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【スペイン巡礼14日目】雨用ポンチョという名のサウナスーツで汗だくになった日。食後のエクストラカミーノ、山の上の城塞で髪ぐちゃぐちゃになりながら見た景色が美しすぎて食べたばかりの韓国ビビンバの味さえ忘れるほどでした

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Hornilles de Camino(オルニージョス・デル・カミーノ)〜Castrojeriz(カストロヘリス) 20.5km

6時起床。昨夜はなぜか眠れず、3時間睡眠で朝を迎えた。荷物を両手に抱えて1階のリビングスペースに降り、朝食しながらパッキング。朝食は、ブルゴスで買ったパンオショコラ(潰れてた!)、オレンジジュース、チョリソー。集中力がないせいか、パッキングをしながらちょっと朝食を食べ、またパッキングを再開して、また朝食を食べたくなる。日常生活ではそんなことないのに、不思議。

今日もまたメセタ!

7時頃、アルベルゲを出発。小さな村だから、やっぱり外は真っ暗!今日は先日の反省(アヘスに宿泊した翌朝)を活かして、アルベルゲ屋内でヘッドランプを装着しておいた。おっと、このヘッドランプってライトの照射角度変えられるんだ!意外と広範囲を照らせるのね。(2週間前に気づきたかった)

ヘッドランプの光もないよりはましだが、それでも暗いため、エリーと一緒に注意深く、標識を探しながら進む。巡礼スタート当初に苦しめられた足のマメはほとんど潰れて皮膚が硬くなり、全く痛くない!いい感じ。

そうそう、早朝の真っ暗な中を1人で出発するのは危ないし、不安なので、なるべくエリーと一緒に出発するようになっていて、自然と出発時に「パスポートは?クレデンシャルは?お財布は?スマホは?、、、ある!」とお互い確認し合うようになっていた。スペイン巡礼は一方通行。忘れ物をしたら、なかなか戻れない道だから。パスポート、クレデンシャル、財布、スマホさえあればなんとかなるよね、って。

振り返ったら、朝焼け!この瞬間を見る度に、早起きしてよかったー!と思える

村を抜けると、また昨日と同じようなメセタの中の一本道が延々と続く。7:30頃に、空が明るくなってきた。後ろを振り返ると美しい朝焼け。と思ったら、ポツリポツリと雨が降り出した!

荒野に佇む女

やばい!慌ててバックパックを下ろし、ポンチョを取り出してバックパックの上から被った。ポンチョを着て少し歩き出したらすぐ雨は止み、太陽が出てきたけど、また立ち止まってポンチョを脱いで畳んでリュックにしまうのもめんどくさかったので、そのまま約10km先のHontanas(オンタナス)の村まで歩くことにした。(後悔先に立たず、、、この時に脱いでおけばよかった!!!)

ここから約2時間、何も視界を遮ることのないメセタの中の、ほぼ平坦な道をひたすら歩いていく。植えたばかりの小麦が緑の絨毯みたいで綺麗。非常にカミーノっぽくて楽しい。ガイドブックによると、オンタナスへの巡礼路沿いに、電気・シャワー・トイレのないアルベルゲがある村サンボルがあるとのことだが、そのアルベルゲを見つけようと思って注意深く見ていたのに、結局わからないまま通過してしまった。電気・シャワー・トイレがないって、逆に何があるのかな?笑

下り坂の下にある村オンタナス

し登り坂が続いたと思ったら、すり鉢状の底の部分にオンタナスの村が見えてきた。今までの巡礼路中にある村は、小高い丘にあることが多く、村に入るにはかなり急な上り坂を上らなければいけなかったけど、ここは全く逆

わかりやすい矢印

結構急な傾斜の下り坂を下りていき、村に入ってもさらに下り坂。

バルで休憩

9:35、あまり大きくない村にバルが何軒あるかわからなかったので、一番最初に目についたバルに入った。(うーん、このバルはいまいちだな、次に現れるもっといいバルに入ろかなあ、とより好みしていたらバルがないまま村が終わった、、、という経験があるため)

バルでポンチョを脱いだら、汗びっしょり!ポンチョ内にも、その中に着ていたゴアテックスジャケットの外側にも大量の水滴が!まるでサウナスーツ!これは汗臭くなるよ…汗びっしょりで、トイレを借りてスッキリ。カフェ・コン・レチェ1.3€を注文。テラス席で、バナナを食べた。ポンチョをテキトーにくるくると畳んでしまい、バックパックのショルダー部分のベルトを少し短めにして、バルを9:50頃に出発。

あれ?バルに何か忘れ物してきた?と思うくらいバックパックが軽い!もっと早くこうしてれば、、、とも思ったけど、これからゴールまでまだ20日間はあるから、今気づいてよかったということにしよう。既に今日の目的地の村Castrojeriz(カストロヘリス)までの半分は過ぎた。残り、約10㎞

石がゴツゴツで歩きにくさ爆発

スタスタ

ごつごつした石ころばかり、歩きにくい細道を進み続ける。後ろを歩くエリーから、私のバックパックが左向きに傾いてると指摘があった。バックパック内の寝袋のバランスが良くないのでは?ということで、明日のパッキングでは寝袋をバランスよく入れてみようと思った。

サン・アントンの修道院跡

途中からまた県道沿いに出た。車道横を歩くため、ときどき通るトラックや車が猛スピードで通り過ぎる際の風圧がすごい!11:10頃、サン・アントンの修道院跡を通過。ここからもずっと車道沿いを歩いた。石ごろごろの砂利道ではなく、舗装された平坦なアスファルト道なので、それなりに早く歩ける。

前方にカストロヘリスの村が見えてきた!

前方、遠くに本日の目的地Castrojeriz(カストロヘリス)が見えてきた。山の南側半分を巻く形で村が広がっており、山の上に城塞がある。この感じだと、村まではあと1時間くらいかなあ。エリーとおしゃべりしながらのんびり歩いた。

さて、今夜のアルベルゲはどこにしようか。スペイン男子ブリューの泊まる公営アルベルゲ(5€=約630円)か、ヤング韓国人巡礼者に大人気の、ディナーメニューでビビンバが出るアルベルゲ(11€=約1,400円)か。

韓国アルベルゲだと、韓国人達の韓国語ワールドに疲れる可能性もあるけど、Wi-Fiは早そう。(ネット命の韓国人向けなのにWi-Fi遅いアルベルゲは評判悪そう、という勝手なイメージ笑)一方、公営アルベルゲはWi-Fiがないか、あっても繋がらない可能性大。それは無理。ベッドでもWi-Fi使えないアルベルゲは泊まりたくない!

韓国男子ジニーは「このアルベルゲは夕食にビビンバがあるんですう!」と昨夜からワクワクしていたけど、私達日本人の素朴な疑問として、スペインの田舎の村で、本当に常時ビビンバがあるのか?オンシーズンでもないし、常に巡礼客が来るわけでもないのに用意してあるのか?

他の話題としては、韓国人達の韓国料理に対する情熱のすごさ、辛さへの熱望を目の当たりにすると、日本人として少々驚きを隠せないね、と。だってまだ巡礼スタートして2週間、私達ってそんなに和食求めて大騒ぎする?しないよね。あれば食べるけど、なかったら別の国の料理食べるしねえ、なんて。

それにしても、最初の頃に比べてかなりたくさんの距離をサクサクと歩けるようになったよね!と2人で自画自賛。ほんとにそう。オンタナスのバルを出発した直後よりはバックパックの重みを少し感じるようになったけど、それでも10㎏越えの荷物を背負って、15分ほどのバル休憩を挟んだだけで、5時間近く歩くなんて。感動。誰も褒めてくれないから、自分たちで褒めあうしかない(笑)

日本の、ある日の私

スペイン巡礼中の、ある日の私

ほぼ2週間、一緒に過ごしているエリー曰く、私の顔は小さくなり、脚は細くなってるらしい。まあ♡そりゃ、日本にいる時には絶対歩かない距離を、しかも平坦じゃなくて坂道を上ったり下ったりしてるんだもの。日本にいた時に運動不足すぎただけ(笑)単純計算すると、カミーノを歩き終えたら、その後1年分は歩かなくてよくなるかも。

結構前から見えてるのに、村の入口に全然到着しない!だんだん日差しがきつく、暑くなってきた。重いバックパック、早くおろして座りたいよ〜。

カストロヘリスの巡礼路

11:40、やっと村の入口に到着。さて、韓国アルベルゲ「オリオン」はどこかな。早速、オリオンの看板を発見。ビビンバ、辛ラーメン、キムチ、チャミソル…思いっきり韓国アピールの写真の数々(笑)

今夜のお宿!

中庭

11:50、オリオン発見。中庭のパラソル下には、チェックイン待ちのジニー。オスピタレイロのスペイン人男性に、Wi-Fi速い?と聞いたら、速いよ!というので、ここで決まり。中庭奥の小屋に登山用ストックと登山靴を置いて、私達も中庭のパラソル下で休憩。12時チェックインのはずだけど、今シーズンは昨日営業開始したばかりらしく、色々間に合ってなくてテンヤワンヤのご様子。ビビンバ、あるかな?

レセプション後ろの韓国ワールド

待たされて、12:10にチェックイン。レセプションの後ろに辛ラーメン他、韓国食材がずらり。ベッド代は11€、夕食はビビンバとスープ、ドリンク付きで10€。

男女混合部屋

8人部屋で、ベッド下段を確保。シャワーはお湯が出たけど、バスルームの構造やシャワーの排水については課題多すぎ。このアルベルゲ、巡礼中に意気投合した韓国人とスペイン人が2016年に営業を開始したという噂。施設自体は新しくてオシャレっぽくしてあるけど、巡礼者側からすると、使い勝手はかなりよくない。本当に、巡礼者として巡礼宿に泊まったことあるのかな?と疑問を持ってしまうレベル。

シャワーを浴び終わって、エリーを待ちながら、ブルゴスの怪しい雑貨店で買ったオレンジを食べながら、中庭で日向ぼっこ。なぜなら部屋の中がめちゃくちゃ寒かったから。本当に本当に、この時間帯のアルベルゲ内は寒い。夜は暖房を入れてくれるけど、この時間帯はついてないから。オレンジは美味しかったけど、まだお腹空いている。

プラザマヨール

洗濯&乾燥代は合わせて9€(洗濯&乾燥の値段が巡礼路進むにつれてどんどん上がってる!それなのに、全然乾いてないことが増えている!とエリーご立腹)を出して、ランチを食べるためにバルを探して村をぶらぶら。アルベルゲのキッチンでは韓国人達が狂喜乱舞で辛ラーメンをすすっていた。

シエスタのためか、村には全くひとけがない。ほぼ誰も歩いてない。本当に人が住んでるの?15分ほど歩いて、Plaza Mayor(プラザマヨール)という村のメイン広場の前、しょぼいバルでピザとコーラを注文して10€。

空腹のおかげで、冷凍ピザも美味しく感じられた

バルに入ってピザを注文したら、私達の目の前で冷凍ピザの包みを豪快に開ける店主。うんうん、冷凍だとは思ってたけど、せめて裏でやってほしかったな(笑)さらに、このおじさん店主、ピザとコーラの値段がわからず慌てる。というか、なんでこのバル、メニューに値段が書いてないのか。

バルのテラス席、まわりのテーブルからの煙草の煙が充満する中でピザを待つ。お腹すいているから、早く食べたい。運ばれてきたコーラの炭酸は抜けている。かなり待たされた。やっと運ばれてきたピザは冷凍にしては美味しいし、温かいものが食べれたから、これで十分。

帰り際に、バルの並びに小さな食品雑貨店を偶然発見。かなりしょぼいけど、水やヨーグルトなど明日の朝食は確保できてよかった。アルベルゲの宿泊費と、宿やバルの巡礼者メニューの値段のバランスがおかしい。いや、宿泊費が安すぎるってこと(笑)

みんなでビビンバ

韓国人達の入れるコチュジャン量に驚愕した

デザートのヨーグルト

アルベルゲに戻って、ベッドでゴロゴロ。うとうとしていたらディナーの時間19時ちょっと前になったのでキッチンエリアへ。韓国勢待望のビビンバ。白米の量が多い!ついついたくさん食べてしまったけど、さっきのピザといい、出されたからといって全部食べなくてもいい。食べたい量だけ美味しくいただく。これで少しは痩せるはず。明日からは気をつけよう。(気づくの遅いヨ)

巡礼スタートから数日、私達と同じペースで歩いていた韓国系フランス人男子の話題になった。彼は足を負傷したため、途中をバスでスキップして、今日サンティアゴ・デ・コンポステーラにゴールしたらしく、韓国女子チョウに写真が送られてきた。その写真を見たら、驚くほど痩せていて、小顔になっていて、あまりの変化にみんなで爆笑。10日間ほど歩いただけで、こんなに痩せる?フォトショ!?バス利用した彼がこんなに痩せるなら、1ヶ月以上歩く私達も痩せるよね?痩せなかったらフォトショ使おう!と大盛りあがり。

丘の上の城塞

20時少し前にディナーはお開きになり、早速ベッドでゴロゴロしようかな〜と思ったら、数名が食後の運動のために山の上の城塞に行くという。誘ってもらったのを最初は断ったけど、ゴロゴロしてばかりも良くないので参加することに。ビーサンでは無理なので、靴下を持って外に出て、登山靴に履き替えて出発。

参加者は、ジニー、チョウ、エリー、私の4名。元気すぎるジニーは夕方既に1回、この丘に登ってきたそう!「傾斜は緩やかだけど時間のかかるルートと、かなり危険だけど近道ルート、どちらにしますか?近道はハイリスク・ハイリターンです!と言われて、じゃ、近道で(笑)

軽やかに上っていく20代

ヘッピリ腰で上ってくる30代

ハイリスク・ハイリターンの近道(ケモノ道)は想像以上の崖で、日本人30代女子2名は腰が引けて、息が切れて、大変。

城塞の展望台にて(Photo by ジニー)

ハードな上り坂を上りきり、10分ちょっとかけてなんとか山の上の城塞入口まで到着。風がびゅーびゅー!ゴオオオオー!と唸っている。

城塞の中の狭くて急な階段を登り、最上階に行ったらすごい眺め!感動的!見渡す限りのメセタ。今日歩いてきた道も、明日歩く道も、全部見渡せた。つらかったけど、エクストラカミーノしてきてよかった!!!と思える景色に出逢えた。

韓国人20代2人のインスタ映え写真へのこだわりを垣間見て、私達の写真も撮影してもらった。女子3名の後ろ姿を撮りたい!というジニーが、不安定な足元の展望台で、ベストポジションのために私達の背中を軽く押した時は、まるでダチョウ倶楽部みたいな動きになっちゃった。押すなよ、押すなよ、みたいな。

城塞!

ローリスク・ローリターンの道で下山

帰り道は、遠回りだけど安全なルートで下山。ローリスク・ローリターンな道だったので、かなり時間がかかったけど、日没の瞬間も見れた。ボキャ貧だけど、本当に美しかった。言葉がうまくみつからない。

風がさらに強く、暗さが増してきた21時過ぎ、アルベルゲに帰還。はあ、きつかったし寒かったし怖かったけど、楽しかった!行ってよかった!

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