シャワーを使っているとトイレを使えない構造)なので、他の人の迷惑にならないよう、急いでシャワーを浴びた。お湯がじゃぶじゃぶ!排水がうまく機能してなくて、トイレのほうまで床がべったべた。

韓国製のベッドバグ用クリーム

韓国製ベッドバグ用錠剤

シャワーから出てきても、やっぱり足が痒い。これってやっぱりベッドバグ、、、?そこへまた韓国の神ジニー降臨。「Yukaさん、ベッドバグですか?わたし、薬いぱーいありますから!この薬塗ってください。こっちの薬は食事の後に食べます。どうぞ!」優しすぎる。錠剤の色がショッキングピンク!

ジニーにもらったクリームをヌリヌリしていたら、ブリューが来て「村に唯一ある食料雑貨店は13:30にシエスタタイムに入っちゃうらしいよ」と言う。あと10分もない!エリーに声をかけて、髪がビチョビチョに濡れたままジャケットだけ掴んで慌てて駆け出した。

ザックリとした方角だけ聞いて出てきてしまったので、少し迷いつつ、奇跡的に発見!品揃えは全然良くなかったけど、なんとかランチとディナー用の食材ゲット。パスタが陳列してなくて見当たらなかったので、ドンデエスタ パスタ?(パスタはどこですか?)のいんちきスペイン語が通じちゃった(笑)

アルベルゲに戻って、オスピタレイラ(管理人)にお洗濯をお願いして(洗濯3€、乾燥4€を3人でシェア)遅めのランチに。

ドーナツとオレンジジュース

キッチンで、ドーナツとオレンジジュース、細かく砕けたポテトチップス(数日前に買ったもの)で遅めのランチ。みんなでおしゃべりしながらも、痒い足が気になる。もしベッドバグだとしたら、刺されてるのは私とヨンだけ。ガーン。

時間は十分あるけど、足が痒すぎて日記を書く気にもならないわ。ドーナツが美味しくなくて1つの半分しか食べなかったせいでお腹がすいてきた。それにしても、ここのキッチンの長テーブルの椅子が硬くて、壊れかけていてギシギシ揺れて、お尻が痛い。

写真左端の真ん中テーブル(白いチェアの横)にご注目!大きなひょう!

なにか音がするなあと思って窓ごしに外を見たら、雹(ひょう)が降ってる!!!だからこんなに寒いんだ。

暖炉の前でインスタントカルボナーラパスタという幸せ

持ち運んでいたミカンを1個食べたけどまだお腹が空いていたので、ヒョウの降る中、中庭を突っ切ってメイン棟に避難して何か食べることに。外はものすっごく寒いけど、メイン棟の食堂の暖かさと言ったら!暖炉ってすごい。地元のおじさん達が集まってサッカー観戦しながら宴会中。そうか、ここの食堂が村の憩いの場でもあるんだな。だってバルもなさそうだもの。

食堂で販売していたKnorrのインスタントカルボナーラパスタ(1.5€)。個室に泊まるヘジンオンニが2階から下りてきたので、暫し談笑。17時すぎたから、そろそろスパゲティ作る頃かな?と思ってドミトリー棟に戻ってキッチンに行くも、誰もいない。みんな帰ってくるまでベッドでゴロゴロ、、、のつもりが、本気で寝ちゃってた。

トマトとツナとナスのパスタソース!

大量のスパゲティも準備完了

絶品♡

今夜の自炊メンバーは、エリーとブリューと私。エリーの指示の下、協力して自炊した。メニューは、トマト&ナス&ツナソースのスパゲティ。かなり限定された品揃えの食品雑貨店で、シエスタ閉店までの数分間で慌てて選んで手に入れた食材で、驚くほど美味しいソースができてしまった、、、言葉がみつからない。記憶に残る味。美味しすぎて食べすぎちゃった。

一方の韓国チームは、普段なら「これも食べてください〜」と何でもおすそ分けしてくれるのに、今夜は何も言わないからどうしたのかなーと思っていたら、スパゲティ茹で担当のヨンが失敗して、麺が固すぎてとてもおすそ分けできるレベルじゃなかったらしい(笑)

「辛ラーメンはデザートです!」と言いながら、スパゲティのあとに辛ラーメンを鍋からすすっている。本当に辛ラーメン好きね。スペインのかなり小さな食品雑貨店やスーパーでも高確率で母国の味、辛ラーメンが手に入る韓国人は羨ましいかも。辛ラーメンの後、ゆで卵とアイスクリームも食べてた韓国男子達。食欲すごい。そして太らないのもすごい。

食後、お茶を飲みながらみんなで明日のプランを話し合った。明日の目的地は27km先のMansilla de las Mulas(マンシージャ・デ・ラス・ムラス)に決定。小さな村で、レビューのいいアルベルゲのベッド数が少ないということで、スペイン人のブリューが代表して予約の電話を入れてくれた。

今夜このアルベルゲに泊まれなかったジョンも予約人数にいれてみたけど、誰もジョンと連絡手段がない。今夜はジョンもこの村の別のアルベルゲに宿泊しているはずだから、明日巡礼路でジョンに会ったら誰かが伝えればいっかー。ということで、いつの間にか、団体旅行みたいになっている私達。

足が痒くて痒くて、どうにかなってしまいそう!少しでも負担を減らすため、明日はバックパックを送ることにした。エリーがトランスポーターサービスの業者に電話して確認してくれたから、こちらも安心。

薬もらったり、予約電話してもらったり、みんなの優しさに、生かされてます…!噂ではよく聞いていたものの、巡礼中に出逢う人々のGIVE精神のすごさ。私にできること、与えられるものは惜しみなく与えたいと、改めて誓った。

乾燥が終わった洗濯物を受け取って、軽くパッキングしたりして、おやすみなさい。ああ、足が痒い〜。

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